かくれ里

日曜日, 12月 30, 2018

『災』


2018年、平成最後の年も明日で終わる。今年は、日本列島いろいろな災害に見舞われた大変な年だった。毎年発表される今年の漢字も『災』だった。
 
 僕個人にとっても難儀な年だった。特に後半、2度も手術入院が余儀なくなった。1度目の手術は2週間の入院で完治し、気分爽快と思っていたのに、今度は大腸に悪性の腫瘍が見つかって消化器外科の手術となった。
 
 12月11日に入院し、やっと退院できたのが暮れの28日だ。年末のことでするべきことは山ほどあるのに焦ったがどうしようもない。3っ日間で商売の締めくくりだけはつじつまを付けたが、プライベートなことは何もできなかった。
 
 絶食の期間も長く、食べられるようになっても流動食のため体重は4㎏近く減った。毎年31日には正月料理を作るのが楽しみだったが、今年はテレビ三昧でゆっくりしようかと考えている。年賀はがきも梱包のまま机の上にある。それでも何とか無事に年は越せそうだ。

月曜日, 12月 10, 2018

手のひらを太陽に


 
ぼくらはみんな 生きている
生きているから 歌うんだ
ぼくらはみんな 生きている
生きているから かなしいんだ
手のひらを太陽に すかしてみれば
まっかに流れる ぼくの血潮(ちしお)
ミミズだって オケラだって

アメンボだって
みんな みんな生きているんだ
友だちなんだ

ぼくらはみんな 生きている
生きているから 笑うんだ
ぼくらはみんな 生きている
生きているから うれしいんだ
手のひらを太陽に すかしてみれば
まっかに流れる ぼくの血潮
トンボだって カエルだって
ミツバチだって
みんな みんな生きているんだ
友だちなんだ

土曜日, 12月 08, 2018

太平洋戦争


今日128日は太平洋戦争開戦の日と承知している。1941年(昭和16年)12月8日、日本は米英に対し開戦の詔書が発せられた。すなわち宣戦布告をしたのだ。
 
 日本軍は、英領マレー半島とタイ南部に上陸しマレー作戦が開始した。この日の未明,ハワイオアフ島真珠湾にあったアメリカ海軍の太平洋艦隊と基地に対して、海軍が行った航空機と潜航艇による攻撃によるハワイ海戦が始まった。
 
 その後の戦況は歴史が示すとおりだが、しかし、敗戦後の日本は、先日買った本に書かれてあったように「戦後システム」によって長期間の平和が続いている。
 
 戦争は絶対するものではないが、現在の世界情勢はかなりの不安定要素がある。エドワード・ルトワック氏が指摘するように、今後の日本は自ら戦える国になるべきなのか。

木曜日, 12月 06, 2018

車に広がるLED


家庭用にLED照明が普及し始めて10年ほどになるが、メーカーでは白熱灯や蛍光灯を使った照明器具が生産中止になっている。LEDは消費電力が少なく寿命も長いことから、環境に優しく経済的であるとされていて急速に入れ替わっている。
 
 家庭内で一気に普及していったLEDは、クルマでもさまざまな車種のさまざまな部分に採用されている。クルマのヘッドライトはこれまでハロゲンやキセノンが採用されていたが、現在新車で販売されている車種はLEDの採用が多い。
 
 LEDが使われるようになった理由は、耐久性が高く消費電力が少ない。最近ではLEDのコストが安くなったこともある。又、ユニットサイズが小さくでき、デザインに多様性が出来るようになった。
 
 メリットは他にもあるが、デメリットもある。故障して切れてしまった場合、電球のように発光部だけの交換ができず、ヘッドライトユニットごとの交換になり費用がかさむことだ。しかし、いずれは全車種ともLED化することになるだろう。

水曜日, 12月 05, 2018

日韓関係と韓国経済


元徴用工をめぐる裁判や元慰安婦を支援する団体の解散で、日韓関係は悪化している。韓国の文大統領は北朝鮮への接近を図っているが、日本は北朝鮮との融和には慎重な立場なので日韓の距離は今以上に広がるだろう。
 
 韓国では、文大統領の支持率が急激に下がっている。5月に80%を越えていたのが9月には50%を割りこんだ。支持率が高かったのは南北の融和ムードだが、ここに来て経済の落ち込みが大きく作用している。
 
 労働組合を支持基盤にする文政権は、一人一人の所得を上げることで経済を成長させると言う政策を進めてきたがうまくいかず、貧富の差はますます広がった。さらなる人件費の高騰は中小零細業者を圧迫して雇用環境は前より悪化した。
 
 とりわけ若者の失業率は10%前後の高い水準が続いている。文大統領としては、経済が低迷し、頼みの北朝鮮も核問題がなかなか進展せず米朝の対話も止まったままだ。これが支持率の低下につながっているのだろう。

火曜日, 12月 04, 2018

G20 2018


アルゼンチンで開催されていたG20が終わった。各国の首脳会談も行われたが、米中の首脳会談では、お互いの追加関税が猶予され一時的休戦になったことが注目する点だろう。
 
 ネット上に首脳たちの集合写真があった。前列中央は議長国アルゼンチンのマクリ大統領でその右隣に安倍総理、トランプ米大統領,マクロン仏大統領と続く。左隣には集金平中国主席、プーチン ロシア大統領らが並んでいる。
 
 これまでのG20でも次期議長国の首脳が開催国首脳の隣に来るのが通例のようだが、それを割り引いたとしても安倍首相の立ち位置は目立つ。写真にメルケル独首相が映っていないのは、専用機のトラブルでG20の開催に間に合わなかった為のようだ。

 今回のG20で安倍首相は、トランプ大統領、集主席、プーチン大統領と会談した。又インドのモディ首相、トランプ大統領と日米印の首脳会談も行った。来年の6月には大阪でG20が開催される。これは日本の存在感を世界に示す絶好のチャンスである。

月曜日, 12月 03, 2018

AGE


AGEとは、終末糖化産物のことで、身体のコゲと言えるものだ。食後一時的に急激に血糖値が上がる血糖値スパイスのことで、健康診断で正常範囲でも気が付かないうちに、血糖スパイクによって体がむしばまれている危険がある。
 
 100歳人生時代が到来しつつある今、食事の健康効果について科学的な検証が進んでいる。どんなものを摂れば健康寿命を延ばせるかを語っているのは、『医者が教える食事術』の著者で糖尿病が専門の牧田クリニックの牧田善二院長だ。
 
 牧田先生は、血糖値はカロリーや脂肪のとりすぎで上がると思っている人が多いが、実際は炭水化物を減らし、タンパク質や脂質を増やす方が良い。低炭水化物・高タンパク質・高脂質の食事は健康長寿につながる。
 
 身体のコゲから身を守るには、食事の見直しが必要。「日ごろからAGEの多い揚げ物などを好んで食べる人は、ビタミンB1やB6、カテキンなどの成分を摂るといい」と牧田先生はおっしゃる。要するに、①AGEの多い食品を控える。②体内でAGEを作らないことだ。

土曜日, 12月 01, 2018

人生のリセット


今日から師走だ。月日の経つのが早く感じるようになった。来年は結婚と同時に商売を始めてから50年目になる。年齢も傘寿を迎える。人間80年も生きているとあちこちにガタが生じてくるのは仕方あるまい。しかし、医学は進歩している。メンテナンスを行えば、もうしばらくは健康でいられるように思っているのだ。
 
 9月から10月にかけて入院生活を送ったが、今月も10日ほど入院することになった。入院中はタップリ時間があるので過去の人生について回顧することができる。この際、これまでの人生をリセットして、これからの生き方について考えることにしよう。
 
 今年の年初には、翌年は創業50年なので、そのタイミングで廃業しようかと考えていた。しかし今は、体力が衰えても出来ることは色々ある。リタイヤするのはもう少し先にしようと考えているのだが。
 
 もっとも、商売を続けても収益は殆ど期待できないだろう。だが、必要経費も少ないと思うのでそれでいいのだ。そんなことよりも、健康で動けることに感謝のできる人生を送りたいと望んでいる。