ISSはどうなる
国際宇宙ステーション(1SS)は、建設が始まって20年になる。中心メンバーのアメリカのトランプ政権は、予算を2025年までに打ち切る方針を打ち出している。ISSは今後どうなるのだろうか。
ISSはサッカー場ぐらいの大きさで重さは約420トン。凡そ400km上空に浮かんでいて、90分で地球を一周する。アメリカが欧州や日本に呼びかけて開発が始まった。1998年11月に最初の部品を打ち上げて建設を開始し2011年に完成した。
重力が地上の100万分の1で大気がほとんどないという環境を利用して、宇宙での実験や地球の観測などをしている。宇宙飛行士たちは、実験や観測のほかロボットアームを使って補給機をキャッチしたり、ISSの外に出て修理などをすることもある。日本は、大型バスほどの大きさの実験棟『きぼう』を建設して管理しているほか、補給機『こうのとり』を開発し、打ち上げている。
アメリカ航空宇宙局(NASA)は年間30億ドルを使っている。アメリカは今後月や火星の探査を目指す計画を進めていて、ISSは民間の企業に運営を任せたい考えのようだ。今のところ2014年まで使い続けることで参加国が合意している。それ以後は未定とのことだ。
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