かくれ里

木曜日, 4月 23, 2009

低炭素革命


 大気中の二酸化炭素の濃度が上昇を続けており、地球の温暖化が進んでいる。地球温暖化対策には世界規模で取り組む必要があるが、わが国でも低炭素社会の実現に向けて全力で取り組まねばならない。 

 麻生首相は、地球温暖化は21世紀最大の克服課題の一つとして、太陽光発電、電気自動車、省エネ家電を「新三種の神器」として積極的に導入推進する必要があると力説している。その上で、低炭素社会の実現には、新たな技術と社会システムの変革で克服することだと言い、「低炭素革命」と銘打った大胆な制度改革の構想を表明している。

 低炭素革命は、石油や石炭などの化石燃料の使用量を少なくする社会をめざす事だ。自然エネルギーの太陽光や風力などを利用するための設備の導入。ガソリンを使わない電気自動車の普及に欠かすことのできない、小型大容量の蓄電池を低価格で提供するための技術開発と製造設備の構築。そして省エネ家電製品の普及促進だ。政府はこの分野で50兆円規模の市場を実現し、140万人の雇用が創出できると考えているようだ。

 省エネ家電普及のための、EAP(エコポイント)のことは昨日書いたが、どうも政府のすることはわかりづらい。この低炭素革命も、理想どおりに実現できるのであろうか。しかし、理屈は抜きにして、必ず実現させなければならないことだとも思う。