かくれ里

日曜日, 8月 02, 2015

TPPはどうなるのか



TPP(環太平洋パートナップ協定) は今回のハワイにおける閣僚会議で合意を図る意気込みで臨んだが決着に至らなかった。各国の利害調整に手間取ったためだ。
 
会議終了後、アメリカのフロマン代表は「今後も交渉を続けるが日程は決まっていない」とコメントし、日本の甘利大臣も「もう一度会議を開けばすべて決着する」と述べた。しかし、実際には次回の会議日程も決められなかった。
 
アメリカも日本も今回こそはと交渉に臨んだが、各国が自己主張を繰り返すだけで前へ進まなかった。各国は一定の妥協を図らなければ決着は難しいだろう。
 
アメリカは来年になると大統領選挙が始まる。残された時間はあまりない。何とか今年中に決着を付けたいだろう。各国にもそれぞれ複雑な国内事情があるだろうが、オバマ大統領と安倍首相の政治決断が無いとTPP交渉は解決しないのではなかろうか。