兵庫県知事選挙結果
昨日の兵庫県知事選挙を注目していたが、結果は失職した斎藤前知事が再選された。県議会で不信任決議されて失職。無所属で出直し選挙に臨み、110万票余りを獲得して2回目の当選を果たした。
斎藤氏が圧倒的な支持を獲得した背景には、彼の実績と地域に根ざした政策が県民の信頼を勝ち得たのだ。県民の生活に直結する課題への取り組みが評価されたのだろう。
僕が驚いたのは、立候補した7人の中の一人の立花孝志氏が、政見放送において、斎藤氏の実績と人柄を支持していたことだ。そして、斎藤氏を批判する構図を鋭く批判しつつ、彼の透明性のある政治姿勢を強調した点だ。立花氏等がSNSを通じて行ったデジタルキャンペーンが、オンライン情報に敏感な世代に影響を与えた。
選挙後の調査によれば、投票者の約60%がSNSを通じて候補者の情報を得たと回答しているようだ。SNSが選挙戦略のカギとなる時代において、斎藤氏の陣営は時代の潮流を掴んでいたのだろう。