かくれ里

木曜日, 11月 29, 2007

11万円の炊飯器


 炊飯器と言えば、安い物で1万円ぐらいから、高くても4万円台だが、三菱電機から定価11万円(税別)の木炭釜の炊飯器が発売されている。こんな商品が売れるのかと思っていたら、常連のお客様からご注文を戴いた。

 お客様は賃貸のマンションにお住まいで、料理関係のお仕事をされている方です。早速、取り寄せて本日納品させてもらったら、何でも臨時収入があったとかで、即金で買ってくださった。

 この炊飯器が高い理由は、ズバリ“お釜”にある。3000度の高温で90日間焼いた炭素素材の塊(かたまり)から手作業で削りだす。その後、壊れにくいようにコーティングして完成する。手作りなので一つひとつの形が微妙に異なる。オンリーワンのお釜には、シリアル№が刻印されてある。

 この炊飯器で炊いたご飯の味が気になるところだが、今度お伺いした時に聞いてみようと思っている。

月曜日, 11月 26, 2007

やまあらし距離

 27年前になるが、M社主催の一泊二日の経営勉強会に参加したことがある。プログラムの中に「心理学より見た人間関係管理」と題して、関西学院大学の広田教授の講義があった。教授はドイツの哲学者ショーペンハウアーの寓話「山アラシのジレンマ」に基づき、対人関係のあり方を説いた。

 その寓話とは、寒空に2匹の山アラシ(ハリネズミ)が居る。互いに身を寄せあって暖めようとするのだが、近づきすぎるとお互いの針が身体に突き刺さり苦痛を感じて離れる。離れると今度は寒さが身にしみる。それを繰り返すうちに最高に身体を温めあえる距離を見つける事が出来て寒さを凌いだ。

 広田教授はこの最適の距離のことを「やまあらし距離」と名づけ、夫婦間において、親子間において、従業員との関係において、顧客との接し方において等、あらゆる人間関係について熱弁を振るわれた。その話を聞いて大きな感銘を受けた記憶がある。

 その後、一度だけテレビの番組で広田先生を拝見した事があるが、それ以後の消息は知らない。あのとき以来、「やまあらし距離」と言う言葉は常に僕の頭の中にある。

金曜日, 11月 23, 2007

よく続いたものだ

 昨年正月から始めて今回で300回目を迎えることが出来た。吾ながらよく続いたものだと思う。元々文章を書いたりするのはあまり得意ではなかったが、始めてみれば何とかなるものである。100回目の節目は昨年の6月19日だった。200回目の節目は今年の3月17日である。これからもこの調子で続けたいと思っている。

木曜日, 11月 22, 2007

いい夫婦の日


 11月22日は語呂合わせから「いい夫婦の日」と言うそうだ。結婚して40年近くなるがいつも足の引っ張り合いをしていて、いい夫婦とは程遠い自分たちであるが、この日ぐらいはいい夫婦でありたいと思う。

 独立開業と結婚が同じ頃だったので、仕事のパートナーとして一緒に歩いてきたが、営業方針などで衝突することもしばしばだった。仕事中心になるあまり、育児のことでもよくクレームをつけられた。大喧嘩はしたことは無いが面白くないこともあった。

 年月を重ねてくると、お互いの長所短所が見えてきて我を通すことが少なくなった。何事につけもこれと思ったら猛進する自分だったが、妻がブレーキ役をしていてくれたから暴走しなくて済んだのかもしれない。

 夫婦の間の「やまあらし距離」は大分ちじまったように思えるが、これからも、
最高の距離を求めて努力して行かねばなるまい。

日曜日, 11月 18, 2007

狛坂磨崖仏


 朝6時、晩秋の若狭駒ヶ岳でのプロムナードを楽しみに、いつものメンバーが車2台に分乗して出発した。京都で今日の案内をしていただくことになっている“われもこうさん”と合流。

 総勢14名で鯖街道を北へ向ったが、朽木辺りまで来たところで雨になった。相談の結果目的地を変更しようとなって、Uターンして琵琶湖大橋を渡り、草津を経由して上桐生の駐車上に着いた。時刻は10時半で天気は晴れている。

 上桐生は金勝アルプスの入り口である。金勝アルプスは一度来たかった所だ。“われもこうさん”は、何度も来られているのでガイドは的確である。奇岩で出来た天狗岩へも全員が登ることが出来た。

 コース中に明治維新のときに廃寺となった狛坂寺跡がある。ここに立派な磨崖仏があることは聞いて知っていた。高さ6.3m.幅4.5m.の巨大な花崗岩に三尊仏が浮き彫りされてある。わが国における第一級の優れた磨崖仏である。今日はこれが観れて大満足の一日だった。

木曜日, 11月 15, 2007

限界集落

 ニュースで限界集落と言っていたので調べてみた。過疎化などで65歳以上の高齢者の割合が半分以上なって社会的共同生活が困難になった集落のことだそうだ。

 
若者の都会への流出によって高齢者の割合が増えている。大阪近郊にはまだそのようなところはないようだが、日本国内にはこのような集落が増えつつあると言うのだ。

 以前、このブログで、リタイヤしたら田舎暮らしをしたいと書いたことがある。しかし、このようなニュースに接すると考えが変わってくる。田舎暮らしが過疎地暮らしになるとは思わないがやはり何かと不便だと思う。田舎暮らしのメリットとデメリットを考えた時、都会生活にどっぷり漬かっている身にはとうてい無理のように思えてきた。

 そのように考えて見ると、今の生活がどれほど気楽なことか知れない。何も苦労をして不便なところに住むことはない。時折、時間を作って野山の散策や温泉旅行などを楽しんだ方がよほど良いのではないかと思うようになった。


日曜日, 11月 11, 2007

同窓会


 4クラス合同の同窓会に出席した。中学校を卒業して、もう半世紀が過ぎている。お互いの年齢も古希まであと数年になった。今日は恩師2名にもご出席いただき、総勢28名で会食と懇談をした。

 平成10年7月に、中学卒業後43年目にして初めての同期の会があった。その後、隔年ごとに開催して、今回が5回目である。僕は全て参加させてもらっているが、これも健康なればこそと喜んでいる。前々回から世話人の末席を務めさせて貰っていて、写真撮影を担当している。今日は先日買った三脚を始めて使ってみた。手ブレがない分いつもよりマシな写真が撮れたかなぁと思っているのだが。


 何故だろうか。いつもになく今日はテンションが高かった。和気あいあいに歓談するうちに2時間はあっという間に過ぎた。場所を移しての2次会でも話が弾んだ。ひとしきり話し合ってから、再開を約し帰路に着いた。


 帰宅後、早速SDメモリーのデーターをパソコンに取り込んで処理にかかっている。しかし、先ほどの興奮の余韻がまだ続いているのである。

水曜日, 11月 07, 2007

カーボン三脚


 念願の三脚が届いた。前々から欲しいと思っていたカーボン三脚だが、ネットサーフィンで見つけて、「清水の舞台」から飛び降りた気持ちで注文したのだ。

 届いたのはスリック社製プロ仕様の カーボン813EX である。製品の仕様と特徴はメーカーのHPの通りだが、さすがにしっかりしている。思っていた以上に良い。早速試してみた。カメラを取り付けてもビクともしない。

 ズームを最大にしてマニュアル撮影をしてみた。ピントがバッチリ合う。これならマクロ撮影も夢ではなさそうだ。カーボンはアルミ製の物と比べると軽量で頑強だが、欲を言えばもう少し軽ければ良いのだが。

 ところで、お値段は???。かぁちゃんには2万円と言ってあるんだが。   

月曜日, 11月 05, 2007

プラグインハイブリット車


 
 ガソリンの販売価格が高値で推移している。このままの状態が続くと他の物価にも影響が出て来そうだ。ガソリンの代替燃料としてバイオエタノールの開発が進められているようだが簡単ではなさそうだ。電気自動車も性能の割りにはコストがかかりすぎる。

 そこで登場したのがモーターとエンジンで走行するハイブリッド車である。ハイブリッド車は電池の容量を増やすことによってモーターで走行できる距離を長くすることが出来る。そのためにはバッテリーの軽量化と性能アップが必要だが、この分野の研究開発はかなり進んでいるようだ。

 自動車メーカー各社は、搭載電池を家庭の電源で充電が出来る「プラグインハイブリッド車」の開発を進めている。既に実用化している国もあるようだ。一度の充電で30km程度走れるようだから、日常の利用ではガソリンの使用量が少なくなるので、CO2の削減も出来て大気汚染防止に貢献できる。

 「プラグインハイブリッド車」は、トヨタが試作車を作って走行テストを行っている。

土曜日, 11月 03, 2007

ぜんざいの日


 ぜんざいは出雲地方が発祥の地だそうだ。出雲市は、町おこしの一環として「日本ぜんざい学会」なる物を設立した。7月1日には設立の祝賀会を催したと聞く。

 10月31日は数字を並べると1031で、語呂合わせから、ぜ・ん・ざ・いと読めるので、同学会はこの日を「ぜんざいの日」と定め、出雲そば同様に出雲ぜんざいを全国に広めたいとしている。

 少しこじつけがましいように思われるが、アイディアは面白い。出雲ぜんざいの新商品の開発もしているようだ。ぜんざいは大好物なので、今度出雲地方へ行くことがあったら出雲ぜんざいを食べねばなるまい。

 この文を書いていて、急にぜんざいが食べたくなった。小豆は買ってある。砂糖もある。白玉餅も冷凍してある。思い立ったが吉日と、早速深鍋を取り出して炊き始めた。