Ｏ・Ｆ時代

 

WＢＣの話題で日本中が大騒動しているが、大谷君は期待通りの活躍をした。これで日本の球界の人気もますます盛り上がることだろう。この時期、選抜高校野球でも熱戦がくり広がれている。球界のすそ野が広がることは良いことだ。

　かって、日本のプ野球界はジャイアンツの黄金時代が長く続いた。このころ大活躍したのが王と長島で日本の球界はＯ・Ｎ時代だと大いに盛り上がっていた。

　話は変わるが、将棋界では藤井聡太君が突進を続けている。これまでの五冠に加えて先日渡辺氏から棋王のタイトルを奪取して六冠となった。２０歳６ケか月での六冠達成は史上初である。

　野球界では大谷翔平が、将棋界では藤井聡太が大活躍中だ。これからはＯ・Ｆ時代に突入したとでもいえようか。

打ち上げ失敗

 

日本の新たな主力ロケットとして開発された「Ｈ３」の初号機の打ち上げは失敗した。僕をはじめ、多くの日本国民が打ち上げの成功を期待していたが、まことに残念としか言えない。

　ＪＡＸＡをはじめ開発に関わった関係者たちの気持ちを察するといたたまれなくなる。世界中で商業衛星の開発競争が進められている中で、今回の失敗は日本にとってはかなりの遅れをとることになった。

　今回「Ｈ３」ロケットに搭載されていた衛星の「だいち３号」は、気象観測のために絶対必要だったので今後の天気予報の報道にも少なからず影響があるのではなかろうか。

　国際競争力の確保を目標にして開発を進めてきた「Ｈ３」だが、打ち上げ失敗への今後の対策については、信頼性や使い勝手など総合的な観点で、原因究明についてはオープンでなければなるまい。

大震災２

 

トルコの大震災の報道を受けて１ケ月になる。被害の模様は刻々と報道されているが、死者数は隣国シリアと合わせて５万人を超したようだ。

　日本では２８年前の阪神・淡路大震災の後１２年前には東日本大震災、７年前には熊本地震で大きな被害を被っている。

　先日ＮＨＫテレビで、南海トラフ巨大地震についてのスペシャル放送があって拝聴した。ドラマ仕立てで現代の大都会での地震と津波発生の模様が描かれていたが、近い将来このようなことが起こらないとは断言できない。しかし、現代の科学をしても自然現象を変えることはできないだろう。

　僕たちの年齢の者はあと２０年も生きられないと思うが、これからの日本を背負って立つ若者たちには、大災害に備えた心構えをしっかり持ってもらいたいと思う。