かくれ里

水曜日, 8月 05, 2015

介護の負担


現行の介護保険制度は介護保険法に基づき平成12年4月1日から施行された。国民の共同連帯の理念に基づき国民の保険医療の向上及び福祉の増進を図ることを目的としている。
 
介護保険制度のねらいは、専門的サービス産業としての介護産業を確立する。医療と介護の役割分担を明確化し要介護者は介護サービスにより介護し、介護目的の入院は介護施設に移す。
 
介護保険制度のお蔭で家族の負担が大幅に軽減されているが。国や市町村の負担は大きい。そこで今回見直しが行われた。目的は経済的に余力のある人により多くの負担を求めようとしている。具体的には、一人暮らしで年収が280万円以上ある人はこれまでの1割から2割の負担になった。ただしひと月の自己負担の上限額は決まっているので、重度の者の負担は倍になるわけではない。
 
介護保険制度は必要な制度だと思うが、出来る事なら介護保険制度のお世話にならない人生を送りたいものだ。