かくれ里

木曜日, 8月 31, 2006

日本の名峰

 いつもの年より暑さの厳しい8月だったが今日で終わった。夏山シーズンもそろそろ終わりだ。

 NHKは今年1月から「日本の名峰」と題して日本各地の山を紹介している。視聴者からは「おすすめの山」を募った。8月の放送は、投票の上位の山々を延べ7時間20分にまとめ、極上のハイビジョン映像で4回に分けて紹介された。放送は8月21日(月)から24日(木)にあったが、断片的にしか見ることが出来なかったので、全てHDDに録画をした。9月にはBSと総合で再放送があるようだ。

 投票結果は、富士山 3770票  槍ケ岳 2403票  大山 2144票   石鎚山 2100票   穂高岳 1689票  剱岳 1431票  鳥海山 1350票  八ケ岳 1120票  白馬岳 1061票   大峰山 992票  立山 888票  北岳 879票  白山 871票  羅臼岳 870票  宮之浦岳 847票  早池峰山 835票  利尻山 827票  大雪山 728票  飯豊山 694票   霧島山 684票  木曽駒ケ岳 668票  阿蘇山 649票 常念岳 629票  赤石岳 624票  月山 623票  くじゅう 622票   鷲羽岳 619票  八甲田山 607票 鹿島槍ケ岳 600票   甲斐駒ケ岳 596票   御嶽山 593票   岩手山 592票  至仏山 488票  筑波山 477票  岩木山 458票と続く。

 やはり富士山がダントツだが、いずれも有名な山ばかりだ。列記した中で登ったことのある山は果たしていくつあるだろうか。殆どが未踏峰だ。しかし一度は登ってみたい山ばかりである。 富士山には数年前に登頂した。この時の顛末記は機会があれば記そう。

月曜日, 8月 28, 2006

新商品

 シャープからこんな商品が発売された。ドアスコープにカメラ部をマグネットで貼り付けて、 本体を手元に置くだけで来客の確認ができる。配線不要で工事はいたって簡単だ。定価はオープンだが実売価格は27000円位。

 既築のマンションや公営住宅などで、テレビドアホンの設置が困難な場合、こんなのがあると便利かなと思う。

日曜日, 8月 27, 2006

皇寿まで



 作曲家の高木東六さんが死去した。102歳だった。最晩年まで現役でおられたようで、先日のテレビの番組で姿をお見かけしたことがある。自分も高木東六さんにあやかりたいと思う。

 かねてから、僕は「100歳まで生きるぞ」と機会あるごとに宣言している。もちろん自立できる状態である。その為にも、日ごろから規則正しい生活を送ることに心がけている。特に食べ物には気を使っている。粗食でバランスの取れた料理を自ら作ったりすることもある。精神的にもなるべくイライラすることを避けるようにしている。睡眠時間をもう少し取れればいいのだが、この点が課題だ。又、不慮の事故や怪我にも注意を払わねばならない。今までにも大きな怪我を何度か経験しているので、時間に余裕をもった生活をしよう。

 ↑に添付したものは、昨年92歳で亡くなった母が、何処かのお寺から貰って来た物だが、コピーして額に入れて座右の銘にしている。白寿までは何としても元気でいたいと思う。あわよくば皇寿まで・・・・・

金曜日, 8月 25, 2006

惑星


 中学生の頃の一時期、天体に興味を持ったことがある。その頃、プラネタリュームの星を見るために何度か四ツ橋の電気科学舘に通った記憶がある。その後あまり関心はなかったが、今朝のニュースで太陽系の惑星が9個から8個になったと騒いでいたので、この話題に触れてみよう。

 太陽系の惑星のことを「すいきんちかもくどってんかいめい」と覚えていた。惑星とは、①太陽の周囲を回る、②質量が十分大きく自己重力でほぼ球体、③軌道上で圧倒的に大きいとされる天体、と国際天文学連合によって定義されていると聞く。

 今回、最も外側にある冥王星がこの定義に該当しないと、チェコのプラハで開かれた国際天文学連合の総会で、惑星からはずされることになった。冥王星の太陽からの距離は56億キロ以上、大きさは月より小さいと言うから大勢には影響がないと思うのだが、教科書の記述を書き換えたりしなければならず、教育現場では大変なのだろう。

 今日は一日中この話題で賑わっていたが、夏休みも終盤となって少しだれ気味の子供たちが、この話題で天体に関心を持つことはいいことなので、大いに騒いでほしいと思った。

水曜日, 8月 23, 2006

禁煙のすすめ

 道路にタバコの吸殻が落ちているのが気になって仕様がない。車を運転していて対向車の窓から灰皿の吸殻をばら撒く不貞の輩を見たことがある。人はどうして喫煙するのだろうか。タバコは「百害あって一利なし」と言うのだからやめればいいのにといつも思う。吸わない者の戯言だ。

 最近、何処へ行ってもNO SMOKINGの文字が目立つようになってきた。愛煙家には肩身の狭い世の中になっている。タバコをやめれば体力がアップすることは間違いないと思う。タバコのために使う時間やお金で新しい楽しみを見つけよう。

 この際きっぱり禁煙してしまえばと思うのだが、ニコチン依存になっている人は中々禁煙できないようだ。禁煙には本人の強い意志が必要だが家族の支えも大切です。失敗してもあきらめず、何度も挑戦することが成功の秘訣だ。

 ヘビースモーカーの諸君、自分の健康と愛する家族のために、禁煙を!!!

日曜日, 8月 20, 2006

フェスティバルホール


 
 大阪フィルハーモニー交響楽団 「3大交響曲の夕べ」と題した演奏を聞きに、フェスティバルホールへ行ってきた。曲目は、シューベルト/ 交響曲 第8番「未完成」・ ベートーベン/ 交響曲 第5番「運命」・ ドヴォルザーク/ 交響曲 第9番「新世界より」の3曲で、いずれも僕の好きな曲だ。指揮は小林研一郎で午後5時の開演だった。

 少し早いかと思ったが4時前に会場に着いたら、既に100人ほどが入場を待っていた。ホールが満席になった頃に演奏が始まった。クラシックの生演奏を聞くのは久しぶりである。3曲ともポピュラーだがみんな好きな曲だ。指揮者の力強いタクトさばきと、それに呼応する大阪フィルメンバーの演奏にうっとりと聞きほれているうちに、2時間余の演奏会は終わった。心地よい余韻を残しながら家路についた。

 フェスティバルホールへは若い頃、労音や民音主催の公演を聴きに良く通った。思えば今日は30数年ぶりに訪れたことになる。しかし、そんな時間の差は感じなかった。何とも親しみのあるホールである。これをきっかけに度々訪れることになるような予感がする。

金曜日, 8月 18, 2006

野草録

 野山を歩いていて、足元に咲く小さな草花を見つけるとカメラを向けてしまう。一緒に歩いているメンバーに迷惑をかけることもしばしばだ。

 俗に雑草と一からげに言われて名前も定かでない草花が、季節ともなって、さほど目立たないが可憐な花をつけて精一杯自己主張しているのを見ると、いとおしくなってくる。そんな草花にもそれぞれ名前があるのだろうが、図鑑を見ても中々同定が難しい。近頃はインターネットを開くと詳しい方が多くおられて自分のホームページに投稿されているので検索などさせてもらっている。そんな中で毎日欠かさず見ているのが「
野草録」だ。

 「
野草録」は愛媛県在住の‘ろうさん’(50歳台の男性)が、週末に野山を歩いて撮ってこられた野草や昆虫の写真を、一週間かけて小出しにするブログ風のスタイルで毎日掲載されている。ご自身は「自己満足ブログ」とおっしゃっているが、今までに500近い画像を見てきたがどれをとっても素晴らしいものばかりである。自然に対する愛情がよく感じられる。

 殆どの画像はマクロ撮影されているが、僕もマクロには興味があって挑戦してみるのだが、僕のカメラ(ミノルタのDiMAGE7i)と撮影技術では到底足元には及ばない。かといって、‘ろうさん’がお使いのキャノンのEOS 20DとタムロンのMACROレンズがあればいい写真が撮れるかと言えば、恐らく無理であろう。最近それが納得できるようになった。これからも、毎日「
野草録」の画像を見るのを日課にしよう。 

水曜日, 8月 16, 2006

シャープ亀山第2工場



 2年前、三重県亀山市にあるシャープの液晶テレビ工場を見学した。その設備に圧倒され、展示してある大型の液晶テレビを目の当たりにし、自分も液晶テレビがほしくなってシャープの37型を購入した。そして、お客様にもお奨めしている。

 その後、亀山第2工場の建設に着手し、今年9月から稼動する。同工場では第1工場で生産している第六世代マザーガラス(1,500×1,800ミリ)に対し、面積が約2倍で世界最大の第八世代マザーガラス(2,160×2,460ミリ)を採用し、50型、40型クラスのテレビ向けパネルの効率生産が可能との事。

 先の工場を見学した時にも説明を受けたが、大規模な地震の衝撃を吸収する制振ダンパーや、落雷などの瞬間的な電圧降下にを未然に防止するシステムなど、自然災害による影響を最小限にとどめる24時間安定した生産体制を構築している。さらに、水リサイクルシステムや、大規模太陽光発電システム、燃料電池、コ・ジェネレーションシステムなど、異種電源一体化によるエネルギー供給体制を構築している。設備投資額は、建物・生産設備等を含んで1500億円。

火曜日, 8月 15, 2006

終戦の日に想う



 今朝のテレビ放送は、小泉首相の靖国神社参拝に関する報道が大きく取り上げられていた。退任を控え自分の公約を実行したのだろうが、中国や韓国からの反発は必至だ。総理在任5年の間、自分の意思を貫き通し、一応の改革を成し遂げた小泉首相は偉大な政治家だったのだろうか。このことは後世の人が判断することであろう。

 靖国神社には第2次世界大戦で犠牲になった多くの英霊の御霊が祭られているが、戦争を起こした張本人たちも祭られている。自分たちが受けた屈辱に対し戦争の張本人たちを決して許すことが出来ないというのが韓国や中国の思いなのだろう。

 昭和20年8月15日を境にして日本は大きく変わったわけだが、この前後のことは断片的には知っているが詳しいことは分からない。先日、新聞で、北 康利著「白州次郎 占領を背負った男」と言う本の広告を見た。早速アマゾンに注文したらすぐに送ってくれた。白州次郎のことはNHKの「その時歴史が動いた」で放送されたし、白州正子のご亭主とあって以前から興味を持っていた。

 本の内容は彼の生い立ちから、戦中戦後の活躍について詳しく書かれている。歴史の裏舞台がよくわかる。次郎と吉田茂の関係。新憲法の発布までの苦労話。正子との出会い。いずれも興味深いことばかりである。4百ページのこの本を一気に読み上げた。余談になるが、次の自民党の総裁選に出馬表明している麻生太郎は吉田茂の孫だが、彼の両親を結びつけたのも白州次郎だと知った。
 

日曜日, 8月 13, 2006

液晶テレビのVAとIPS

 液晶テレビの最新モデルは、斜めから見てもクッキリと鮮やかだ。これを実現するキーワードが「VA」と「IPS」である。

 液晶テレビは、電圧のオン・オフで光を遮ったり通したりする液晶の特性を利用してつくられている。液晶自身は 光らないため、蛍光灯などの「バックライト」光を細かい点の単位で高速に遮ったり通したりすることによって映像を表示する。つまり液晶は細かなシャッターの役目を果たしているわけだ。このシャッターとして働いている 液晶を、どのように配置するかという部分で「VA」と「IPS」は異なっている。

 それぞれ長所と短所があるが技術的なことは割愛する。わが国のメーカーでは、シャープ、ソニーは「VA」方式。松下、日立、東芝は「IPS」方式のパネルを採用している。

 それぞれの特長によってまとめてみると、メリハリのある映像を楽しみたいなら「VA」方式。複数の人が一緒に見ることが多い場合は視野角の広い「IPS」方式がお奨めだ。

水曜日, 8月 09, 2006

サイン

 今年の夏商戦は久しぶりに活況を示していて年甲斐もなくハッスルした。年のせいか今年の夏は暑く感じる。8月8日も猛暑の中でエアコン工事に没頭していた。午後2時ごろ、気がついたら救急車の中。一瞬状況が判断できなかった。あとでわかったことだが、作業中に脚立から転落して頭を打って脳震盪を起こしたようだ。

 阪和記念病院へ搬送されて一連の検査を受けたが、幸い大したことがなかった。その後、現場に復帰して作業を続けたが、翌日の仕事はキャンセルして安静にしている。

 実は、8年前にも商品の搬送中に階段から転落して、腰椎を骨折する大怪我をしたことがある。この時期は売上げが目標に達せずイライラの連続で焦っていた。事故のあと考えた。これは焦ってもどうしようもないことだ、神さんが「ゆっくりせい」と言っているんだなと思って、その後、営業方針を180°転換して販促活動はやめて営業を縮小の方針に切り替えて現在に至っている。

 今回の事故も、「お前はもう若くないぞ、年を考えろ」というサインのようだ。今年もまもなく盆休みに入る。休み中に計画していたハイキングは取りやめてゆっくり静養しようと思っている。

日曜日, 8月 06, 2006

広島の思いで

 8月6日は広島に原子爆弾が投下されて61年目になる。今年も原爆ドームのある会場では記念の式典が開かれている。広島に続いて3日後には長崎にも投下され、わが国は世界で唯一の被爆国となった。この時の惨状はご承知の通りだが、実は、昭和20年8月6日午前8時15分、僕は広島県呉市に住んでいた。爆心地から離れていたので直接の被害はなかったが、裏山の上にきのこ雲を見た。

 昭和20年3月の大阪大空襲で被災した時、僕は5歳だった。母と妹二人と僕は、呉の造船所で徴用工として働いていた父を頼って広島に来ていたのである。現在は呉市に編入されているが、当時は広島県安芸郡の山村だった。この日の朝、付近が騒がしいので、窓を開けて裏の山を見上げると黙々と煙が上がっていた。あとで分かったことだがこれがきのこ雲だった。当時の記憶はあまり定かではないが、きのこ雲のことだけははっきり覚えている。

 広島にはその後7年間余り住んでいたが、楽しかったこと、悲しかったこと、色んな思い出がいっぱいある。当時のことを考える時、日本は敗戦のあの廃墟から良くここまで発展したものだと思う。もう一度当時のことをゆっくり考える時間を持ちたいと想う昨今である。

木曜日, 8月 03, 2006

大台ヶ原 写真集


 町内に内科の稲川医院があった。当店は、数年前に先生が高齢のためリタイヤされた頃からお伺いするようになっていた。先日、液晶テレビを納品した折に、今年3月に先生が亡くなられたことを知った。帰り際に奥様から、稲川米雄写真集「大台ヶ原の四季」と言う写真集を戴いた。同時に撮影のエピソードなどお話くださった。

 先生は大正9年のお生まれで、医院を開業の傍ら、趣味の写真を撮り続けておられたそうです。昭和37年ごろから30年以上、大台ヶ原に通い続け、昭和57年には写真集「大台ヶ原」を個人出版された。平成6年には稲川米雄写真集「大台ヶ原 原生林」を東方出版社から出版されている。平成15年には同じ出版社から、頂戴した写真集が出版された。

 頂戴した写真集に掲載されている写真は、みんな素晴らしいものばかりだった。そうなると、平成6年出版の写真集も是非見たくなった。例によってAmazon.comで検索し、注文したら10日ほどで手元に届いた。

 こちらの写真集の方が掲載されている写真の数も多く、すべての撮影データーも網羅されている。そして、「まえがき」「あとがき」の内容も、大台ヶ原を知り尽くした者にしか書けない内容だった。いい物を手に入れた。又 一つ、僕の宝物が増えた。