かくれ里

日曜日, 6月 17, 2018

小惑星について


はやぶさ2は、目指す小惑星「リュウグウ」の上空にまもなく到着する。30億キロに及ぶ宇宙の旅を続けての到達だ。
 
 「リュウグウ」は火星と地球の間にある直径が900mほどの惑星だが、有機物を含んでいる可能性が高いことから今回の対象に選ばれたのだ。
 
 小惑星は、46憶年前に太陽系が誕生したとき、惑星になり損ねた小天体だ。小惑星の場合は原始の状態が保たれているため、「太陽系のタイムカプセル」と呼ばれている。
 
 探査が成功すれば、太陽系の起源だけでなく、地球の生命誕生のなぞの解明にもつながる貴重な情報が得られる。はやぶさ2は2020年末に地球に帰還する計画だ。成功を祈る。