かくれ里

土曜日, 12月 06, 2025

軽トラック

 

米国で軽トラックの人気が高まっているそうだ。米国では右ハンドルの自動車の輸入は認められていないが製造から25年以上たった車はクラシックカーとして公道を走ることが出来る。 

日本の25年落ちの軽トラックが人気があるらしい。円安も追い風となって、関税等を払っても日本から中古の軽トラックの輸入が増えているようだ。 

しかし、いくつかの州からはストップがかかっている。米国では軽自動車が公道を走れるのは、2024年時点で19州しかない。 

日本の自動車理念。軽量で壊れず、燃費が良く、生活に必要なだけに徹する実用車が米国で評価されている。軽自動車のアメリカ進出は、我が国の自動車技術が世界の常識となるのではなかろうか。

木曜日, 12月 04, 2025

宮城まり子

 

今朝のラジオ深夜便で、作曲家戸根一郎の特集があり、久しぶりに宮城まりこの歌を聞いた。昭和30年に彼女が歌った「ガード下の靴みがき」は少年期の思い出の一曲だった。 

当時15歳の僕は中学3年生だった。進学はせず叔父の電気店に住み込みで就職した。30歳で独立するまで15年間勤めた。 

宮城まり子は人気歌手で、紅白歌合戦にも10回近く出場したが、歌手活動をやめ、日本初の民間福祉施設や特別支援学校の「ねむの木学園」の経営を行った。 

芥川賞作家の吉行淳之介とは、彼が死ぬまで事実婚の関係であった。上皇・上皇后美智子様とは皇太子時代からの親交があった。2020年3月21日、93歳没。

月曜日, 12月 01, 2025

オマーン国

 

オマーン国は、アラビア半島の東端にあり、石油輸出ルートとして著名なホルムズ海峡の航路もオマーンの領海内にある。 

絶対君主制国家で、国王は各大臣や軍の最高司令官を兼任し、すべの法律は王室政令として発布され、絶大な権力を保持している。 

日本との関係は良好で、首都マスカットでは日本有効協会が日本語教育などの活動を続けている。2011年3月の東日本大震災の折には迅速な支援を貰った。 

レント収入に依存の国で、主要な労働力は低賃金で働く出稼ぎ外国人労働者に依存し、多くの国民は国家の恩恵で生きている。しかし化石燃料の枯渇問題などから、いつまでレント収入に依存できるかわからない。

日曜日, 11月 30, 2025

日本の核武装論

 

高市総理は国会答弁で、非核三原則が日本の安全保障戦略の今後の改定で、維持されるかどうかは明言できないと語った。 

世界で唯一の被爆国であるわが国では、核兵器はタブー視さているにも関わらず、その誓約を緩めようとする国民的意欲が高まっていると言う。

自民党議員の中には、中国が核兵器を拡大する中、抑止力を強化するために、核兵器の日本国内への持ち込みを認めるべきだと言うものもある。 

日本の反核団体は、このような動きに激しく反対している。木原官房長官の定例記者会見では、「現段階ではいかなる仮定も控える」と述べている。

金曜日, 11月 28, 2025

量子力学

 

20世紀初め、古典的な物理学では理解できない量子の現象が認識されるようになって、量子力学の理論が構築された。 

量子は、日常の感覚では理解しがたい不思議なふるまいを示す。僕には全然理解できないが、「電子もつれ」もその一つだ。 

量子力学は20世紀には、半導体やレーザーの技術に革新をもたらしたが、21世紀に入り、量子技術と呼ぶテクノロジーが脚光を浴びるようになった。 

現在は「第2次量子革命」が進行中と言われている。次世代の高速計算機である量子コンピューターなど、通信、暗号などの技術を大きく変えると期待されている。

火曜日, 11月 25, 2025

存立危機事態

 

 高市総理が11月7日の国会答弁で、「存立危機事態に当たり得る」と述べたことに対し、中国側の反発が大きく、国際的問題に発展している。 

ところで、存立危機事態とは何なのだろうか。1945年に発効した国連憲章で承認された権利で、集団的自衛権がある。存立危機事態はこの中の一つである。 

密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、国民の生命と自由の権利が根底から侵される危険がある場合に集団的自衛権が行使できるとなっている。 

 現行法では、我が国が武力攻撃を実際に受けた場合のみ、必要最小限の武力行使が可能とされているが、防衛出動は出るが実際の武力行使は認められていない。

日曜日, 11月 23, 2025

大相撲九州場所

 

 今年7月17日のこのブログで、ウクライナ出身の安青錦の活躍のことを書いたが、今場所千秋楽に、横綱豊昇龍との優勝決定戦に勝って、優勝杯を手にした。 

安青錦は2022年2月に来日し、23年9月場所に初土俵を踏んだ。それから二けた勝利をつづけて、今場所は関脇にまで昇進していた。 

これまでの成績から、来場所の大関昇進は間違いないだろう。最終日には、横綱王の里が休場となったが、安青錦の活躍が大相撲を盛り上げる結果となった。 

 安青錦のこれまでの活躍を見ていて、大関になっても勝ち続けると思うので、数場所後には横綱になっているのでなかろうか。来場所以降が注目だ。

土曜日, 11月 22, 2025

ニューグレン

 

Amazonの創業者ジェフ・ベゾスが率いるブルーオリジンが、大型ロケット「ニューグレン」の2度目の打ち上げに臨み、NASAの火星探査機「エスカベード」を、予定軌道に投入した。 

再利用型の第1段ブースターを自律的に着陸させることにも成功した。これで、再利用に成功したのは、スペースX社に次いで2社目になる。 

ニューグレンは全長98mの2段式ロケットで、第一段目には液体メタンを燃料とする。「BE-4」エンジンを7機搭載している。液体メタンは液体水素より安価でコスト低減を図っている。 

現時点で打ち上げにかかる費用は公開されていないが、今回、NASAとの契約金が2000万ドルだったことから、日本円に換算して、30億円程度と試算できるようだ。

木曜日, 11月 20, 2025

アルテミス2号

 

 アルテミス計画の2番目のミッションは有人宇宙船オリオンで初めて乗組員を乗せた飛行テストとなり月周回飛行で、4人の宇宙飛行士が搭乗予定だ。 

当初の打ち上げ予定は2024年11月だったが、2026年4月頃まで遅れることになった。有人月面着陸ミッションが計画のアルテミス3号についても2027年半ばごろまで打ち上げが遅れるようだ。 

2022年11月に打ち上げられたアルテミス1号は月周辺を飛行し地球に帰還したが、飛行後の分析で耐熱シールドが予想以上に摩耗していた。 

NASAは延期の理由について、「宇宙飛行士を宇宙に送り、安全に地球に帰還させる準備が出来ていることを確認するための時間だ」と語っている。


火曜日, 11月 18, 2025

非核三原則

 

我が国は、「核は持たない、造らない、持ち込ませない。」という事を決めたのは1967年12月の国会において決まった。時の総理大臣は佐藤栄作だった。 

佐藤総理は、国際的な核の脅威に対しては、「日米安保条約に基づくアメリカの核抑止力に依存する」と国会で語った。 

しかし冷戦下において、安全保障の実務においては、日本へのアメリカの原子力潜水艦の寄港が行われてきた。日本政府はその後も、アメリカの核の傘を利用するためこのスタンスを守ってきた。 

高市総理の今回の国会発言に対しての、中国側の反応に対し、日本は、この際「非核三原則」についても考え直す必要があるのではなかろうか。