タイフォン
アメリカは冷戦末期の「中距離核ミサイルの全廃棄条約」において、その後、中距離ミサイルを保有してこなかった。一方中国は、生産と配備に力を入れ、1800発以上を保有していると分析されている。
このためアメリカ軍は危機感を強め、新たに地上発射型の中距離ミサイルシステム「タイフォン」を開発し、アメリカ軍岩国基地において、メディアに公開した。
「タイフォン」は巡航ミサイル「トマホーク」を発射でき、射程1600キロのタイプであれば、岩国基地から東シナ海、そして中国の一部に届く能力がある。
中国は米空母や日本本土を射程に収めて、大量の中距離弾道ミサイルを配備している。ロシアも条約違反を重ねている。だからこそ、日本は外交の場でこの矛盾を突くべきだろう。