かくれ里

金曜日, 4月 03, 2015

憲法審査会



昨日、衆議院憲法審査会が開催された。自民党は憲法改正に向けて、項目の絞り込みを始めたい考えのようだ。
 
具体的には、公明党をはじめ出来るだけ多くの政党の理解を得やすい項目として、▼環境権、▼大規模災害などを想定した緊急事態条項、▼財政規律の条項などを憲法に盛り込むことが検討されている。
 
自民党の本丸は、憲法9条の改正だが、これを直ちに問うことは公明党の理解が得られないという判断がある。公明党からは憲法改正そのもの自体、機が熟していないという意見も出ている。
 
憲法改正は、自民党の思惑通り簡単には行かないだろう。安倍総理は来年夏の参議院選挙を見据えながら、自民、公明、両党、そして野党も巻き込む形での駆け引きが続くことになるだろう。