かくれ里

日曜日, 8月 30, 2009

開票速報


 第45回衆議院選挙の投票日。午前中に近所の小学校で投票を済ませてきた。まずまずの天気で投票率はそんなに悪くないのではなかろうか。

 投票は午後8時に締め切られ、テレビでは早速開票速報が始まった。放送開始直後に当選確実者の発表があった。開票率0%でなぜそんなことがわかるのか。選挙報道でいつも疑問に思うことだが、出口調査とかでわかるらしい。そして殆ど正しい。

 1時間ほど放送を見ていたが、大勢は決まったようだ。実際の開票率は10%にも達していないのではなかろうか。その結果、民主党の大勝は確実になったようだ。300議席を獲得して過半数を制する勢いだ。政権交代は間違いないだろう。

 それにしても、自民党はふがいない。公明党も苦戦しているようだ。明日にならなければ各党の正式な議員数はわからないが、日本の政界地図は大きく変わるだろう。一体これからこの国はどうなるのだろうか。しばらくは混迷の時代が続くことは間違いないと思う。

土曜日, 8月 29, 2009

脳卒中で倒れない法


 脳卒中は、脳の血管障害で、脳血栓や脳出血などの障害になって脳に麻痺が生じた状態である。この発作に見舞われたら、軽重の差はあるにしても再起の望みを絶たれてしまいます。しかし、この病気を予防する医薬品はないのだそうです。

 医薬品ではないが「脳卒中では絶対倒れない飲み物だ」と言って薦められている方がいらっしゃいます。この方は、鹿児島県の養護老人ホームの園長さんで、今までに数千人の方が試されて実証済みだとおっしゃっています。

 以下に一人分の飲み物の作り方を書きます。① 卵1個(白味だけ) ② ふきの葉の汁小さじ3杯(ふきの葉3~4枚をきざんですりつぶす 但しつはぶきは不可) ③ 清酒小さじ3杯(焼酎は不可) ④ 梅漬1個(種を除いてすりつぶす 土用干しした梅干は不可) 以上4種のものを必ず番号順に入れてよく混ぜるとコップ半分弱の汁が出来る。

 この汁を一生に一度だけ飲むといいのだそうですが、「信じる信じないは本人の気持ち次第だが、飲んで害になるものは何も入っていないので善意に解釈できる人はお試しになっては」と結ばれている。僕は試してみようと思っている。

木曜日, 8月 27, 2009

人事院勧告

 国家公務員の給与水準は、人事院が民間企業の実態を調査して官民格差をなくすような形で政府に勧告する。政府は2009年度の人事院勧告を受けて、25日の閣僚会議で国家公務員の給与とボーナスの引き下げの完全実施を決めた。政府が人事院勧告からすぐに結論を出すのは珍しいことだが、30日の衆議院選挙を意識したものであろう。

 それによると、景気の悪化に伴う民間企業の給与水準の低下を反映して、減額額は行政職の国家公務員の平均年収の2.4パーセントにあたる15万4000円で過去最大の削減になったようだ。これを受けて総務省は、地方公務員の給与についても、地域の民間給与水準を反映させた体系にするよう各地の人事委員会に通知した。地方でも国に準じた給与引き下げを求める人事委員会の勧告が相次ぐだろう。

 今回の人事院の措置は当然のことと思う。民間に比べて公務員は高額の所得を得ているのでないだろうか。近頃は地方自治体でも臨時職員をかなり雇用するようになっている。この場合、正規職員と臨時職員は同じような業務をしているが、賃金には大きな開きがあるようです。

 民間企業もかなり前から臨時社員を採用している。スーパーやファーストフード店などはその際たるものだ。この場合は正規社員は管理的な仕事をしています。そして臨時社員が仕事に慣れてくると正規社員の数を減らし別の部門に移動します。このように民間企業は努力をしています。お役所はもっと創意工夫が必要ではないだろうか。

火曜日, 8月 25, 2009

リーダイ


 今朝のテレビニュースで、アメリカのしにせの出版社「リーダーズ・ダイジェスト社」が経営破綻したとの報道をしていた。同社は1922年の創業で世界各国で90以上の雑誌を発行している米出版界の大手である。

 日本版は、リーダイの愛称で1946年から86年頃まで発売されていた。実は、僕も1960年代に購読していたことがあった。毎月送られてくるのを首を長くして待っていた。内容は色んな出版物を要約して書かれていて、本の題名どおりのダイジェスト判だったと記憶している。今ならインターネットで簡単に情報検索できるが、当時はこれが僕にとっての情報源だったように思う。

 バックナンバーをずっと残していて、その数は100冊を超えていただろうか。その後、結婚や引越しで処分をしてしまった様で、今は手元には一冊も残っていない。

 リーダーズ・ダイジェスト社の破綻は、景気の悪化によって雑誌の売れ行きと広告収入が落ち込み経営が悪化した為のようだが、アメリカでは販売不振と広告収入の減少に苦しむ新聞社や出版社が相次いでいると言っていた。

日曜日, 8月 23, 2009

ハードディスクドライブ


 当店は今から25年前に、10メガバイト(MB)のハードディスク付きのパソコンを導入した。当時は外部媒体としてはフロッピーディスクが全盛の時代でHDDは珍しかった。テキストの処理が殆どだったのでこれでも十分過ぎるぐらいだった。

 やがて、OSがWindowsになって、画像処理などでデーター量もどんどん増えて、パソコンに搭載されるHDDは数百ギガバイト(GB)が普通になってきた。最近では1テラバイト(TB)の外付けのHDDが1万円ほどで買える様になっている。

 ところが、IT産業の最前線ではペタバイト(PB)の世界になっているというのだ。1ペタバイトとは1000テラバイト(100万ギガバイト)のことだ。このデーター量は、文字がびっしり書かれた書類をつめた引き出しが4つ付いたキャビネットの2千万個分と言うからものすごい量だ。それでも、Googleが一日で処理するデーター量は20ペタバイトだそうだからびっくりする。

 実際問題として、そこまで大きなデーター処理が必要かどうかわからないが、将来的には視野に入れておく必要があるのかもしれない。開発メーカーは、2~5年後には1.2ペタバイト容量のHDDが750ドルぐらいで市場に出回るだろうと予測している。

木曜日, 8月 20, 2009

ガラパゴス化

 最近、ガラパゴス化と言う言葉を聞くことがある。これは、ガラパゴス諸島における生物の特殊な進化のように、日本市場においては消費者の高度なニーズにこたえて、技術やサービスなどが独自の進化を遂げて、世界の標準からかけ離れる現象のことだ。諸外国には日本より機能の低い市場が存在していて、気がついたときには世界標準から取り残されていたと言うことだそうだ。 

 この現象は、携帯電話の世界では特に顕著であるが、今やIT業界全般に広がりつつある。そこで、日本のIT企業が世界で競争力を失っている理由を検証するために「IT国際競争力研究会」なるものがが立ち上げられたようである。

 この研究会のテーマと議論は、日本ならでの特異な進化は見方を変えれば特異な差別ポイントになる。任天堂の家庭用ゲーム機「Wii」などはその成功例に挙げている。

 しかし、考えてみるとガラパゴス化は日本にとってはあまり好ましいことではないのだろうか。世界標準に合わすことも必要ではないかと考えて、脱ガラパゴスを唱えている人たちもあるようだ。

月曜日, 8月 17, 2009

六甲森林植物園


 お盆の夏季休暇が終わった。13日は先祖の墓参り。14日は溜まった伝票のインプットなどのデスクワーク。15日は孫たちとのふれ合いDay。そして16日は家内を誘ってドライブに出かけた。

 いつもは付き合いの悪い家内が、今回はOKサインを出した。行き先はどこでも良かったが、避暑になるかと考えて六甲山に向けて車を走らせた。11時頃に六甲山牧場に到着したが、広い駐車場が満車状態だった。次に向かったのが神戸市立の森林植物園だ。こちらの駐車場はかなり空いている。入園料と駐車料を払って入場する。

 六甲山にはこれまでハイキングでは何度も訪れている。六甲山上の西の端に森林植物園があることは知っていたが、ハイキングコースからは外れていて、今まで一度も訪れることはなかった。しかし、機会があれば一度は行って見たいスポットでもあった。

 70年の歴史があるこの森林植物園は、143haの広大な面積に、凡そ1200種の樹木が植栽され、神戸市によってよく管理されている。日本の代表的な樹木をはじめ、世界各地の樹木も植えられていて、四季折々の自然が体験できる。この日は、管理事務所のある森林展示館の見学と、付近を約1時間ほど散策したが、園内の一部しか見ていない。紅葉の頃にもう一度訪れて園内をくまなく散策するのも良いかなと思いつつ、森林植物園をあとにした。帰路は六甲山上をドライブして芦有道路を芦屋方面に下った。

木曜日, 8月 13, 2009

盂蘭盆会


 当店は8月13日から16日まで夏季休暇として休業する。この期間をお盆休みと言うこともあるが、お盆は地方によっては7月にするところもあるようだ。お盆は正式には盂蘭盆会(うらぼんえ)と言う。彼岸会と同じように墓参りに行ったりするが、由来などに違いがあるようだ。

 盂蘭盆会の語源はインドのサンクリット語の「ウランバナ」を中国語に音写したもので、中国で西暦500年頃に始まり、日本には、西暦600年ごろに伝わった比較的新しいしきたりで、現在のやりかたは、江戸時代にほぼ固まったようです。

 我が家の宗派は浄土真宗で、特に決まった行事は行いませんが、宗派によっては盂蘭盆経の経典どおりのお供えをして先祖の霊を弔うようです。そして、13日の夕方にお墓に先祖の霊を迎えに行って自宅にもどり、門前でオガラで迎え火を焚いて合掌し、先祖の霊を迎え入れる。16日の夕方には再びオガラを焚いて、先祖の霊を送り出す。

 徹夜おどりで有名な、国の重要無形民俗文化財に指定されている岐阜県の「郡上踊り」は、盂蘭盆会のあいだの13日から4夜にわたりおどりが続く。同様に全国各地でも盆踊りがにぎやかに執り行われる。関西地方ではまもなく地蔵盆の行事も始まる。

月曜日, 8月 10, 2009

大阪検定


 「日々ほぼ好日」の鉄田さんのブログには、奈良検定のことが書かれている。正式には「奈良まほろばソムリエ検定」と言うそうだが、奈良に精通した人を認定するための検定で、今年が3回目である。主催は奈良商工会議所。

 今年から、大阪でも検定が行われることになり、6月21日に第一回の検定試験が行われた。受験資格は、学歴、年齢、性別、国籍等の制限はない。出題範囲は、大阪府域の歴史、文化・芸能、産業、食、観光、ことば、自然、地理、スポーツなどの多岐にわたる。幅広い知識がいるようだ。

 資格は1級から初級レベルの3級まであって、初年度は2級と3級の試験が行われた。来年は2級合格者が1級に挑戦できるそうだ。合格者の特典はカード型の合格証の配布の他、市営施設の入場料の割引などがある。

 主催者の大阪商工会議所が8月5日に発表した合格率は、3級が97.8%、2級が70.7%で、受験者から「チョッと簡単すぎたのでは」との声もあったようだ。今回の受験者総数は5822人で、そのうち5190人が合格した。主催者側は、来年度に実施する1級は、もう少し歯ごたえのある問題を準備して、合格したことがステータスになるようにしたいと言っている。

土曜日, 8月 08, 2009

東北の夏祭り


 大阪の夏祭りは31日の住吉祭りでピリオドを打った。東北では8月はじめ、秋田竿燈まつり、青森ねぶた祭、仙台七夕まつりが相次いで行われる。これらは東北の三大夏まつりに挙げられる。いずれも歴史ある祭として確立しており、各県庁所在地で開催し、観客数も多い。テレビなどの映像でよく目にするので大体の様子は想像できる。

 以前は開催日がバラバラだったが、首都圏からの観光商品とするため、各祭の日程の調整が提案され、1960年頃から「竿灯、ねぶた、七夕」の順でめぐるツアーが組まれるようになった。

 東北地方にはこの他にも色々な祭の行事があるようだ。全国各地では見事な花火大会が開かれるが、秋田県大仙市の通称「大曲の花火」も有名だ。全国花火競技大会といえば大曲の競技大会を指す。例年8月の第4土曜日に開催され、毎年80万人近い人出があると聞く。明治43年に始まったと言うから歴史は古い。テレビ中継も行われている。確か何年か前に録画したDVDが残っていると思う。

 機会があれば、東北の夏祭りの雰囲気も体験したいと思うのだが。首都圏からのツアーは色々企画されているようだが、関西からは少ない。費用も結構高くつくようだし、実現は不可能かも・・・・・

木曜日, 8月 06, 2009

八月


 64年前の8月6日は、米軍が投下した一発の原子爆弾によって広島の市街は壊滅。一瞬にして14万人を死亡させた。この歴史的な悲劇を忘れないために、広島市では毎年この日に原爆慰霊祭が行われる。

 三日後の8月9日には長崎にも原子爆弾が投下された。そして、8月15日には、終戦を告げる玉音放送が行われ、この日を終戦記念日や終戦の日と呼んで、全国戦没者追悼式などが開かれる。

 8月はこのように戦争終結に関する行事が数多い。しかし、あれからまだ64年しか経っていないのだ。2千年の日本の歴史からすると僅かの期間に時代は大きく変わった。戦後のあの廃墟から、今の世を想像できた者はいただろうか。おそらく誰一人としていなかったと思う。それほど世の中は大きく様変わりしている。資源の少ないわが国がここまで発展できたのは、我々日本人が勤勉だったからだろうか。いずれにしても結構なことである。

 今年の8月30日は衆議院選挙の投票日である。これまで、政府が取り組んできた構造改革は一定の成果があったにせよ、行き過ぎた市場原理主義が所得格差や地域間格差を拡大させ、弱者の切捨てや地方の疲弊を招いている。各党は独自のマニフェストを掲げて選挙に臨んでいるが、何としても経済成長によって、経済のパイを大きくすることが必要だ。それにより雇用の創出もできるだろう。総選挙の結果どの党が政権を握ろうとも、経済成長を優先してほしいと思う。

月曜日, 8月 03, 2009

裁判員裁判


 色々と物議をかもしていた裁判員裁判の、初めての公判が東京地裁で始まった。全国から選ばれた裁判員は6人(男性1人、女性5人)で、今日の審議は約3時間あまりで終わったようである。

 裁判員制度は、「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」により、国民が裁判員として刑事裁判に参加して、裁判官と一緒に被告人の刑を決める制度で、平成16年5月21日から始まった。

 裁判員制度の対象となる事件の代表的なものは、殺人、強盗致死傷、危険運転致死、放火、身代金目的の誘惑、保護者責任者遺棄致死など、重大な事件が含まれている。

 裁判のことは全然分かっていない自分だから、もしも、自分が裁判員に選ばれたらと考えたら恐ろしくなって来る。出来ることならこのようなことにはかかわりたくないと言うのが本根である。