かくれ里

土曜日, 9月 30, 2006

当尾の里


 9月も今日までだ。朝夕めっきり涼しくなってきていよいよ本格的な秋がやって来る。紅葉には少し早いが、10月になったら当尾の里の浄瑠璃寺と門前にある「あ志び乃店」へ行こうと思っている。当尾へは今までに何度も訪れているが、いつの場合も気持ちの安らぐ所である。

 平成13年9月に初めて浄瑠璃寺を訪れた。その年の11月に同業の皆さんと一緒に、紅葉の浄瑠璃寺を訪ねる予定だったので、その下見のためである。当尾は大小さまざまな石仏が点在する野仏の里だ。ここには野菜や漬物などの無人の販売所があって、「ひと吊り100円」などと書かれた小さな看板が掛かっている。

 当尾の里を一巡りして国宝の寺「浄瑠璃寺」に戻った。昼時分だったので「あ志び乃店」でとろろ定食を食べた。その時に初めて、あしびさんのホームページを知ったのである。数日後、掲示板に11月23日に再訪する由の書き込みをした。その後も掲示板を通して情報の交換をしていたが、ここに書き込みをされる方とは相通じるものがあって、多くのお友達も出来た。

 当尾の里と浄瑠璃寺、そして、「あ志び乃店」へは、これからも度々訪れることになるだろう。

火曜日, 9月 26, 2006

新内閣発足

 今日26日に開催された衆参両院本会議で、自民党の安部晋三総裁が第90代の内閣総理大臣に選出された。直ちに組閣に着手し、各閣僚を任命した。

 改革続行と歳出削減優先の財政再建を最優先に掲げる安倍内閣は、同日夜、皇居に於いて首相の親任式と閣僚の認証式を済ませ、安倍内閣が正式に発足した

日曜日, 9月 24, 2006

高野山


 墓参をかねて高野三山を歩いて来た。高野山の弘法大師御廟を囲むように標高1000m前後の三山(摩尼山・楊柳山・転軸山)をめぐるハイキングコースがある。女人禁制の頃、遥拝のために女性たちが歩いた道である。

 このコースは数年前にも一度歩いているが、今日は男三人で歩いた。気温は20℃をきっていて、秋晴れの気持ちのいい一日だった。奥の院への参道の喧騒がうそのような静かな山道、約7kmをゆっくりと歩いた。

 コースの終点は弘法大師御廟の前の灯篭堂だ。ここからは、大勢の参拝者と一緒に歴史上の人物の名前が刻まれた墓や供養塔等を見ながら歩いて、中の橋近くにある父母の墓の前で手を合わせた。今年は元日、春の彼岸、5月のゴールデンウイーク、に来ているのでこれで4度目である。

 奥の院の駐車場で高野槇を買った。 秋篠宮悠仁親王殿下のお印が「高野槇」になったこともあって、高野槇の苗木を買い求める人も多く見かけた。

木曜日, 9月 21, 2006

VOD

 地上波のテレビがデジタル放送に完全に移行するまで5年弱となった。地上放送がデジタルに変わると、今のテ レビ受信機は無用の長物となる。 ?

 さて、5年後の世の中を考えてみたところ、はたしてデジタルテレビが主役の座に居るだろうか。視聴者のニー ズは多様化して、今のような放送のやり方では満足しなくなるだろう。デジタルテレビは双方向性があるといって も利用する人はわずかだろう。

 今、世界ではサーバを使って、インターネットから動画をダウンロードして視聴するという流れに向っている。 見たいものを見たいときにと言う形になって、インターネットの機能をフルに使ったものに多くの時間をついやする ようになっている。

 インターネットの進展がこのまま進めば、地上デジタル放送に完全移行する2011年には、VOD(ビデオ・オン・デ マンド)と言われる、ダウンロード型の放送や映画などを、家庭内のハードディスクサーバーに落としておいて、好 きな時間に見るといった形態が一般的になるのではないだろうか。

日曜日, 9月 17, 2006

敬老の日




 明日は敬老の日である。この日は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」と言うことで国民の祝日になった。元々は9月15日だったのを、祝日法の改正で2003年からは9月の第3月曜日となったのである。

 自分も70歳近くなって、そろそろ老人の仲間入りをする年になったが、本人は全然そんな気がしていないのである。


 ところで、孫の裕果から添付画像のようなものをもらった。幼稚園で書いた絵に先生が加筆してくれたものだ。うれしかった。以前、浩登からも同じようなものをもらったことがある。孫たちからみればやはりおじいさんなのだ。

 地元の老人会でも、小学生や幼稚園児たちとのふれあいの行事があって、手紙のやり取り等をしていると聞く。お仕着せでは困るが、老人の知恵や常識を子供たちに伝えて行くのは良いことではないだろうか。

木曜日, 9月 14, 2006

尾瀬でも

 イノシシのことを書いたので鹿のことも書いておこう。先日観たテレビの番組で、尾瀬の自然が鹿によって荒らされていること知った。尾瀬には元々鹿は住んでいなかった。ところが、奥日光辺りで増え続けた鹿たちが、生活圏を拡大して山続きの尾瀬にも増え始めているという。

 それでは、何故、鹿が増え始めたのか。放送では地球温暖化に関係があると言っていた。説明によると、従来、鹿の増えすぎは大雪によって自然淘汰されていたが、このところの温暖化で雪が少なくなって自然淘汰されなくなり、生活圏を拡大した鹿たちが尾瀬の貴重な植物を荒らしているそうだ。

 増え続ける動植物がある一方で、絶滅の危機に瀕している動植物もある。いずれの場合も原因を突き詰めれば、自然の循環を無視した人間の身勝手な行動が関係しているのだと思う。

水曜日, 9月 13, 2006

イノシシ対策



 ロックガーデンのイノシシは大変おとなしく人なれしていた。イノシシは本来警戒心が強く、人前に姿を現す動物ではないそうで、都会に住んでいるとめったに見かけることがありません。しかし、最近、猪による被害によって日常生活を脅かす大きな問題になっています。

 イノシシは雑食性で、大きくなるにつれて畑を掘って農作物を荒らしたり、石垣を崩してミミズや虫などを食べる。農林業が盛んだった頃には彼らは森の奥に追いやられ少数で生息してが、農業人口の減少に伴い、かって田畑であった場所が竹林や藪になったり、一部はゴミ捨て場などになって、イノシシにとっては格好のえさ場、棲み場、繁殖の場となり、数を増やして各地で被害が増え始めたようです。

 全国の自治体ではイノシシ対策のために、田畑をさくで囲う「防護」や、銃やわなで頭数を減らす「駆除」のために多額の予算を組んで対処しているが、財政規模の小さい所は大変なようです。昔のようにうまく棲み分けが出来ればいいと思うのだが。

日曜日, 9月 10, 2006

ロックガーデン




 若い頃、東六甲のロックガーデンはロッククライミングの格好の練習場があってよく訪れた。阪神淡路大震災で地形が大分変わったが、今でも、ハイカーたち憧れのスポットである。

 今日はいつものメンバー10名で出掛けた。天気予報では降水確率60%で、雨は覚悟していたがいい塩梅に下山するまで一滴も降らなかった。しかし、阪急岡本駅の手前で土砂降りの雨となり初めて雨具を使った。

 阪急芦屋川駅より30分ほどで高座の滝に着く。滝の左側を巻くとロックガーデンが始まる。三点確保で岩場をよじ登る。しばらく登ると山あいに大阪湾を隔てて金剛葛城の山並みが望める。中央尾根の岩場を登ること約1時間ほどで雑木林のゆるい登りに替わる。昼食場所の風吹岩には12時前に到着した。食事中に親子ずれの猪が現れて餌をねだる。人なれしている。昔は猪などめったに出会えなかったが最近はかなり増えているそうだ。

 ここ風吹岩から六甲最高峰に登り、東六甲を縦走して宝塚方面に向かったり、有馬へ下山するコースなど、六甲には様々なハイキングコースがある。だが、今日はここから金鳥山を経て、梅林で有名な保久良神社を抜けて岡本駅に下った。

木曜日, 9月 07, 2006

おめでとうございます

 昨日は、日本国中、親王殿下ご誕生の明るいニュースで和やかな雰囲気に包まれていた。親王殿下のご誕生をお祝いし、健やかなご成長を心からお祈り申し上げます。

 各界名士の方から様々なお祝いの言葉があったが、紀子さまの両親の川嶋夫妻は宮内庁を通じて「誠におめでとう存じます。清流に臨みて詩を賦す心に重なる感慨を覚えます」との感想を文書で発表されていた。

 川嶋夫妻が引用したのは、古代中国の詩人・陶淵明の「帰去来辞」の一節とかで、引用した部分は、晴れ晴れと澄み切った心を表現していると言う。

 「帰去来辞」か。又また虫が騒ぎ出した。でも、時間がない。今日はやめとこ・・・・・

水曜日, 9月 06, 2006

便利グッズ


 
 我が家の朝食はパン食に野菜サラダと言うパターンが多い。サラダは冷蔵庫の中にある野菜や果物を適当に切り、サラダボールに盛り付けて、何種類か用意してあるドレッシングをその日の気分で種類を変えて使っている。

 ベースになる野菜は大体レタスだが、10分程冷水に浸しておくとシャキッとしておいしい。ここで苦労するのが水切りである。ペーパータオルなどで水気を取っているが邪魔くさい。野菜の水切りに便利な道具はないものかとインターネットで検索した。今回もアマゾンのサイトで見つけた。写真のようなものでハンドルを回し遠心力で水分を振り切るようになっている。早速発注した。送料の掛からないようにともう一品一緒に頼んだ。ヘルシースプレー(写真右)と言うものだが、圧縮式になっていてサラダオイルなどを入れて振り掛けるのに便利そうだ。

 ところで、お値段だが、どちらも一個1000円。両方合わせて消費税 送料込みで 弐千円也。支払いはクレジットカードで1ヵ月後の引落としだ。届いた商品をみて二度びっくり。どう考えても採算が取れているとは思えない。一体どんな仕組みになっているのだろうか。面白い時代である。

月曜日, 9月 04, 2006

どうなるホリエモン Ⅳ

 ライブドアー事件で、証券取引法違反罪に問われた前社長、堀江貴文被告の初公判が東京地裁で開かれた。傍聴希望者が定員の20倍も来たと言うからこの事件に対する関心の高さが伺える。堀江被告が一貫して事件への関与を否定する中で、元側近らは次々と関与の実態を供述しており、まさにがけっぷちに立たされた状態の堀江被告だが、今後どのように展開するか興味のあるところだ。

土曜日, 9月 02, 2006

李下に冠を正さず

 知人より表題のような言葉を含むメールを戴いた。公の場で恥をかかないようにとの心遣いである。ありがたいことだ。中国の故事と思われるこの言葉の意味が知りたくてネットで検索してみた。

 漢代の初期の詩『君子行』より 『君子防未然、不處嫌疑間。瓜田不納履、李下不正冠』と言うのがある。現代語訳は、『君子たるものは、人から疑いを招くような事を未然に防ぎ、嫌疑をかけられるような振る舞いはしないものだ。(取ろうとしていると勘違いされぬように)瓜(うり)畑の中で靴を穿(は)くような仕草をしたり、李(すもも)の木の下で冠をかぶりなおしたりはしないものだ』と書かれていた。すなわち、他人から嫌疑を受けやすい行為は避けるようにせよとの意のようだ。

 漢詩とか故事成語には門外漢の自分だが、ネットのサイトを読んでいると結構楽しい。中国史をひも解いてみるのも面白そうだ。何にでも興味は示すのだが、いつも中途半端に終わっている。今度もどうなるか分からないが、やってみよう。