かくれ里

火曜日, 9月 30, 2014

香港の学生運動



香港は中国領土であるが、イギリスの植民地だった。1997年に主権が移譲され中国に返還された。だが、社会主義国である中華自民共和国の中で2047年まで資本主義システムが採用されることになっている。
 
香港は香港特別行政区として改変され、特別行政区政府が成立した。そして返還後50年間は一定の自治権の付与と中国本土と異なる行政・法律・経済制度の維持が認められた「一国二制度」が実施されている。
 
この度の学生による民主化運動の原因は、首長である行政長官選挙が2017年に実施されるが、中国政府は行政長官候補者の事前調査を行うと決めた。これは民主化候補外しが目的だろうが、おさまらないのが香港市民だ。その中で学生たちが立ち上がって抗議のデモになったのだ。
 
今回の学生運動が天安門事件と同じ様なことにならないか? 今、中国各地では政府に対する反対運動が起こっている。集近平政権も国民の不満の抑え込みに必死だ。香港の民主化運動が今後どのようなことになるか注目していよう。