越 年

 

令和６年も一日を残すだけとなった。今年の元日には北陸で大地震が発生し、能登半島では大きな被害に見舞われた。加えて夏には洪水による被害も重なって気の毒なことが続いた。 

一月に僕は、自転車で転倒して大腿骨を骨折し、府立病院に入院手術となった。術後は無事に回復はしたが、体力は随分落ちた。 

当店の仕事は、山本電気サービスの眞嗣君の応援で片付いているが、顧客数はかなり減った。来年中には、運転免許証も変換する積りなので、前野電化としては、廃業も考えているところだ。 

車の運転が出来なくなると何かと不便なこともあると思う。しかし、移動は自転車か公共の交通機関ですればよいし、これからもやりたいことも色々あるので、退屈することはないだろう。

ヒートショック

 

温度の急激な変化で血圧が大きく変動することによって健康障害のことをヒートショックと言われる。冬場の入浴時などに起きやすいと言われているが、暖房のきいた部屋から室温の低い脱衣場に移動し、衣服を脱いだりすることで欠陥が収縮し血圧が上がる。 

この状態で浴槽に入り、欠陥が温まってくると血管が広がり血圧が一気に低下する。急激な血圧の変化により、一時的だが脳の血流が減少するので、めまいや一過性の意識障害などが起こることがある。 

過去には親しくしていた知人が、浴槽内で溺れて死亡するといった事故に遭遇している。この事故もヒートショックが関係していたのだろうか。 

実は、当家の脱衣場も非常に寒かった。そこで先日、壁掛型の暖房機を取り付けてもらった。添付画像のようなもので売価が４万円ほどのものだった。これでヒートシックが予防出来のなら安いものだ。

冬 至

 

今年の冬至は今日だ。１年で最も日照時間の短い日が冬至で、この日は太陽の力が一番弱まった日であり、当時を境に再び力が蘇ってくる。 

「冬至 冬中 冬初め」と言われるように、本格的な冬の準備の日でもある。この日はカボチャを食べると魔よけになって、中風や風邪にかからないと言われている。 　

　夜は柚子湯に入る。柚子を二つないし四つに切り、さらしを縫った袋に入れて湯船に入れると体が温まりひびやあかぎれにも効く。「冬至の柚子湯に入ると無病息災」といわれている。だが、我が家ではあまりやらない。 　

　この日、玉出の生根神社では、「こつま南瓜まつり」が盛大に執り行われて、善人善女にカボチャが振舞われる。

生きた化石

 

世界各地の公園や並木などに植えられているメタセコイアは、化石植物とされている。１９４０年頃、中国中部にわずかに生き残っているものが発見され、その後、世界各地で植栽されている。 

落葉針葉樹であり、高さは１０～２０ｍになり、幹の直径は２ｍ位になる。葉は秋には赤褐色になり枝についたまま落ちる。 

花期は葉の展開前で２月から３月ごろ。多数の雄球花がまとまって形成される。雄球花は翌春になって成熟し、花粉を放出する。 

成長は極めて速く、３年で樹高2ｍ、10数年で大木になる。樹齢は数百年程度とみられている。メタセコイアは、洪水などによって植生が更新される環境に生育していたものと考えられている。　

トランプ次期大統領の動向

 

米次期大統領のトランプ氏は、１５日に自宅に故安倍晋三首相夫人の昭恵さんを招いて面談するとの報道だ。この面談には日米政府は関与していないとのことだ。 

トランプ氏は、1期目で安倍氏と良好な関係を維持し、夫人も交えた付き合いを深めていた。安部氏が死亡した後も定期的に昭恵氏と連絡を取っていそうだ。石破総理大臣は、先月南米での国際会議のあと、トランプ氏との会談を調整したが実現していない。 

安倍氏は、トランプ政権下、日米関係を強化する多くの努力をした。一方で石破氏は安倍政権の路線を批判する立場にあり、トランプ氏が石破氏に会わないことは、安倍氏の影響力を重視していると考えられる。 

トランプ氏は、安倍氏との関係を深めることで日米間の協力を進化させる積りだろう。今後の日米関係において、安倍晋三氏のような保守派のリーダーの存在が求められるのでないだろうか。

ガソリン税

 

今開催中の臨時国会において、自民・公明と国民民主党の合意によって、ガソリン税に上乗せされている暫定税率の廃止が決まりそうだ。 

ガソリン税は、昭和２４年に1リットルあたり28.7円に決められた。その後、昭和49年に道路整備の財源などのため25.1円が加算されるようになった。 

その後紆余曲折があったが、現在も1リットル当たり53.8円の税率が続いている。さらに、3か月平均小売価格が１６０円を超えた場合は特例税率の適用を止める「トリガー条項」も決められた。しかし、トリガー条項は、東日本大震災の発災を受けて、復興財源に充てる目的で凍結されている。 

日本は原油のほとんどを海外から調達しているため、原油の価格変動に対して受け身の状態が続いている。ガソリン減税を含め、小売価格にどう変化するか、動向を注目していよう。

シリア情勢とロシア

 

反体制派が攻勢に出てわずかの期間でシリアのアサド政権は崩壊した。父の代から半世紀以上続いたアサド家の統治はあっけない終焉を迎えた。 

アサド政権の崩壊を招いたのは、後ろ盾だったロシアとイランの弱体化が要因のようだ。ロシアはウクライナとの戦闘で疲弊。親イラン民兵組織ヒズボラは、イスラエルとの交戦で力をそがれている。 

アサド政権の崩壊は、ロシアにとっては、重要な軍事拠点を失うことを意味しており、反体制派の攻勢でロシアのシリアにおける影響力が揺らぐことになる。 

ロシアの地中海への足場が失われる事になって、国際的な戦略においても大きな打撃となるだろう。シリアの未来は不透明であり、新たな混乱が潜んでいる。

買い物ツアー

 

月に１回くらいは、和泉市の道の駅「山愛の里」へ行っているのだが、今朝も９時半ごろから出掛けた。ところが、駐車場の空きかがない。それもそのはず、今日は餅つき大会などのイベントが行われていて大勢の人でごった返していた。 

しばらく待ったが駐車できそうになかったので、岸和田市の「愛妻ランド」に向けて移動することにした。こちらの駐車場には空きがあったが、たくさんの買い物客でごったがえしている。結局ここもパスして国道２号線経由で帰路についた。 

その足で、府立病院前の「ライフ」で買い物をして帰った。午後からは、業務スーパーの「エンド商事」に行き、冷凍食品などの買い出しをし、続いて「マンダイ」で嗜好品などを買って帰った。 

それにしても、毎月道の駅へ通っているのは、一つにはコウヤマキを買うためだったが、コウヤマキは近くのスーパーでも置いてあるので今後は道の駅まで遠出することは止めにしようと思っている。もっとも、運転免許証を返還したらできないのだが。

12月

 

今年も１２月になった。年初に大腿骨を骨折して１年近くなったが、その後の経過は良い。しかし、最近は体力が大分落ちた。１週間前に当尾の里を歩いた時も登り道は苦しかった。 

記憶力も衰えたようだ。お客さんの名前が即座に出てこない。計算能力も低下した。つり銭を間違ったこともある。痴呆症ではないと思うのだが、果たしてどうだろうか。 

自動車の運転もなるべくしないようにしているが、買い物の時と家内が通院する時は乗っているが、運転中に緊張することが多い。運転免許証の更新まで１年近くあるが、次の更新はせず返納しようと思っている。 

昭和４４年に商売を始めて半世紀以上たった。そろそろリタイヤーしても良いのではと考えている。あとの商売は、佳美夫婦が続けてくれるようなので安心だ。これからは、残りの人生を楽しもうと思っているのだが・・・・・。