かくれ里

木曜日, 11月 15, 2018

有人宇宙飛行


ISSから実験試料を持ち帰るこという日本初の偉業を成し遂げたカプセルの中身は、地球上で作るのは難しいタンパク質の結晶だ。これらのタンパク質には、新薬の開発等、人類の未来を切り開く可能性がある。
 
 JAXAは日本独自の技術を生かした帰還カプセルを開発した。これにはタイガー魔法瓶の技術があった。大気圏再突入の際の表面温度は2000℃に達するが、魔法瓶の断熱技術を応用した保冷器が開発され、容器内のタンパク質を守ることが出来た。
 
 今回の成功は、宇宙への有人飛行の夢に前進したことになるのではと言われている。有人飛行へ課題の一つが帰還の技術だ。そして生命維持の技術だ。今回の成功によって、これらに対するヒントが与えられただろう
 
 有人宇宙飛行がいつまでに実現するかなど、具体的な日程が決まっていないが、今後は一つひとつ積み上げていくことになるのだろう。