かくれ里

火曜日, 11月 27, 2018

イギリスのEU離脱問題


 イギリスのEU離脱まで4ヵ月を残すだけになった。1125日のEUの臨時首脳会議では、イギリスの離脱に関する協定案を正式に了承した。今後はイギリス議会での承認が必要だが難航が予想されそうだ。
 
 イギリス国内では協定案に反対する強硬派が強く反発し、閣僚らが相次いで辞任するなどメイ首相の足元が大きく揺らいでいる。来月開かれる議会では、与党からも造反議員が多数出るかもしれない。
 
 もし、議会で承認が得られなければ、協定案の見直しが必要になる。だが、EUは新たな交渉には応じない構えなので、離脱の条件や将来の関係に関する合意がないままEUを離脱することになりかねない。
 
 一昨年の国民投票では、離脱支持が半数をわずかに超えたが、最近の世論調査では、残留を望む人が離脱支持を上回っている。残留派からは改めて離脱の是非を問う国民投票を行うよう訴えているが、果たしてイギリスのEU離脱の問題はどうなるのだろうか。