かくれ里

月曜日, 11月 26, 2018

日本の新たな戦略システム


「日本 4.0 というタイトルの新刊書を買った。この本はアメリカ人の世界的戦略家 エドワード・ルトワック が今後の日本について提言したもので、前評判が良かったのでAmazonに発注したら即日届いた。
 
 ルトワック氏は、戦後日本を守ってきた「同盟による抑止」。これが通用しない相手に対し、どうやってこの国を守るのか?と問いかけ、その答えが「日本4.0」だと言う。先制的な攻撃能力の構築、特殊部隊のあり方などの緊急提言だ。

 興味深く読み始めたが、まず日本の400年の歴史を振り返れば、戦乱の世が続いていたところで、徳川家康が江戸システムを構築した。これが「日本 1.0」。 続いて幕末期、江戸システムを捨て去り、見事に新しい明治システムを構築した。これが「日本 2.0 」。包括的な近代化の達成だと言う。

 そして、1945年の敗戦後の戦後システムが「日本 3.0」。 というのだ、日本は軽武装路線に転換し、世界でも有数の経済大国になった。ルトワック氏はその上で、「今、日本は、また新たなシステムを構築する必要に迫られている」と断言している。この本は、まだ3分の一ほど読んだだけだ。でも読みやすい本だ。