かくれ里

月曜日, 6月 18, 2018

中国包囲網



中国情勢に精通するノンフィクション作家の河添恵子氏は、「トランプ政権は、12日の米朝首脳会談をもって、北朝鮮問題に1つの区切りをつけ『中国との対峙』に舵を切ったと言える」と話している。
 
 マレーシアのマハティール首相が訪日し、安倍首相と会談したが、中国を念頭に「海洋安全保障分野でも連携する方針」で、日本の考えと一致した。
 
 中国軍は4月にも南シナ海で「史上最大規模」の演習を実施したほか、台湾海峡では攻撃ヘリ部隊が実弾射撃訓練を強行した。台湾は米中双方の利害がぶつかる「発火点」として、戦略的重要性が高まっている。
 
 米国は、覇権主義の中国を「驚異の本丸」とみなし、貿易問題で対立するとともに、南シナ海での「航行の自由作戦」を展開している。トランプ政権はこれからも台湾との関係強化を進めていくだろう。