かくれ里

木曜日, 8月 02, 2018

介護保険制度について


介護に必要な高齢者は600万人を超え、かかる費用も10兆円にせまっているとのことだ。そこで、たとえ高齢者であっても経済的に余裕がある人には費用を多く負担してもらい、介護保険制度を将来にわたって継続させる目的で負担額の見直しが行われることになった。
 
 介護保険制度では、サービスを利用した際の自己負担はかかった費用の1割が原則だ。それが3年前に年収が280万円以上ある人は2割に引き上げられた。今回年収が340万円以上の人は3割に引き上げられることになった。
 
 しかし、自己負担にも上限が設けられていて一ヵ月で最大4万4千円である。それでも、年金で生活している人にとっては少なくない額だ。中にはサービスの利用を控える人もあって、様々な影響が考えられている。
 
 長寿社会になった現在、介護保険制度のおかげで家族の負担は軽くなった面はあるかもしれないが、医療と共に莫大な国家予算を必要としているのだ。長生きするならできる限り健康でありたいものだ。