かくれ里

月曜日, 3月 19, 2018

パナソニック創業100年


パナソニックが今月で創業100年を迎えた。創業者の松下幸之助氏が大阪市で設立した製作所は、株式会社 松下電器産業と改称し、戦後は国内の家電メーカー各社とともに世界に飛躍した。
 
 パナソニックは、他社が先行発売して人気となった後に自社製品を投入しシェアーを奪った。松下幸之助氏は経営理念として、水道水のように製品を安く大量に供給しようという「水道哲学」を説いた。また、系列販売網にも力を注いだ。
 
 1990年代以降、円高や人件費の安いアジア企業の台頭で、日本の家電業界は劣勢に立たされ始めた。巨額投資したプラズマテレビが、液晶テレビとの競争に敗れ大幅な赤字に陥った。現在では「脱家電」を掲げ、収益性の高い自動車や住宅産業などの企業向けビジネスの強化に舵を取り業績は急回復した。これからの時代は、あらゆるものをインターネットにつなぐIoTや、人工知能(AI)の活用で社会は大きく変化しつつある。
 
 それにしても、大量生産・大量販売で20世紀に急成長を遂げた松下電器(パナソニック)とともに、商売が出来た自分は幸せだったと思っている。