かくれ里

木曜日, 2月 19, 2015

イスラム原理主義とは



中東での超過激的なテロ集団が何故このようになったのかを理解するのは容易ではなさそうだ。その根源を探るためにはイスラム原理主義者の実態を知らなければならないだろう。
 
これらを紐解くためには、宗教の基本理念を理解する必要があるようだ。日本人は多宗教で宗教が原因で争いが起こることはほとんどないが、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の世界を支配する三大宗教間では、それぞれ歴史的な確執があって、簡単な問題ではなさそうだ。
 
元々の経典は旧約聖書であり、ユダヤ教、キリスト教と根源は一緒だが、イスラム教は「コーラン」を聖典とするアラブの民を中心とした宗教として誕生した。キリスト教から遅れて誕生したのでキリストの布教活動の良い所を取り入れている。
 
20世紀末から21世紀にかけて爆弾テロやバーミヤンの大仏破壊などの過激な活動を展開しているのは、イスラム社会を正していこうとするイスラム復興主義が母体だったが、1980年代の中東情勢の混迷などで次第に変質し、過激な「原理主義」的集団となっていった。いずれにしても僕が理解できる問題ではなさそうだ。