かくれ里

金曜日, 2月 27, 2009

佐渡島


 今朝のラジオ放送で、佐渡ヶ島のトキ(鴇)の話題をしていた。この鳥は、以前は東アジアに広く分布していたが、現在は、野生では中国に数百羽が生息しているだけだ。日本では、昨年、人工的に繁殖された10羽が放鳥されて佐渡ヶ島に棲みついているそうだ。トキは新潟県の『県の鳥』で佐渡市の『市の鳥』である。

 語呂合わせで3月10日が『佐渡の日』」とかで、3月中の土曜、日曜は交通機関や宿泊施設などが割引料金になっているので「是非佐渡へお越しください」と言っていた。

 佐渡は植物の宝庫でもあり、新潟県の全植物のうち90パーセント以上の約1700種類もが佐渡で見ることが出来るようである。僕の大好きなシラネアオイも自生していて、みごとな群生地があると聞いていたので、一度は行って見たいと思っていたが、今のところは実現できるかどうかは未知数である。

 しかし、今朝のラジオを聞いてますます佐渡への興味がわいてきた。からだが元気なうちにチャンスを見つけて(作って)、一度は行ってみようと考えているのだが・・・・・・

日曜日, 2月 22, 2009

生活発表会




 裕果の幼稚園では、恒例の生活発表会が行われ見物してきた。この春に卒園する裕果は最後の出演である。この幼稚園には、浩登が入園してから6年間、行事がある度訪れていたが、今日が最後になるだろう。

 裕果の出演は、午前一回と午後二回あった。僕は最後部で三脚を立ててカメラを構えていた。3歳児から5歳児までの演技を見ていたが、みんな一生懸命演じている。そして、年齢ごとに成長する姿を目の当たりにする事が出来た。指導する先生方の苦労も同時に見えてくるようだ。

 最後に年長組みの園児たちが舞台の上に整列し、ふた手に分かれてひとりづつ舞台の袖で待つ先生と会話を交わして退場するのだが、先生達は涙々でボロボロになる。裕果も泣いていたようだ。感激の一瞬である。

 こうして、行事は無事に終わった。まもなく裕果もぴピカピカの一年生だ。ピンク色のランドセルも買って貰ったようである。浩登は4年生になる。ふたりとも怪我や病気に気を配って、健やかな成長を願いたい。

土曜日, 2月 21, 2009

かんぽの宿


 かんぽの宿の売却問題が話題になっている。かんぽの宿は、郵政民営化までは簡易保険の加入者を対象にした割安で宿泊できる保養施設だった。建て前は、簡易保険加入者の福利厚生増進が目的の宿とされていたが、郵政省幹部の天下り先確保目的のためでもあったようだ。2007年10月に民営化されてからは、旅館業法に基づいて日本郵政㈱が運営する旅館・ホテルとなった。

 かんぽの宿の事業は、年間40億円の赤字を出していたこともあり、オリックス不動産に109億円で一括売却すると発表した。しかし、これには国民が納得しないとして、鳩山総務大臣がクレームをつけた。その後の調査で、入札手続きに問題が判明して、日本郵政はオリックス不動産への一括売却は断念した。

 かんぽの宿事業が赤字経営になる原因は、親方日の丸の経営体質にある。高給取りの役員が多く、食事から保安警備まですべてを外部委託しているからだ。国民にとっては、サービスがよくて割安で利用できる宿泊施設があるのは嬉しいが、ずさんな経営のために税金を使われたのでは困る。

 日本郵政株式会社法では、2012年9月までに廃止・売却が義務付けられているので、今後は施設ごとの売却を視野に入れて、再検討を行うことにしているようだ。

月曜日, 2月 16, 2009

e―Tax


 今年も個人事業者などの確定申告の時期が来た。例年、年が変わるとすぐ送られてくる確定申告書の用紙が今年は届いていなかったので、念のため税務署へ聞きに行った。曰く、経費節減のため、今年からe-Taxで申告しているところには用紙を送付していないとの事だった。僕は、e-Taxの届けはしていないが、ここ数年、国税庁のホームページで作成し、印刷して提出しているので、e-Taxと同様の扱いにされているらしい。

 国は、盛んにe-Taxを薦めているが、利用するためには次のような手続きがいる。①電子証明書を取得する。②開始届出を提出する。③利用者識別番号を取得する。④ソフトをダウンロードする。⑤初期登録を行う。⑥決算書と申告書を作成する。⑦インターネットで申告する。このような流れになっている。僕の場合は、⑥の段階で作成してプリントアウトしたものを税務署に提出している。

 今日から一ヶ月間は、どこの税務署も混雑しているが、景気の低迷で申告内容は総じてよくないと思う。大企業の業績も悪いようだから法人税も集まりにくいだろう。今年度の国の税収はかなり落ち込むのではないだろうか。

 消費税の申告書の提出期限は3月31日だが、消費税の申告書も、決算書、確定申告書と一緒に、毎年3月のはじめには提出している。今年は今までに大体の集計が出来ているので、数字を打ち込んだらほぼ完成だ。しかし、ご他聞に漏れず、当店もあまり良い決算ではなさそうだ。例年並みと言ったところか。

土曜日, 2月 14, 2009

春一番


 気象庁は、近畿地方も13日に春一番が吹いたと発表した。春一番とは、日本海で低気圧が発達して、南よりの強風が吹いて気温が上昇する現象のことで、立春から春分の間に初めて吹く風のことをいう。

 春一番の語源は、Wikipediaによると、今から150年前のこの季節に、長崎県の漁民が出漁中に、おりからの強風によって船が転覆し、53人の死者を出す事故があった。この事故以来、漁師の間では、この頃に吹く強風を「春一番」と呼ぶようになって、その後、全国に広まったそうだ。

 今日は朝から気温が高く、2月とは思えないような気候だった。この暖かさがいつまで続くか知らないが、そのうちに寒さがぶり返すことだろう。「奈良のお水取りが終わるまでは春がやって来ない」とよく言われるように、3月の12日の深夜から13日の未明にかけて行われる東大寺二月堂の修二会の行事が終わる頃までは寒さが続くだろう。

日曜日, 2月 08, 2009

金剛山


 標高1,125mの金剛山は、大阪府の最高峰であり、冬には樹氷が見れる事もあって登山者が多い。今から1300年前、修験道の開祖「役行者」が修行した山としても知られている。金剛山周辺には、楠木正成の城だった千早城、上赤坂城、下赤坂城の城址や楠公誕生地など、正成ゆかりの史跡が点在している。

 この山は登山回数の記録をチェックしていて、最高記録者は1万回を越えている。旧友のH氏は6500回を達成している。彼は、毎朝仕事前に登っているそうだ。昔は一日に複数回捺印してくれていたが、現在は一日一回である。僕も、独身の頃には捺印してもらっていたが、結婚をし、商売を始めてからは、かなりの期間登ってなかったので、今はやっていない。アバウトだが、それでも100回ぐらいは登っていると思う。

 この山の登山コースは無数にあって、ガイドブックやインターネットでも紹介されている。今までに、ポピュラーなコースは大体歩いているが、谷筋などの危険な数箇所はまだ歩いていない。

 今日は、ベテランのN君の案内で3人で出かけた。2年前に一度歩いたことのある妙見谷から登り、あまりポピュラーでないツツジオ谷を下った。途中、危険箇所も何箇所かあったが、無事下山することが出来た。面白いコースだったので、機会があれば、このコースから登ってみようと思っている。

金曜日, 2月 06, 2009

マルチ商法


 今から20数年前、テレビの放送中に、カメラの前で豊田商事、ベルギーダイヤモンドの永野一夫会長が刺殺されるのを目の当たりにした。ベルギーダイヤモンド社は昭和58年に大阪で設立した。一流ホテルへ人を集めて夢のような話をしていた。同業者だったAさんは設立当初からかかわっていたようだ。

 彼から、「いい話があるから」と誘われて、一度だけミナミのホテルへ行ったことがある。会場は熱気でムンムンしていて異常な雰囲気だった。しかし、話の内容から、あまりかかわらない方がいいと思ったので、Aさんには悪かったが途中で退散した。

 その後、豊田商事は倒産。影響を蒙った人は大勢いたようだ。豊田商事のような商法の会社は今までにも沢山設立しては消えているが、そのたびに被害者が出ている。昨日逮捕された波 和二会長の健康食品会社L&Gの場合はスケールが大きすぎた。いずれ破綻するのが分かっていながら、会員から金を集めていたようだ。だまされた数万人の人達も、チョット頭を働かせば分かることだと思うのに、やはり欲が絡むのだろうか。

 これらはマルチ商法と言われているが、連鎖販売取引のことで、ねずみ講と同じである。ただ、ねずみ講がお金の配当組織であるのに対し、マルチ商法は、商品の販売組織あるいは役務のあっせんである点で区別される。

木曜日, 2月 05, 2009

ワークシェアリング

 雇用問題に関連する事だが、ワークシェアリングがある。その名の通り、仕事を分け合うことだが、リストラせずに労務費の削減をしようという発想である。

 今朝のニュースでは、電機大手の富士通は、導入に際し就業規則で禁止していたアルバイトなどの「副業」を例外的に認めたそうだ。ワークシェアリングや一時休業は賃金が減るため、今後、副業禁止の規則を見直す動きが相次ぐ可能性があると言っていた。

 欧米などではこの導入がかなり進んでいるようだ。日本のように、サービス残業が日常茶飯事に起こるような社会では、労働時間の明確化が必要かもしれない。日本社会にワークシェアリングが根付くのには、解決すべき問題が多いように思われる。

水曜日, 2月 04, 2009

雇用問題

 平日の午後、仕事でお客さん宅を訪問した。サラリーマンのご主人が自宅にいらっしゃる。「今日はお休みですか」と尋ねると、会社の都合で自宅待機中とのことだった。報道ではいろいろ聞いていたが、経済危機の深刻さを実感した瞬間だ。

 ここのご主人のように、正規の労働者であっても安心してはおれない。ましてや、非正規の労働者は大変である。小泉政権下の構造改革で、製造現場への派遣が解禁された。しかし、企業の海外移転防止や雇用機会の拡大などの効果はあったが、今回のように急速な景気悪化に際しては「雇用の調整弁」として利用されている。

 民主党など野党は、製造業派遣に対する規制強化を主張している。政府内でも行き過ぎた規制緩和の是正を求める声もあるようだ。ただ、規制強化によっては、企業の国際競争力の低下を招く懸念もあって、経済界は規制強化に強く反発しているようだ。

 雇用問題は一朝一夕には片付かないと思う。日本社会の仕組みとして、企業には、正社員と非正規労働者がいる。今、問題になっている派遣労働者も非正規労働者である。企業側としては、雇用調整の比較的容易な非正規労働者を多く使うことは、経済変動の緩衝材と出来る。このあたりのバランスをどのように調整できるかが、今後の課題ではなかろうか。

火曜日, 2月 03, 2009

かきくけこ


 今日は節分。明日は立春だ。春はもうそこまでやってきている。鉢植えの梅の蕾がふくらんできた。サクラソウも可憐な花をつけ始めている。里山の草木もそろそろ芽吹く頃だろう。今年も暇を見つけて、近郊の野山を歩きたいと思っている。

 朝のラジオ放送の、自然とのふれあいについての話題の中で、「かきくけこ」という言葉を聞いた。すなわち、「か」= 感動 「き」= 興味 「く」= 工夫 「け」= 健康 「こ」= 恋心。 自然に接する時のキーワードだと言っていた。

 興味深く聞いていたのだが、それぞれ説得力のある言葉だと思う。ハイキングのときなどに、この言葉を頭に入れて行動すると、新しい発見があるあるかもしれない。