かくれ里

木曜日, 2月 12, 2015

建国記念の日



昨日は国民の祝日で「建国記念の日」だった。ところが、日本青年会議所(JC)が行った調査によると、日本が建国された日を知っている日本人は、2割未満しかいないと言う結果が出たそうだ。
 
日本の起源を祝日にしようという動きは、明治時代、神武天皇(初代天皇)即位の日を日本の紀元とし「紀元節」としたことから、全国の神社では祭事が催されていた。
 
しかし、戦後になりGHQの意向で紀元節は廃止されたが、その後の調査で、国民の80%以上の人が建国を記念する日を望んでいることがわかり、1966年の国会で提案が承認され、1967年から適用されることになった。
 
日本書紀では日本国を統一したのは神武天皇であると書かれているが、歴史学上では、神武天皇は実在の人物ではなく「神話」として位置付けられている。「建国記念の日」が成立する時には、専門家による多くの議論があったようだ。