かくれ里

水曜日, 4月 17, 2019

スーダン共和国



 アフリカのスーダンは1956年にイギリスから独立し、スーダン共和国となった。2度にわたる内戦の末、南部地区は南スーダン共和国として独立した。

 
 長期にわたる内戦で、約200万人が死亡し、400万人が家を失ったと言われている。この間30年にわたる独裁体制を築いていたバシール大統領が、先週、失職した。その後も事態は混とんとしている。
 
 政変は、民衆革命と軍によるクーデターだ。2011年に南スーダンが分離独立すると、スーダン政府は石油収入の4分3を失い財政難に陥り、パンの値段が3倍になったりして、人々の怒りが爆発し、バシール大統領の辞任を求める大規模な抗議デモが続いた。
 
 先週木曜日には、軍の幹部らが大統領の身柄を拘束し、暫定統治すると宣言した。しかし、民衆は直ちに民政に移行するように要求して抗議デモを続けている。日本も、今アフリカの国々で起きている出来事を注視し、どう支援するか考える必要もあるのでは。