かくれ里

火曜日, 4月 17, 2018

ハイセンス


昨年11月このブログで、東芝は映像事業を手掛ける「東芝映像リゾーション」の発行済み株式の95%を中国のハイセンスグループに譲渡することになったと書いたが、ハイセンスとは一体どんな会社なのか調べてみた。
 
 日本ではあまり知られていないブランドだが、中国では、ハイアールと並んで大変にメジャーな家電メーカーのようだ。ハイセンスは1969年の創業だそうで、当初は10人ほどでトランジスターラジオを製造していた。1969年と言えばは、僕が開業した年だ。
 
 ハイセンスは、1970年代からブラウン管テレビの製造を始め、90年代になってから白物家電や携帯電話なども製造するようになる。2016年の中国におけるテレビ市場のシェアーは13年連続のNo.1を達成した。近年ヨーロッパやアメリカ市場でも急速に成長しており、テレビの販売台数では世界第3位となった。
 
 今後はグローバル大手との激しい競争が待っているので、競業他社である国際ブランドの買収を続ける積りのようだ。東芝映像事業の買収はまさにその為だろう。今後、世界におけるハイセンスグループに注目だ。