かくれ里

木曜日, 5月 29, 2025

米 価

 

スーパーの棚から米が消えた。当家では、ここ3回ほど、2キロ入りのものを買っている。以前は5キロ入り3千円台で買えていたのが、今は2キロ入りを2千数百円で買った。 

米の価格について、毎日のニュースをにぎわしているが、小泉農相は、備蓄米の随意契約で5キロ、2000円程度に引き下げると言った。 

随意契約とは、競争入札を避け、特定の業者と直接契約する手法だ。民間ではこれが普通だが、役所では入札が一般的だ。 

報道によると、早ければ29日から店頭販売を開始すると言っている。精米処理の速さによって影響が出ると言っていたので、次の日曜日(6月1日)にスーパーへ行ってみようと思っている。

水曜日, 5月 28, 2025

横綱 大の里

 

第75代横綱「王の里」が、本日の番付編成会議で確定した。王の里は二所ノ関部屋所属で、久しぶりの日本人横綱の誕生だ。二所ノ関部屋の親方(元稀勢の里)も、8年前に19年ぶりの日本人横綱として誕生している。 

来場所は東西に正横綱が座ることになるが、窮地を迎えそうなのが豊昇龍のようだ。横綱が平幕力士に負けると金星を与える事になるが、協会は、勝者には金星一つに付き、給料とは別に場所ごとに4万円を支給することになっているそうだ。 

協会としては、横綱にはなるべく金星を出してほしくないので、弱い横綱には早期の引退勧告を突き付けることが多いのだ。 

そんな訳で、豊昇龍は来場所からが大変だろう。今年10月のロンドン場所までは引退勧告はないと思うが、いずれにしても来場所からの相撲観戦を楽しみにしよう。

金曜日, 5月 23, 2025

台湾有事には

 

中国(中華人民共和国)は、「一つの中国」の原則のもとに、2005年には台湾独立派に対する反分裂国家法を成立させた。 

一方中国と対立する米国は、台湾との関係を強化している。中国は、台湾が防衛のために米国からイージス艦や戦闘機を購入することに激しく反対している。 

中国人民解放軍は、台湾問題にアメリカ軍が介入した場合には、中国はアメリカ西海岸に核兵器を打ち込むとアメリカ軍の介入をけん制する。 

これに対してアメリカ海軍は台湾海峡に軍隊を派遣したが、米中の水面下の合意で現在は落ち着いている。だが、中国軍は軍の近代化を加速させているようだ。


火曜日, 5月 20, 2025

浮世絵

 

江戸時代中期、町人の経済力が強くなり、庶民階級から出現した絵師たちが、浮世絵の源流を作るようになった。 

浮世絵の形態は肉筆画と木版画に分かれ、木版画は大量生産が出来、低価格が可能になって庶民の間に広まった。 

題材は、初期には歌舞伎や遊郭などの世界が多かったが、後には武者絵や風景画など、数多くの題材に広がっていった。

ひと月ほど前のこのブログ(元禄文化)で、見返り美人図をアップしたが、これは、浮世絵画の祖と言われている、菱川師宣の浮世絵の肉質画だ。

月曜日, 5月 19, 2025

台湾の脱原発

 

台湾で唯一稼働中だった原子力発電所が、5月17日に運転期間満了で停止した。しかし、野党は脱原発政策に反対しており、台湾立法院は原発の運転期間を20年延長可能な改正法が可決されていた。 

台湾は東アジア初めての「核国家」だったが「非核国家」となった。今後は電力の供給は石炭や石油に頼ることになるのだろう。 

台湾の与党民進党は、2011年の福島の原発事故を過剰に恐れ全廃を選んだのだが、世界が核の安定性で未来を構築しつつある中、なぜこんな道を選ぶのだろうか。 

今後、中国の封鎖リスクが迫る中、台湾はドイツの脱原発の失敗の、二の前を踏まなければよいのだが。

土曜日, 5月 17, 2025

江戸時代

 

今年の大河ドラマ「べらぼう」では、江戸の町人の生活の様子が色々わかって面白かった。この頃の政治は江戸幕府が中心に動いていた。 

この頃、上方(京・大阪)では経済が目覚ましい発展を遂げていた。上方文化は都市文化として江戸に移入され、江戸後期には江戸特有の文化が栄えた。 

貨幣経済が進んでいって、町人の中でも経済力をどんどん高めていく者も増えて行った。一方、武士たちの生活は大きく変わっていった。 

やがて、江戸時代も末期となって、武家社会は崩れ、世の中は大きく変わったのだ。

 

火曜日, 5月 06, 2025

山東京伝

 

今年の大河ドラマ「べらぼう」で、江戸時代中期から後期にかけて、主人公の蔦屋重三郎が、版元として多くの作家、浮世絵師の作品刊行に携わったが、その中の一人に山東京伝がいる。 

山東京伝は、副業として現在の銀座に小物販売店「京屋」を開き、自分がデザインした紙製の煙草入れが大流行してよく売れた。 

仲間と飲み食いする場合、費用の総額を頭数で割って勘定することを「わりかん」というが、これは、山東京伝が元祖で、「京伝勘定」と呼ばれていたそうだ。 

1782年から続く飢饉によって世情は不安定な状況であり、山東京伝は、寛政の改革における出版規制で処罰を受けた。1916年10月27日、胸痛の発作により死去した。享年56。

 

日曜日, 5月 04, 2025

H3ロケット

 

昨夜のテレビ番組「新プロジェクトX」は、日本の次期基幹ロケットH3型機の開発に関わった関係者の苦労の様子が話題になった放送だった。

3ロケットはこれまでの国産ロケットと比較して、打ち上げ費用の削減、打ち上げ能力の増強を図って国際競争力のあるロケットとして開発がすすめられた。 

抜本的な打ち上げ費用の削減のため、機体の設計・開発は民間企業が主体的役割を果たしている。 

2023年3月の1号機の打ち上げは失敗したが、その後4機を打ち上げ、先進レーダー衛星「だいち」の軌道投入に成功した。

金曜日, 5月 02, 2025

水俣病

 

戦後の日本における高度成長期の負の側面でもある「水俣病」は、公害の原点と言われ、犠牲者の多さでも知られている。 

 69年前の1956年5月1日、熊本県水俣市の医師から患者発生の報告があり、公式の確認がなされた。1958年頃から、「水俣病」の名称が使われ始めた。 

 水俣病とは、化学工場から海や河川に排出されたメチル水銀化合物を魚介類が吸収し、これを食べた住民の間に発生した中毒性の神経疾患です。 

 水俣病の原因企業のチッソ㈱は、水俣の町を急速に発展させた。こうして、チッソは増産を重ねたが、労働環境や自然環境の配慮は後回しにされていたのだ。