かくれ里

火曜日, 8月 14, 2018

宇宙軍


アメリカのトランプ大統領は宇宙軍の創設を指示した。米政府の計画では、前段階として空軍の宇宙分野を独立させ宇宙軍を設置するとともに、国防総省に次官補を置くとしている。
 
 ペンス副大統領は9日の演説で、2020年までの創設を目指すと表明した。陸・海・空・海兵隊・沿岸警備隊に続く6番目の軍となるが、議会の同意が必要だ。
 
 ペンス氏は宇宙での安全保障システム整備に向け、今後5年間で総額80億ドルの追加支出を求めた。しかし、議会や米軍内には難色を示す向きもあって、構想実現には曲折も予想される。
 
 米議会予算局によると、米国の財政赤字は2020年度までに1兆ドルを超える見通しだ。宇宙軍創設のヒマはあってもカネはない。そうなると考えられるのは、「同盟国」を理由に日本に負担を求めてくるのではという、うがった見方もあるようだ。