ビルマの竪琴
今日8月6日は、広島に原子爆弾が投下されて69年になる。今朝のテレビでは雨の中の式典の模様が放送されていた。15日は終戦の日だ。日本はあれから70年近く戦争の知らない国だった。
1945年7月、ビルマ(現在のミャンマー)における日本軍の戦況は、連合軍の猛攻になす術がなかった。そんな時の日本軍のある小隊のことを児童向けに書かれたのが「ビルマの竪琴」である。
「ビルマの竪琴」は2度映画化されているが、僕は、中井貴一主演のものを見ている。映画の内容はあまり記憶にないが、無数の日本兵の屍を見た主人公が、出家してこの地に留まろうと決心するシーンは覚えている。
クライマックスは、捕虜収容所の仲間たちが帰国する前日、主人公はビルマ僧の姿で現れた。柵越しに隊員たちが「埴生の宿」を合唱すると、主人公はうなだれビルマ伝統の竪琴で「仰げば尊し」を弾く。そして、隊員たちを後に森の中に去って行った。
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