観測気球
大阪12区の補欠選挙で、投票日前日に安倍総理も応援に入ったが自民党候補が敗れた。これは、維新の勢いを差し引いても政府与党が消費増税を進めようとしていることが敗因ではないのだろうか。
自民党の萩生田光一幹事長代行が、6月の日銀短観で示される景気状況感次第では、消費増税延期もあり得ると発言したニュースは、消費増税を牽制する観測気球と見られている。
萩生田氏は、個人的な発言だと断っているが、もしも安倍政権が増税を先送りすると決断した場合、「国民に信を問うことになる」と言っている。これは、政治的な問題に対して、世論がどんな反応を示すか、どう考えているかを探るための観測気球だろう。
安倍総理の側近とされる萩生田氏の発言だったので、各メディアが取り上げたのだろう。まもなく10連休が始まるが、連休中は政治的な話題が少ないだろうから、世間がどんな反応を示すかを見るのには絶好のタイミングではないだろうか。
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