かくれ里

日曜日, 12月 08, 2019

リチュ―ムイオン電池と今後の社会


  今年のノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんが、授賞式に出席のためスウェーデンに赴いた。式典は日本時間の11日未明に開かれる。スウェーデン国王からメダルと賞状が手渡され、その後華やかな晩餐会が行われる。
 
 吉野彰さんは、リチュームイオン電池を発明したことが受賞の理由だが、現在のモバイルIT社会にはリチュームイオン電池が大きく貢献していることは間違いない。
 
 リチュームイオン電池は平成の初め頃に商品化したが当初は殆ど売れなかった。しかし、1995年にウインドウズ95が発売された頃から普及し始めて、現在ではモバイル機器のすべてに使われている。
 
 さらに、2017年頃から車載用のリチュームイオン電池がモバイル用と逆転した。今後EV自動車の普及に伴い、2025年頃には車載用がモバイル用の10倍のウエイトを占めるだろうと言われている。又、家庭用としても、再生可能エネルギー発電の蓄電用としても普及するだろうと考えられている。