吉野本葛
先日、大宇陀の又兵衛桜を見た帰りに立ち寄った道の駅で、森野の「本葛」を買った。森野吉野葛本舗は「白いダイヤ」とも言われる「本葛」を作り続けて400年、さすが伝統の品だけあって、良質の葛である。
葛の花の美しさは古来から俳句や和歌にも歌われていて、秋の七草にも数えられています。また、煎じたものは薬草としての効果もあります。そして、葛の根から取れる澱粉が本葛の原料になります。
吉野本葛は、葛の根を砕いて水洗いを繰り返し、漉して出来た生葛を、寒の地下水で何度も何度も洗って、不純物を取り除いた上で自然乾燥させて作ります。澱粉類の中でも葛粉は最も粒子が細かいため、下痢や風邪などで体調を崩した時には身体を温め癒す効果もあります。
和菓子や日本料理にも多く使われています。僕は、葛きりが大好きで、スーパーなどで見つけるとよく買って来ます。しかし、葛きりは、作りたてを食べるのがおいしいと言われているので、先日買って来た「本葛」で葛きりを自作してみようと目論んでいるところです。
2 Comments:
吉野の本葛・・・いいものを買われましたね。
風邪をひいた時には、覿面です。
滋養にも申し分なし。
この近くに「森野薬草園」があって、葛作り工場もありますよ。
薬草園では今頃、カタクリの花が咲いていると思います。
スターアニスさんこんばんは。森野の本葛は値段だけのことはありますね。
白洲正子の「かくれ里」に、森野薬草園のことが書かれているので、一度訪ねてみたいと思っていました。宇陀には他にも沢山いいところがあるようなので、又、機会を作って行きたいと思います。
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