かくれ里

日曜日, 3月 15, 2015

日独関係の再構築



ドイツのメルケル首相が3月9日に7年ぶりに来日した。10年間ドイツを率いてきた首相だが、これまでは日本を無視し中国と蜜月関係を築いていたが、中国経済の失速が明らかになり日本との関係改善に乗り出したのだろう。 

来日の目的は最近のウクライナ情勢や、日本との関係などについての話し合いが論点になると予想されていたが、メルケル首相の発言で取りざたされたのは日韓の歴史問題によるものだった。 

メルケル首相の来日により、日独の良好な関係の構築を期待していたが、そこに至るまでに先にやらねばならないことのあることに気づかされた形になった。 

ウクライナ問題では、メルケル首相の本音はプーチン大統領と適当なところで手打ちしたいと考えている。日本もロシアとは友好関係を保ちたいと思っている。今回の日独会談の一番の成果は、ロシアを再び国際社会に復帰させようと手を握ったことだろう。