かくれ里

木曜日, 5月 31, 2018

今後の朝鮮半島


今月は北朝鮮がらみの話題を多く書いた。今のところ米国が主導する形で612日に米朝会談が開かれるようだ。果たして結果はどうなるだろうか。この会談の後には韓国を含めた話し合いが行われるかもしれない。そして休戦状態の朝鮮戦争にピリオドが打つことが出来るのだろうか。
 
 一方、中国は朝鮮半島の属国化の実現を考えているように見える。そして赤化統一を考えているようだ。日清戦争後の1895年の下関条約によって、清王朝に朝鮮の独立を承認させるまで凡そ2000年の間、朝鮮半島は中国の属国だったのだ。
 
 これまでの動向を見る限り、北朝鮮はなかなかしたたかだ。アメリカと中国を股に掛けた二股外交がトランプ政権にどこまで通用するのだろうか。
 
 北朝鮮問題はその本質において、アメリカと中国との駆け引きであり、アメリカにとって北朝鮮に譲歩することは、中国に譲歩することと同じなのだ。6月12日までに日米首脳会談が行われるようだが、安倍総理の意見も米朝会談に反映されることと思う。

水曜日, 5月 30, 2018

米朝会談と日本人拉致問題の解決



安倍首相は28日夜、トランプ大統領と電話で約30分協議し、6月12日の米朝会談の前に日米首脳会談を開くことで一致した。そして北朝鮮の非核化に向けて米朝会談が意義あるものになるよう協力していくとの方針を確認した。
 
 拉致問題では28日に拉致被害者家族と面会したことをトランプ氏に伝え、米朝会談でも拉致問題を取り上げるよう求め、解決が絶対に必要であるとして協力を要請した。
 
 ホワイトハウスは声明で、トランプ大統領と安倍首相が「北朝鮮による核兵器、科学兵器、生物兵器、及び弾道ミサイルプログラムの完全で恒久的な放棄を達成するという共通の目標を認識した」と発表した。
 
 米朝首脳会談を巡っては、双方の政府当局者が板門店で会談したと発表し、それとは別に両国の準備チームもシンガポールに向けて出発したと報じた。

火曜日, 5月 29, 2018

いずみ鯛






イオンは全国のイオンやマックスバリューなどの店で「いずみ鯛」を30日から売り出すことになった。アフリカ原産のこの魚は、かって日本では「ティラピィア」の名で流通したことがあったが普及しなかった。
 
 この度お披露目された「いずみ鯛」は、環境に配慮したことを示す認証を受けた台湾の養殖場で育てられ、冷凍の状態で日本に届くものだ。味わいはマダイそっくりなのに、値段は約半分で財布に優しい。イオンでは水産品の売上アップにつなげたいとの考えのようだ。
 
 鯛の養殖は、成魚になるまで3年ほどかかるが、ティラピア(いずみ鯛)は成長が早く、1年程度で出荷できるため、えさの量は鯛の4分の1程度で済む。
 
 試食した感想は、スズキに似た淡泊な味わいで臭みは全くなく歯ごたえは鯛そのものだという。薄切りにしてタマネギやレタスなどとドレッシングで和えてカルパッチョにするのもお勧めとのことだ。

月曜日, 5月 28, 2018

中国企業への制裁緩和


5月7日のこのブログに、米国が自国製品の禁輸措置に踏み切ったために中国企業が困惑していると書いたが、その企業は中国通信大手のZTEだが、トランプ大統領は習近平国家主席と制裁を緩和することで合意した。制裁を緩和するための条件としてZTEに13億ドルの罰金などを科す方針のようだ。
 
 ZTEをめぐっては、米商務省が4月、北朝鮮などへの禁輸措置に違反したなどとして米企業がZTEに部品などを販売することを禁じる制裁を発動。その為ZTEは経営危機に陥っている。
 
 トランプ氏は、それまでの対中強硬姿勢を一変し、突如としてZTEへの制裁緩和の検討を指示し、米議会側との対立が深まっている。
 
 それにしても、僕にはトランプ氏の行動にはとてもついていけない。一体何を考えているのだろうか。おそらく11月のアメリカの中間選挙を見据えての行動だろうと思うが。

日曜日, 5月 27, 2018

日ロ首脳会談


ロシアを訪れている安倍総理大臣はプーチン大統領と21回目の首脳会談に臨んだ。今回の安倍総理のロシア訪問は北方領土問題もあるが、なんといっても北朝鮮問題だろう。
 
 アメリカのトラン大統領が6月12日に予定していた米朝首脳会談を中止するとの発表に対しても、安倍総理は、米朝首脳会談は日本のために絶対必要だとする考えなのだ。
 
 北朝鮮は開催に意欲を示しており、同様に開催を望む韓国に支援を求め、韓国の文在寅大統領と金正恩委員長が予告なしに2回目の会談を行って、調整が難航する米朝首脳会談に向けて意見交換したとみられる。
 
 一方トランプ大統領も北朝鮮側の出方次第では予定通り6月12日の開催はあり得るとツイートした。安倍総理はプーチン氏とも米朝首脳会談開催の協力を取り付ける会談をしたのではなかろうか。

土曜日, 5月 26, 2018

ビジラント・エース



トランプ大統領は、6月12日に予定していた米朝首脳会談の中止を北朝鮮に対し公開書簡で一方的に通告した。その上で米軍は用意が出来ていると述べ、馬鹿げた挑発行為を慎むよう警告した。これに対し北朝鮮側は「向かい合って問題を解決していく用意がある」と述べた上で、首脳会談は必要だと訴えたようだ。
   
 これまで米国が北朝鮮に対し先制攻撃を実施した場合、全面戦争に発展するのは避けられず、北朝鮮の報復攻撃によって日米韓は甚大な被害を受けることが予想されていた。
 
 ところが、昨年暮れに実施した米韓合同軍事演習「ビジラント・エース」は、260機の戦闘機が参加する史上最大規模の軍事訓練となった。最初に出動する3機の電子戦機『EA-18G』が北朝鮮のレーダー網を完全に麻痺させ、さらに対レーダーミサイルで通信基地を破壊する。同時に北朝鮮内の各基地を一斉に攻撃し、一日ですべての軍事基地を破壊できると言われている。
 
 その為、ソウルが火の海になることはない。日本にもミサイルが飛んでくる心配はないだろう。米軍は、日本や韓国に従来考えられていたほどの壊滅的な打撃を受けさせることなく北朝鮮をつぶすことが出来るだろう。おそらく、金正恩も逃げおおせないだろうと言っている。

金曜日, 5月 25, 2018

韓国バッシング


22日にホワイトハウスで行われた韓国の文在寅大統領との首脳会談でトランプ大統領は、米国の条件に応じなければ米朝の首脳会談を中止すると明言した。文氏は米朝の仲介役として米国に乗り込んだが、失敗に終わったようだ。
 
 トランプ氏が得意とする揺さぶりをかけて、北朝鮮に完全非核化を突き付けた。文在寅氏は米国から突き放された形になった。
 
 トランプ氏は中国に対しても批判を突き付けた。習近平国家主席と金正恩氏による2回目の中朝会談以後に金正恩氏の態度に変化があった。「米朝の対話を中国が台無しにした、少し失望している」と、怒りを押し殺した。
 
 トランプ大統領は、中国という後ろ盾を得て再び米国に反発に転じた北朝鮮に対し、6月12日の会談の中止もあり得ると通告した。これに対して、南北対話で有頂天になっていた文在寅大統領の立場はなくなってしまったようだ。

木曜日, 5月 24, 2018

中国のトイレ革命


中国では、2015年頃から悪評の高いトイレを改善しようと運動が始まった。2年余りで6万8000ヵ所のトイレが改修、新設されたという。しかし、このトイレ革命だが、思わぬ方向に向かっている。
 
 重慶市の150㎡の敷地に建てられた公衆トイレは、自動ドアーを抜けて中に入ると、シャンデリアが輝くロビーだ。観葉植物が置かれ、液晶モニターまで設置されてある。芳香剤が15分ごとに噴射され,公衆トイレとは思えない快適さである。
 
 他にも同様のトイレが各所に出来ている。まさにトイレ革命だ。しかし、ここに来て庶民から疑問の声が上がっている。「トイレがここまでの豪華さが必要か」という真っ当な意見である。
 
 そこで注目されているのが日本のトイレだ。日本のトイレは、造りは地味でそんなに広くはないが、トイレに必要なものは全て備わっている。トイレは清潔で実用的であれば良いのだ。今後、中国のトイレ革命が進んでいくに伴い、日本のトイレはますます注目を集めることだろう。

水曜日, 5月 23, 2018

馬見丘陵公園の花木



5月20日の馬見丘陵公園では、フラワーコンサートが開かれていて、ステージでは太鼓の演奏等が行われていた。警察音楽隊のパレードなども見られた。
 
 公園には四季折々の花木が植えられており手入れが行き届いている。中央エリアには、シモツケ、トリトマ、ヒナゲシ、ポピーなどが咲いていた。バラの花も見ごろが近かった。菖蒲園の花には蕾が沢山ついていて、6月の10日ごろには満開の花が鑑賞できそうだ。
 
 ヤマボウシも咲き始めていた。ミズキ科の花でハナミズキと同じ仲間である。高さは5~10メートルになるが、成長は遅く花が咲くまで15年ほどかかるようだ。うす黄色の小さい花が球状に集合し、その外側に大型白色の総堤包片が4枚あって、これが花弁のように見える。
 
 離れてみるとユキヤナギのように見えたが、近づいてみるとダンチクの新芽だった。ダンチクは4mにもなるイネ科の植物だが、斑入りの園芸種が植えられている。その他にも花いっぱいの馬見丘陵公園である。

火曜日, 5月 22, 2018

ソウギョ



馬見丘陵公園の一角の池にいた大きな魚はコイ科の淡水魚で、中国原産の外来種のソウギョ(草魚)だと分かった。中国では食用として養殖もされているらしい。中には2mにも及ぶ個体も存在するそうだ。コイに似ているがヒゲがなく円筒状の形をしているのでよく見ると違いがわかる。 
 
 ソウギョは草食の大食漢で草を与えるとあっという間に平らげてしまう。この池には100匹近く生息しているそうだ。地元の管理組合が水草の異常発生による水の汚濁を防ぐ目的で離したようで池の浄化に役立っている。その為か、この池の水はきれいだ。
 
 あまりきれいになると、他の虫や小魚の生育に影響するが、この池には水辺の鳥も沢山いて生命の連鎖が保たれているようだ。
 
 ソウギョは豊かな流れがなければ卵が孵化しないので、池では繁殖はせず、このままにしておいても増えることはないという。寿命は20~30年と言われている。公園側ではソウギョの案内板の設置を検討しているようである。

月曜日, 5月 21, 2018

下 見


 昨日はI君と二人で6月ハイキングの下見目的で奈良の馬見丘陵公園へ行ってきた。近鉄田原本線の池部駅に10時に到着。駅を出てすぐからの公園への散策道が良く整備されている。古墳巡りのつもりだったがここの古墳は百舌鳥や佐紀の天皇陵とは趣が違っていた。
 
 地図上には沢山の古墳群が書かれているが、公園の中にさりげなく溶け込んでいる。公園は緑が多く気持ちが良い。季節の花々も自然体で植えられている。無料の駐車場も数か所あって家族ずれや若者たちも沢山来ていた。
 
 公園内を散策しながら数か所の古墳を確認した。中央エリアに大きなきれいな池がある。池を覗いたら体長が1mはあるかと思われる大きな鯉(?)が沢山泳いでいる。鯉もいるが大きい方は鯉ではなさそうだ。帰ってからネットで調べてみよう。
 
 6月に来た折の昼食場所を探してその付近でランチタイムとする。食後、公園中央部にある遺構を保護するために墳丘全体に盛り土を施したナガレ山古墳の上部に登る。14時過ぎに公園を後にして、1時間余りかけて近鉄五位堂駅まで歩く。万歩計の数値は2万をすこし超えていた。

土曜日, 5月 19, 2018

童謡と赤い鳥


 児童文学雑誌「赤い鳥」は、1918年(大正7年)に鈴木三重吉によって創刊され、今年で100年になる。当時、政府主導の唱歌や説話に対し、子供の純性を育むための話や歌を世に広める運動として「赤い鳥」が発刊されたのだ。
 
 創刊号には、北原白秋、芥川龍之介、有島武郎、泉鏡花、高浜虚子、徳田秋声などが賛同の意を表明し、その後、菊池寛、西條八十、谷崎純一郎、三木露風らが作品を寄稿した。
 
 元々童謡は文学的運動として始まり、旋律を付けることは考えてなかったようだ。1919年の5月号に西條八十の童謡詩『かなりや』に成田為三の作曲した楽譜が掲載され大反響を呼び、以後毎号、歌としての童謡を掲載するようになった。
 
 僕もこれまで色々な童謡に接してきたが、ほとんど歌える。それだけ親しみやすい歌が多いからだろう。童謡はこれからもずっと歌い続けられることだろう。1984年(昭和59年)日本童謡協会は、「赤い鳥」が創刊された7月1日を「童謡の日」と定めた。

金曜日, 5月 18, 2018

リビア方式


アメリカのボルトン大統領補佐官は、北朝鮮との核兵器プログラムを巡る交渉では「リビア方式」の必要性を提唱している。これに対し17日の記者会見でトランプ大統領は、「リビア方式」は検討しない考えを示したようだ。
 
 リビア方式とは何なのか調べてみた。2003年、アフリカの国リビアの最高指導者カダフィ大佐は、米国・英国に追い詰められ、核兵器を含む大量破壊兵器を放棄した。廃棄の確認が出来たら経済制裁を解くが、すべてアメリカの介入が大前提であるとの条件だ。
 
 その後リビアの政権は崩壊し、カダフィ大佐は反体制派に殺害された。北朝鮮はこの歴史をよく知っており、ボルトン氏に対して嫌悪感を持っているようだ。
 
 トランプ大統領は17日、北朝鮮が非核化で米国と合意に達しない場合はリビアとの比較がより適切になるとコメントし、金委員長との交渉による解決によっては、同委員長が北朝鮮を統治し同国は極めて裕福な国になるだろうと話した。

水曜日, 5月 16, 2018

米朝首脳会談は予定通りか



 
 韓国軍とアメリカ軍の定例の共同訓練は予定通り行われている。これについて北朝鮮は韓国に対し、先月の南北の首脳が合意した共同宣言の精神に合わないとして遺憾の意を示したうえで、16日に予定されていた閣僚会談を中止するとの通告文を送ってきた。

 
 また、北朝鮮はアメリカに対しても「一方的に核の放棄だけを強要しようとするならば米朝会談に応じるかどうか再考せざるをえない」としてトランプ政権をけん制してきた。そして、「アメリカと南の当局の今後の態度を鋭意注意する」と強調している。
 
 米国務省は「キム委員長はアメリカと韓国が共同訓練を続ける必要性について理解すると言っている。訓練は挑発的なものではない正当なものだ。」と反発した。
 
 米朝会談については、トランプ大統領と安倍総理は情報を密にしていると思うので、北朝鮮が完全かつ検証可能で不可逆的な非核化が達成されるまでは見返りを与えないという態度は続けるだろう。

火曜日, 5月 15, 2018

馬見古墳群


奈良県北葛城郡の馬見丘陵周辺に築かれた古墳群は4世紀から6世紀にかけて造営されたとみられる。古墳時代の中頃には墳丘の長さが200mを超える規模の古墳が造営されたようだ。古代の豪族・葛城氏の墓とされているが定かではない。
 
 昨年暮れには百舌鳥古墳群を巡り、今年2月には佐紀古墳群から平城宮に赴いた。このところ古墳と縁があるのだが、馬見古墳群も訪ねてみたくなった。6月の第2日曜日にはいつものメンバーでハイキングをする予定なのだが、今回はここにしようかと考えている。
 
 コース途中の馬見丘陵公園は、奈良県が昭和59年より広域公園として事業整備に着手した。「歴史と自然に囲まれた憩いの空間づくり」を目標に整備された都市公園だ。春夏秋冬花いっぱいの公園である。
 
 この公園へは、10年ほど前に孫たちと一緒に行ったことがある。この折は公園で遊んで帰っただけだ。馬見古墳群巡りは、最寄りの駅から10kmほど歩くことになるがアッダウンは少ないようだ。時間が許せば下見をしたいと思っているのだが。

日曜日, 5月 13, 2018

具沢山のみそ汁


朝から 具沢山のみそ汁 を炊いた。冷蔵庫の整理も兼ねて思いつくままに下ごしらえに取り掛かった。まず、蒟蒻、小芋、人参は下茹でして、油揚げ、しめじ、椎茸、竹輪と一緒に大鍋に入れて出汁を注ぎ入れて煮始める。
 
 煮あがったら牛肉を入れてからしばらく煮込む。別の容器に好みの味噌を適量入れて、出汁で溶いてから味を確認しながら大鍋に入れる。今日は3種類の味噌をブレンドした。
 
 土井善晴著 一汁一菜でよいという提案という本には、味噌汁を具沢山にすれば一汁一菜になる。それに梅干か沢庵があれば毎日食べても飽きないと書いてある。昔の庶民の食生活はそんなことだっただろうと想像する。
 
 もっとも、現代生活においてはそんな訳にももいかないだろうが、グルメでなくても満ち足りた食生活が出来るのではなかろうか。食材を無駄にせず飽きの来ない食生活を心がけるのには、 具沢山のみそ汁は最高だと思う。今朝は沢山炊いたので、あしたも食べられる。

 

土曜日, 5月 12, 2018

ハルジオンとヒメジョオン


5月4日に孫たちと金剛山に登ってから一週間になる。ふくらはぎの痛みも取れて体調は良い。下りの登山道から持ち帰ったハルジオンと思われる花の蕾が開いた。(添付写真)
 
 ハルジオンとよく似た花にヒメジョオンがある。二種類あるということは知っていたが、正直なところ見分けるのは難しい。この花がハルジオンと確信できたのはインターネットのおかげだ。
 
 以前なら図鑑を開いて調べても簡単にはわからなかった。しかし今は便利だ。名前で検索すれば大体わかる。便利な世の中になったものだ。
 
 もっとも、インターネットを100%信用することもどうかと思う。ネット上には様々な情報が氾濫しているので注意しなければならない。もっとも、花の情報が違っていても大した問題ではない。今回はハルジオン(春紫苑)とヒメジョオン(姫女苑)の判別の方法が良く分かった。

金曜日, 5月 11, 2018

シンガポール


シンガポールはマレー半島の南端に位置する都市国家の島国である。1824年に英国の植民地となった。第二次世界大戦の間は日本に占領され、1963年に英国から独立した。 
 
 事実上一つ都市から構成されており、シンガポールには地方自治体が存在しない。面積は凡そ720平方キロメートル、人口は約560万人だ。同国は人材開発に積極的で、教育、医療、経済競争力において国際ランキングは上位に順位付けされている。
 
 トランプ大統領は6月12日に、北朝鮮との首脳会談をここシンガポールで実現するとツイートした。平壌からは5000キロ南に位置するシンガポールには北朝鮮の大使館もある。米朝首脳にとって中立的な土地だ。
 
 トランプ大統領は、これまで金委員長に小さなロケットマンなどと対決姿勢を前面に打ち出していたが、今年3月には首脳会談に同意した。昨日は北朝鮮に拘束されていた米国人3人が解放され、首脳会談への障害の一つが取り除かれた。この会談によって日本人拉致被害者の解放もあるのか。

水曜日, 5月 09, 2018

健康寿命


    2013年度の調査


  健康寿命とは、日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命を維持し自立した生活ができる生存期間のことだ。 すなわち平均寿命から日常、継続的に医療・介護に依存して生きる期間を除いた期間で、WHOが2000年にこの概念を提唱した。
 
 日本人の平均寿命は世界一のようだが、健康寿命との差は男女とも10歳ほどある。健康寿命の割合が高いほど寿命の質が高いと評価され、結果として医療費や介護費の削減に結びつく。
 
 厚生労働省は3年ごとに健康寿命を公表している。初回の2001年時の男性69.4歳、女性が72.6歳から伸び続けている。2016年時点は男性が72.14歳、女性が74.79歳だったと発表している。厚労省は健康意識の高まりや、高齢者の社会参加の広がりが背景にあるとみているようだ。
 
 健康寿命の算出には様々な手法があるが、この調査は国民生活基礎調査で「健康上の問題で日常生活に影響がある」と答えた人の有無をもとにしていて、回答者の主観に左右される側面があるようだ。自分はこの調査の年齢を過ぎているが健康だと思っている。 

火曜日, 5月 08, 2018

イランの核開発問題


イランの核開発問題とは、イランが自国の核関連施設で高濃縮ウランの製造をしていると疑惑を掛けられているという問題のことだ。これに対してイランは、核兵器は作らないと主張していた。
 
 2015年にイランは、米英仏独中露との間で核開発施設の縮小や軍事施設査察などの合意内容を締結した。国際原子力機間(IAEA)の遠心分離機などの大幅削減の確認を受けて、欧米諸国はイランに対する経済制裁を解除することになった。
 
 トランプ米大統領はこの合意に対して、ツイッターでは離脱するようなことを書いている。トランプ大統領のこの動きは、北朝鮮問題とも関係があるように思われる。北朝鮮がイランのように原子力分野の開発を継続し、核の脅威を温存するのを事前に防止するための処置ではないのだろうか。
 
 いずれにしても、今回のイラン核合意問題が、米朝会談に影響を及ぼすことになりそうだ。トランプ氏はイランへの武力行使もちらつかせ、米朝会談を有利に進める積りだろう。金正恩が会談をキャンセルするように仕向け、米軍が武力攻撃をやりやすい状況に持っていきたいのでは・・・・・

月曜日, 5月 07, 2018

中国企業について


世界市場におけるMade inチャイナの大半は、低付加価値の「安かろう 悪かろう」だと認識していたが、最近は通信機器や家電品なども世界市場を席巻し始めている。しかし、製品の心臓部分に使われている集積回路などは海外から輸入している。
 
 中国が誇る先端企業が今、存亡の危機に立たされている。それは、米国が自国製品の禁輸措置に踏み切ったからだ。大量に必要とするハイレベルな集積回路などが入ってこなければ中国の国内企業は製品が作れない。
 
 それでは、中国企業がどうしてこれまで自国産の集積回路の開発と製造に力を入れてこなかったのだろうか。開発には莫大な資金と時間が必要とされるが、金儲け主義一辺倒の中国企業からすれば、海外から部品を調達した方が早いとなったのだろう。
 
 輸入が一旦途切れてしまうとスマートフォンの一つも作れなくなるのだ。中国製造業のアキレス腱はこんなところにあったのだ。先端領域における寒い現状である。

日曜日, 5月 06, 2018

一汁一菜


料理研究家の土井善晴さんが、毎日の料理をラクにする方法として『一汁一菜でよいという提案』という本を書いて出版されていた。アマゾンに頼んでおいたら今日届いた。
 
 一汁一菜とは、ご飯を中心として、汁(みそ汁)と菜(おかず)それぞれ一品を合わせた和食の原点ともいえる食スタイルのことだ。昔の庶民の暮らしでは、みそ汁、ごはん、漬物だけで一汁一菜の型を担っていた。
 
 あまり型にこだわらずとも、ごはんと具たくさんのみそ汁があれば一汁一菜になる。おかずをわざわざ考えなくても、みそ汁を具沢山にすればそれで充分だ。
 
 日本人はずっとこのような食生活を続けてきたのだから、毎日三回ずっと食べ続けたとしても元気で健康でいられるはずだ。「一汁一菜は家庭料理の研究の末に行きついた食事スタイルだ」と、土井善晴さんは書いておられる。

土曜日, 5月 05, 2018

電子辞書


孫の浩登は大学生になった。学校では英語が必修だが、浩登は英語があまり得意でないようだ。そこで、シャープ製の携帯型電子辞書を買ってやった。電子辞書と言えば僕も何十年か前に買ったことがある。これもシャープ製だった。モノクロ液晶のポケットに入るタイプで、値段は結構高かった。だが、ほとんど使うことはなくお蔵入りした。
 
 しかし、最新のものはものすごく進化している。外形寸法は15cm×10cm×2cmで、5.5型カラー液晶でタッチパネル対応だ。キーボードは大型のフルキー配列なので入力も楽だ。USB充電ができ、連続100時間使用できる。
 
 今回、買ったモデルには本格英語辞書が充実しているとのことだ。その他にもいろいろなコンテンツがあるようだ。コンパクトにできてはいるが中身は非常に濃い代物だ。
 
 自分には使いこなすことは不可能だが、浩登ならうまく使ってくれると思う。たとえ少しでも英語の上達に貢献してくれれば良いのだが。

金曜日, 5月 04, 2018

孫と金剛登山



足腰に自信はなかったが、孫の裕果と、彼女の両親たちと5人で金剛山を登った。金剛山には沢山の登山コースがあるが、今日は初心者向きの千早本道を往復した。しかし、登りに3時間、下りに2時間かかったが何とか往復できた。脊柱管狭窄症のリハビリの為で歩いた積りだが、同行者には大いに迷惑をかけた。
 
 国見城址の広場で少し遅めの昼食を食べて、持参したコンロでお湯を沸かしインスタントコーヒーを飲む。その後2時半ごろに記念の写真を写す。丁度ライブカメラが作動する時間で、我々の姿もインターネットに流れたようだ。

金剛山では毎年5月3日に連続登山回数ごとに達成した人を表彰している。60年来の友人の 橋本益男君は今年1万回の表彰を受けた。彼とは大阪市主催の成人式で仲良くなって、結婚後も家族ぐるみの付き合いをしていた。
 
 20歳代、金剛山には登山仲間と一緒によく登った。僕は、結婚後はあまり行ってなかったが、橋本君は毎日登っていたようだ。彼とは最近ご無沙汰だったが、昨年暮れ奥方が他界された。その折に合ったきりだ。

 

木曜日, 5月 03, 2018

電波漏洩対策に関する講習会


今年の年末から4K・8Kの放送が始まるが、適切な衛星放送用の受信設備を用いなければ受信できない。しかし問題はそれだけではない。放送電波が漏洩して他の無線局への影響が懸念されている。そのため国は総務省主催の4K・8K放送に関する技術講習会を実施するようだ。
 
 組合本部から講習会の申込書が届いた。案内によると、5月下旬から全国160ヵ所で順次実施するそうだ。講習は2時間前後で、電波漏洩対策と助成金の申請と実施報告までの説明とのことだ。
 
 「新4K・8K衛星放送」は、BS・110°CS左旋偏波も利用するが、この中間周波数が電波障害を起こす。そのために対策済の機器に取り替える必要があるそうだ。アンテナを取り替えたのに対策を講じなければ、無線LANの通信速度が低下することがある。また電子レンジの使用によってテレビの受信不良が生じることがある。
 
 国はこの対策にどれだけの予算を組んでいるのか知らないが、我々にはどの程度の助成金が用意されているのだろうか。それを受けるためにはかなりの労力がいるのではないのだろうか。

水曜日, 5月 02, 2018

連合


昨日はメーデーだった。僕は労働組合には縁のない人間だが、昨日のニュースには「連合・政党代表招かず」というのがあった。連合の正式名は「日本労働組合総連合会」で、以前あった「総評」「同盟」などの労働4団体の統一によって結成されたものと承知している。
 
 これまでは、民進党の最大の支持母体とされていたが、昨年9月の総選挙において、民進党が希望の党との合流を決定して事実上解党した結果、立憲民主党、希望の党、民進党の3つに分裂したためが理由ではないかとささやかれている。
 
 連合は、式典のコンパクト化と説明しているが、加盟する労働組合によって各党との連携に濃淡があり、結局どこも招待しないことになったようだ。
 
 一方、政府代表として加藤厚生労働大臣を招いた。働き方関連法案の審議を控え、法案を推進する政府代表を招きながら野党を招かないというのはどうなのかという声も聞こえる。しかし、連合側には、野党が分裂状態を続けるなら、これまでのような関係を続けることは難しいという意見もある。今後、連合と野党の関係はどうなるのか。 
 

火曜日, 5月 01, 2018

旬の食材


今年も年の三分の一が過ぎた。これからの4ヵ月は暑い思いをすることになる。日本は春夏秋冬があって、その季節ごとの旬の食材が流通していたが、コールドチェーンの普及などによって、ほとんどの食材は年中を通していつでも調達できるようになった。            

それでも、この季節にしか食べることが出来ない希少な食品もある。また沢山出回る農作物もある。これらの食材はいずれも新鮮でおいしい。値段もお手ごろだ。
 
 この季節に好んで買っている果物は甘夏みかんだ。いちごもおいしいが滅多に買わない。そろそろぶどうの季節だ。魚貝類も脂がのっておいしい。肉類は旬にはあまり関係がない。お買い得な時にまとめて買って冷凍しておく。
 
 この歳になると食べることも楽しみのひとつだ。冷蔵庫を覗いて、「今日は何を造ろうか」と考えるのも楽しいものだ。しかし、そんなに沢山は食べられなくなった。