シリア難民
2011年に反政府デモが始まった中東の国シリアでは、当初はアサド政権と反体制派の衝突だったのが、その後複数の過激派組織が入り乱れた戦闘となって、住む場所を失って国外に逃れた難民の数は400万人に達する見通しとの事だ。
さらにシリア国内にも、テントや廃墟で暮らしている人が800万人以上いると言われている。国民の半数以上が家を失い助けを求めているのだ。
難民や国内避難民は疲れ切っている。それに、子供たちが学校に行けず教育を受ける機会を失っていることだ。国の将来を担う子供たちが、まともに教育が受けられないのはやはり大きな問題だ。
このような子供たちの為にも一日も早く内戦を終わらせねばならないが、簡単な問題ではなさそうだ。周辺国の難民受け入れは限界に近く、日本にも受け入れを求める声が出ている。今のところ日本は食糧援助やインフラ整備などで貢献する姿勢を示すことにしているようだが、子供たちが安心して学校へ行けるようにしてあげたいものだ。
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