かくれ里

水曜日, 9月 17, 2025

タイフォン

 

アメリカは冷戦末期の「中距離核ミサイルの全廃棄条約」において、その後、中距離ミサイルを保有してこなかった。一方中国は、生産と配備に力を入れ、1800発以上を保有していると分析されている。 

このためアメリカ軍は危機感を強め、新たに地上発射型の中距離ミサイルシステム「タイフォン」を開発し、アメリカ軍岩国基地において、メディアに公開した。 

「タイフォン」は巡航ミサイル「トマホーク」を発射でき、射程1600キロのタイプであれば、岩国基地から東シナ海、そして中国の一部に届く能力がある。 

中国は米空母や日本本土を射程に収めて、大量の中距離弾道ミサイルを配備している。ロシアも条約違反を重ねている。だからこそ、日本は外交の場でこの矛盾を突くべきだろう。

日曜日, 9月 14, 2025

レールガン

 

日本は実験艦「あすか」に試作レールガンを搭載し、海上射撃に成功した。その映像が公開された。今後の技術シンポジュームでは陸上配備構想までさらなる成果が示される予定だ。 

レールガンとは、物体を電磁気力により加速して打ち出す装置である。並行に置かれた陽極と陰極の2本のレールの上に弾帯となる金属片を乗せて電流を流し電磁力により金属片を射出するのだ。 

軍事用として各国で研究が行われているが、アメリカは、2021年に開発を断念した。理由は、膨大な電力を必要とするため艦艇の電力不足のためだ。 

しかし、日本は将来的にはSMR(小型モジュール原子炉)との統合を考えているようだ。レールガンの強みは火薬不要のため高速弾を安価に打ち出せ、敵の飽和攻撃を受けても持ちこたえられる。台湾有事などに備えてあらゆる局面で抑止力を発揮できるだろう。

土曜日, 9月 13, 2025

ジャパンセンター閉鎖

 

日本政府が、ロシアに設置していた「ジャパンセンター」の閉鎖を決めたとのニュースだ。センターは1994年に設置され、日本語教育や文化紹介、経済改革支援のセミナーなどを通じて、日本企業の活動の後押しをしてきた。 

2022年のウクライナ全面侵攻を境に情勢が変わって、日本関連機関の活動は制約を受けるようになった。 

日本政府は8月27日に外交ルートを通じてロシア側にジャパンセンターの閉鎖の通告をしていた。9月10日には林官房長官が記者会見で、ロシア国内の全六拠点の閉鎖をすると発表した。 

自民党は10月始めに総裁選挙を開く予定だが、保守系の総裁を擁立し、保守政策へ回帰しなければならないのではなかろうか。

金曜日, 9月 12, 2025

バイキング計画

 

アメリカ航空宇宙局(NASA)が1970年代に行った火星探査計画である。バイキング計画は周回機オービターと着陸機ランダーの2機を組み合わせたミッションだ。 

バイキング1号は1975年8月20日に打ち上げられて、1976年6月に火星軌道に到達した。着陸に適した地点を探索し、7月20日にランダーを切り離した。 

バイキング2号は1975年9月9日に打ち上げられた。火星に着陸したのは1976年9月3日。ランダーは 1980年4月まで活動した。 

それから50年経った現在、火星に人類が到達するのは、そんなにかからないようだ。近い将来、火星ででも人間が住めるようになるのではないだろうか。

火曜日, 9月 09, 2025

ビルゲイツ

 

世界の長者番付一位で2021年の推定純資産が15兆円越えと言われるビルゲイツだが、僕が彼を知ったのは、1995年のウインドウズ95発売の時だ。 

マイクロソフトの創業者で、現在69歳だが、世界の感染症対策等に取り組んでいる。先日来日し、日本企業などに対し、途上国の子供の支援に役立つワクチンなどの積極的な研究や開発を呼びかけた。 

数日前、YouTubeで、ホリエモンとビルゲイツの対談の動画をみた。ホリエモンも色々な慈善事業を行っているが、ネット上とは言え、2人のスムースな会話が聞けて感動した。 

それにしても50年足らずの間に世の中は大きく変わったものだ。僕が始めてコンピューターを触ったのは40歳過ぎだから50年近くなる。コンピューターの深化とともに歩んできたことになる。これから先どんな世の中に変わっていくのだろうか。

月曜日, 9月 08, 2025

自民党総裁選

 

7日夕方、石破総理は、記者会見で総理大臣を辞任する意向を表明した。そして、党内の分断を避けるための苦渋の選択だと説明した。 

石破氏は、アメリカの関税措置に関する交渉に区切りがついた今が、後進に道を譲るときだと考えて、臨時の総裁選には立候補しないと述べた。 

自民党は、石破氏の退陣表明を受けて、後継の総裁の選出の準備に入るが、次期総裁に有力視されているのは、高石早苗氏、小泉新次郎氏、小林鷹之氏、林芳正氏などが見られているが、いずれも立候補に意欲的のようだ。 

最近、YouTubeで小林鷹之氏の動画を見かけることが多いが、国を考えての発言に好感が持てる。高石早苗氏も適任者だと思う。総裁選は10月に入るだろうが結果を注目している。

 

土曜日, 9月 06, 2025

米宇宙軍

 

アメリカ合衆国宇宙軍は2019年に創設された。宇宙軍の軍政は空軍長官が司る。宇宙軍の想定任務はアメリカ及びその同盟国の宇宙空間における安全保障及び経済活動の確保など。 

軍事宇宙分野では今、前例のない改革が進行中だ。量産型でアップグレード可能な小型衛星群の打ち上げが始まっている。 

これらの衛星は、ほぼ市販部品を用いて作られている。これまで空軍が進めていた巨大な静止軌道衛星の1%程度の費用でつくれる。今後、地球低軌道に1000基以上を打ち上げ、統合運用することになる。 

各衛星は、軌道上を時速7000kmで周回し、約90分で地球を一周する。これらの衛星をネットワークする予定だ。中国が宇宙での急速なプレゼンスを拡大する中、米宇宙軍の構想は優位性を維持しようとする動きのようだ。

木曜日, 9月 04, 2025

抗日勝利式典

 

中国共産党は、先の戦争で日本軍を打ち負かしたのは自党だとして、9月3日を抗日戦争勝利記念日として大々的に式典を行っている。 

しかし、米国の大手研究機関は、この記念式典は歴史をゆがめ捏造した虚構の政治宣伝だと非難する報告書を公表している。 

1937年から1945年まで日本軍とたたかったのは、蒋介石率いる国民党軍で、350万人以上の死傷者を出したが、共産党軍は日本軍とはほとんど戦っていない。 

毛沢東は、建国(1949年10月1日)後に、複数の場で「日本の侵略がなければ国共合作も最終的な権力獲得もなかった」との趣旨の発言をしている。1972年9月27日の田中角栄との会談時に、「日本に感謝せねばならぬ」と語ったとの記録が残っている。

月曜日, 9月 01, 2025

孫 正義

 

僕が、まったく理解に苦しむ人物が孫正義氏だ。在日朝鮮人だった彼が、ソフトバンクはじめ世界中の様々な会社に投資して関係を結んで世界中で活躍しているのだ。 

アメリカのトランプ大統領はじめ、アップルの創業者スティーブジョブスやマイクロソフトのビルゲイツ、サウジアラビアのムハンマド皇太子などとも親しく、世界の大物投資家から巨額の投資マネーを集めることが出来たのか不思議だ。 

世界最強の勝負師、孫正義氏の主戦場は海外であり、彼の知られざる世界での戦いの内情を知りたいと思う。 

現在、ソフトバンクグループの総資産は25兆円を超えている。孫氏はデジタル革命を誰よりも早く理解していた人物だろう。今後も世界での活躍は続くことだろう。

土曜日, 8月 30, 2025

ASI

 

人間の知能を超えた知性を備えた人工知能(AI)システムのことを「ASI」と言うそうだ。この超知能AIは、最先端の認知機能と人間よりも高度に発達した思考スキルを備えているとのことだ。 

人間の知性は特定の進化的要因の産物であり、最適な知性や普遍的な知性を表すものではない。現在のところ、脳の仕組みはまだ完全には理解されていないため、ソフトウェアとハードウェアを介して再現することが困難です。 

弱いAIは、チェスをしたり言語を翻訳したりするような特定のタスクには優れているが、新しいスキルを学んだり、世界を深く理解したりすることはできない。事前にプログラムされたアルゴリズムとデータに依存し、操作には人間の介入が必要です。 

ビジネスやマーケティングの視点では、製品開発やビックデーター解析などを最適化してイノベーションを生み出すことが期待できる。今後は技術的な課題も大きいと言われている。