予備校産業
代々木ゼミナールと言えば、日本の3大予備校の一つと言われているが、それが受験産業から撤退するそうだ。浪人生を対象に個別指導で人気を得て、全国各地に27の校舎を設置したが、来年20か所を閉鎖すると発表した。
同社は、全国にある予備校の建物をホテル・オフィス・商業施設に改造し、不動産業への転換を目指していると言う。少子化に伴う受験生の急減で予備校産業に未来がないと判断したからだろう。
日本の18歳人口は、1992年の時点で204万人いたが、20年後の2012年には120万人に減った。浪人生も同様で20万人から8万人まで急減している。
一方、政府は大学設立の要件を緩和した為、四年生大学の数はむしろ増えている。学生数の減少で、現在四年生私立大学の約半数が定員を割り込んでいる。殆どは出願すれば入学できる時代になった。予備校産業は今後どうなるのだろうか。
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