かくれ里

火曜日, 10月 21, 2008

脱レアメタル


 先端産業には欠かせないレアメタルだが、わが国は、ほぼ総量を輸入に頼っている。しかし、輸出国の産業発展に伴い、自国で使用を始めるなどの要因で、供給が不安定になって価格も高騰している。これに対応するため、備蓄を促進したり、代替材料の開発も急ピッチで進められている。

 レアメタルとは31種類の非鉄金属元素の総称で、ニッケル、クロム、リチューム、コバルト、チタン などが良く知られている。
 
 産業上、必要ではあるのに、大量に入手することが困難な理由として、① 埋蔵量が少ない。② 特定の国や地域でしか産出しない。③ 大量に産出するが、純度が低いなどである。③の例としてチタンがある。生産量は年間9万トン余りあるが、精錬にコストがかかるため高値になる。シリコンやマグネシュームも同様だ。

 このような理由から、レアメタルへの依存度を低減する試みを模索している。日本には、製品やスクラップの形でも レアメタルを備蓄している。いわゆる「都市鉱山」である。都市鉱山に埋蔵されているレアメタルのリサイクルは、先端産業の安定や、自然破壊の抑制、公害の低減、という観点からも注目されているようだ。

月曜日, 2月 18, 2008

都市鉱山


 あまり聞きなれない言葉であるが、先日ラジオ番組で話しているのを聞いた。都会では、各家庭から排出されるゴミは相当な量である。その中にはパルプ、石油、レアメタル等の原料を使ったものが多数含まれている。

 携帯電話・テレビ等の電子機器や自動車など、廃棄された製品に含まれる金属類をリサイクル処理することによって、枯渇しつつある資源を再利用する、循環型経済の構築が不可欠だと言っていた。

 今後、都市鉱山の開発は必要だが、現在のところ、廃棄物、スクラップの効率的な回収方法が確立されていないのと、処理する為の技術開発が十分でない。そして、廃棄物、スクラップが資源であるという考えが浸透していない。

 これらの問題を解決する為には、地球規模で取り組まなければならないが、「自然環境に恵まれたわが国が率先して、循環経済社会の構築に寄与することが必要だ」とも言っていた。

木曜日, 9月 05, 2013

小型家電リサイクル法


この法律は、使用済小型電子機器等の再資源化を促進するための措置を講じて、資源の有効利用を図り生活環境と健全な経済発展に寄与する目的で、201341日に施行された。
 
電子技術の高度化に伴い希少金属のレアメタル、レアアースと呼ばれるものが多用されるようになった。これらが生産、流通、廃棄され「都市鉱山」と言われているが、こういった希少資源を回収し再資源化を図ろうとしている。
 
しかし、法律は出来たが、回収・リサイクルの対象品目や具体的な回収方法が統一していない。家電リサイクル法と異なり、各自治体において独自で定めて実施するとなっているからだ。
 
 このように、各自治体において独自の取り組みが促されているため、現在のところ積極的に動いているところは少ないようだ。我々家電小売店の役割もはっきりしてなく、暫く静観するしかないだろうと思っている。

水曜日, 4月 30, 2014

小型家電リサイクルのその後



小型家電リサイクル法が施行されて1年になるが、大阪府からは我々家電小売店には具体的な連絡はなさそうだ。しかし、地域によってはリサイクルが進んでいる様である。
 
先日のテレビ番組で、この件を大きく取り上げていた。茨城県にあるリサイクル工場では、関東圏内の30以上の自治体から、廃棄された小型家電を買い取ってリサイクルしている。
 
廃家電の中から出てくるのは希少金属「レアメタル」で、1グラム2000円以上するパラジュウムや4000円以上するプラチナなどが含まれている。まさに“都市鉱山¨である。
 
 東京都の各自治体は、携帯電話やゲーム機などが図書館の入り口などに設置したBOXの中に多く集まっているそうだ。練馬区では回収した小型家電を清掃センターで解体し、モーターや基板などに細かく分けることによって、リサイクル業者に高値で買い取って貰っているとの事だ。

金曜日, 3月 12, 2010

静脈産業

 資源を掘り出し、加工し、物流網に載せて販売する一連の産業を「動脈産業」とすると、使い終わった製品を回収し、再利用したり、廃棄したりする産業を「静脈産業」というそうだ。

 鳩山首相は、先週東京都大田区の「スーパー・エコタウン」を訪問した。ここは首都圏のごみ問題の解決と、循環型社会へ変えていくために整備された場所のようだ。

 以前、このブログで「都市鉱山」のことを書いたが、使用済みの携帯電話やデジカメから、レアメタルなどを取り出しやすいように分別したり、食品廃棄物からメタンガスを発生させ、発電することも出来る。

 「地産地消」のように、その地域でリサイクルできるシステム作り、「地サイクル」が大事であり、鳩山首相は、政府としても「静脈産業」を支え、国全体でのシステム作りに力を入れて行きたいと思うと言っている。