かくれ里

木曜日, 4月 30, 2015

ネパール連邦民主共和国


これまでネパールという国はヒマラヤ登山の玄関口ということ位しか知らなかった。だが、今回の大地震で関心を持つようになった。インドと中国チベット自治区に接し、面積は北海道の1.8倍ほどで人口は2650万人。経済的には後発開発途上国である。主たる産業は農業で、観光業も盛んだ。

 しかし、今回発生したM7.8の大地震の被害はネパール経済にとって壊滅的な影響を与えそうだ。首都カトマンズや観光都市の寺院が崩壊し見る影もない。この国の建物は日干し煉瓦を積み上げて出来ており、大地震が来ると積み木細工のように崩壊してしまう。

国連は、最終的な死者は1万人を超えるだろうと見ている。各国から緊急援助の申し出があり援助チームを派遣しているが唯一の国際航空がパニック状態で救援機の着陸が出来ない状態だ。日本の救援隊はやっとのことでネパールに入国できた。
 
日本でも大きな災害は度々起こっているが、日本人の国民性であまり大きな混乱もなく何時の日にかは終結する。ネパールはどうだろうか。この度の壊滅的な被害による立ち直りは非常に厳しいように思われる。