かくれ里

火曜日, 1月 08, 2013

王義之


四世紀の中国の書家で「書聖」と称されている王羲之の名前は知っていた。この度、日本で貴重な資料が見つかったとニュースで報じられている。
 
王羲之の資料は国宝に指定された物もあるくらい貴重なものらしい。しかし、実際に本人が書いたもの(真筆)は、戦乱などによってすべて失われ、模写や複製された物しか残っていない。
 
今回見つかった物も、これまで別人の物とされていたものが、王羲之の物と分かったそうだ。26㎝×10㎝ほどの紙に3行24文字が書かれていて、非常に精巧に模写されたものだ。
 
専門家の鑑定によると、真筆を高度な手法で模写したものと判明した。同様なものは世界に10点前後しかないそうだ。王羲之の書は、彼の死後1600年以上たった今も、教育現場で手本として利用されている。