自動車教習所
1960年代はモーターリゼーションが進んで膨張する免許人口に対応するため民間の教習所が国策として増やされてきた。1970年ころには日本全国に1300ヵ所まで急増した。
やがて「国民皆免許時代」が到来し、18歳人口は減少に転じたが、教習所の数は高止まりを続けた。その結果限られたパイを奪おうと値下げ合戦が激化している。
泥沼化する値下げ合戦により、各社の経営環境は厳しさを増している。過去20年の間に150校以上の教習所が廃業に追い込まれたようだ。
自動車教習所が、次々と廃業に追い込まれる主な原因が少子化にあるのには違いないが、若者たちが車に対する興味を失いつつあることも事実だ。国は救済措置として、認知機能検査のようなことをさせて、補助金を出しているように思えるのだが。
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