かくれ里

月曜日, 11月 12, 2018

アメリカの中間選挙


アメリカでは4年ごとの大統領選挙の中間に実施される中間選挙は大統領の信任投票と言われている。このたび行われた選挙結果は、上院では政権党の共和党が過半数を維持し、下院は野党の民主党が過半数を獲得した。
 
 だが、アメリカ経済はすこぶる好調で、低失業率などを考えれば共和党が上下両院とも圧勝してもおかしくなかったはずだ。トランプ氏は米国民の幅広い信任は得られなかったが、元々自分を支持してきた層では更なる信任を勝ち取ったようだ。 

 トランプ氏が大統領に就任してから2年間の政権運営は混迷の極みだった。よくこれで大統領が務まるものだと首をかしげる場面も多々あった。実際にトランプ氏が大統領就任以来の支持率が5割を超えたことがない。 

 今後、日本との関係がどうなるのか関心のあるところだが、当面は日本に対して貿易赤字の削減を迫る姿勢には変化がないだろう。トランプ氏は2年後の大統領戦での再選を視野に「アメリカ第一」を貫くことだろう。その場合においても日本とは良好な関係が続くように思える。