かくれ里

金曜日, 8月 07, 2015

世界経済の萎縮の時代



千葉在住の山崎次郎氏は、自分のブログで現在の世界経済を委縮の時代に入ったと書いている。ここ10年程の間は中国が国際商品を買いあさっていたため高騰が続いていたが、昨年あたりから、こうした国際商品の価格が急激に低下し始めている。
 
国際商品とは、原油や天然ガスや鉄鉱石や石炭等を言うのだが、特に目立つのが原油価格で1バーレル100ドルを超えていたのが、今は50ドルを切っている。日本などは輸入金額が減少するので願ったりかなったりだが、輸出国は大変だ。
 
ロシア、ブラジル、南アフリカ、オーストラリア、OPEC等が主要な鉱物資源輸出国だが、特にロシアとブラジルと南アフリカは国家財政が赤字に陥っている。アメリカでもシェールガスやオイルの掘削を行ってきた企業が倒産し始めている。
 
世界貿易は委縮をはじめ、中国も韓国も貿易額が減少しており、経済が崩壊の瀬戸際になっている。ロシアの国内経済もガタガになって貧乏人があふれ出しているという。今後10年程度を予測すると世界経済は後退期に入り、資源立国の収支は悪化するだろうと。