かくれ里

水曜日, 4月 06, 2016

TPP承認案と関連法案


 
 
今日の衆議院本会議で政府は、TPPによって巨大な経済圏が出現し、暮らしがよくなると説明し訴えて行く方針のようだ。
 
一方、民進党など野党はTPP交渉には不透明な部分が多すぎるとして交渉過程の概要を明らかにするよう求めると同時に、甘利前経済再生担当大臣の参考人招致を求めている。
 
しかし、交渉過程は相手国の了承がない限り公表しない約束になっているので詳細を引き出すのは容易ではない。とはいっても、大筋合意後に試算した農業への影響額については、少なすぎるとの農家からの声がある。
 
民進党はこうした点も追及して、TPPの問題点をあぶり出そうとしている。今国会中には5月の伊勢志摩サミットや、夏の参議院選が控えていて会期の延長は難しい。今後の政府の対応を見守りたい。