かくれ里

木曜日, 7月 31, 2025

カムチャッカ半島地震

 

昨日は津波の話題で大騒ぎだった。はるかユーラシア大陸の北東部゛にあるカムチャッカ半島で起こった大地震の影響で、「日本列島の太平洋側に大津波が来る可能性があり」と、テレビ各局は終日臨時放送を流し続けた。 

カムチャッカ半島のこの付近は、巨大地震が度々発生している場所で、1952年11月には、マグネチュード9.0の巨大地震が発生している。 

この地震では15~18メートル規模の津波が3度にわたり発生し、カムチャッカ沿岸を襲来、当時の人口(6000人)の住人の半数が死亡している。 

今回の地震のマグネチュードは8.7と発表されているので、日本への影響を懸念したようだが、北海道では震度2の揺れを観測した。気象庁は太平洋沿岸に津波警報を発表したが、本日現在、被害の報告は殆どなかったようだ。

水曜日, 7月 30, 2025

量子コンピーター

 

大阪大学などの研究グループが、純国産の量子コンピューターを開発し、その初号機が稼働したと言うニュースだ。 

量子コンピューターは、量子力学の法則を利用して解くコンピューターで、これまでのコンピューターで解くには複雑すぎる問題でも、解くことが出来る。 

現代の戦争は頭脳戦に他ならない。戦場には日々、膨大な情報が流れ込む、その読みあいに勝つカギを握るのが量子コンピューターの演算力だ。 

この、純国産の量子コンピューターは、軍事用途だけでなく、民間分野でも日本の未来を支える力となるだろう。

火曜日, 7月 29, 2025

玉鷲

 

大盛況だった大相撲名古屋場所は、平幕琴勝峰の優勝で幕を閉じた。新横綱王の里は、四つの金星を与えてしまったが、それだけ平幕力士の活躍が目立った場所だった。 

そんな中でも、40歳8カ月で、西前頭4枚目の玉鷲が11勝目を挙げ、通算白星を872とし、元横綱の大鵬と並んだことだ。 

今場所玉鷲は、10日目に大の里から史上最年長で金星を獲得した。また、3度目の敢闘賞も獲得した。こちらも最年長記録だ。 

玉鷲は、モンゴル出身だが、帰化している。姉は東大卒で玉鷲本人も大学に通っていたそうだ。両親も教育者とのことだ。それにしても40歳と思えぬ体力の持ち主だ。まだしばらくは活躍が見られそうだ。

月曜日, 7月 28, 2025

抑止戦略

 

日米両政府が、米国の核兵器と通常戦力による日本防衛を話し合う定例協議で、有事を想定したシミュレーションを実施、米軍が核兵器を使用するシナリオを議論していたことがわかった。 

中国や北朝鮮、ロシアの軍事活動が活発化する中、米国による「核の傘」の実効性を確保する狙いがある。 

日本は唯一の戦争被爆国として「核兵器のない世界」を追求しながら、米国の核抑止力への依存を深めている実態が浮き彫りになった。 

非核三原則を貫いてきた我が国が、米軍が核を使う可能性が現実にある場合に、日本側の対応が国家として重要である。これは、「受け身の同盟」から「抑止戦略の共同設計者」への転換だからだ。

日曜日, 7月 27, 2025

タイとカンボジアの紛争

 

タイとカンボジアは長年にわたって対立が続いていたが、今年5月の軍事衝突後国境の移動が制限され、両国は互いに外交関係を格下げした。 

両国はいずれも隣国に対して強硬な対応に出ざるを得ない内政状態を抱えており、緊張の激化が懸念される。 

7月24日の交戦では、両国とも相手が先に攻撃したと主張しているが、この交戦では、タイの14人の民間人と一人の兵士が死亡。カンボジアでも、一人の民間人が死亡している。 

国際社会は高い関心をしめし、7月25日には、国連安保理が状況を協議する会議を開催し、即時停戦を呼び掛けた。

土曜日, 7月 26, 2025

万博パビリオン建設トラブル

 

 大阪・関西万博の海外パビリオンで未払いのトラブルが発生していることが表面化した。その数は、20社近くあり、中には1億円を超える債務を抱える企業もあるようだ。 

未払いが発生したパビリオンは、アメリカ、アンゴラ、セルビア、中国、ドイツ、マルタ、ルーマニアの七カ国にわたる。この騒動の背景にあるのは、短すぎる工期と不明確な契約条件。そして、海外発注者との意思疎通の難しさだと指摘されている。 

だが、本来こうした事態を未然に防ぐべきは政府でなかろうか。政府は、表向きには万博を支援していると言いながら、大阪府や経済界に丸投げだった。政府予算は抑えられ、国債による直接支援は一切ない。それならば大阪府自身が府債を発行して、自力で財源を確保する道もあったのでは。 

 かって、大阪は活力の象徴だった。だからこそ、1970年の万博は大阪で開かれ大成功した。今回の大阪万博2025は、日本が国家としての覚悟と現実を世界に問われているのではないのか。

金曜日, 7月 25, 2025

教育勅語

 

参院戦で議席を増やした参政党が「教育勅語」を尊重する考えを示したことについて、安部俊子文部科学相は、「憲法や教育基本法に反する」として用いることは許されないと述べた。 

教育勅語は1890年(明治23年)に明治天皇が出した言葉で、第二次世界大戦が終わるまで学校教育の基本方針とされ、生徒たちが朗読することが決められていた。 

新しい憲法では、国民主権や基本的人権を定めているため、教育勅語は基本的人権を損なうものとして、効力が失われたとしている。 

しかし、その後も教育勅語擁護論はあるようだ。2017年現在の日本国政府の公式の見解としては、憲法や教育基本法等に反しないような形で教育勅語を学校教材として用いることは否定されていないようだ。

木曜日, 7月 24, 2025

燃焼試験

 

JAXAは本日早朝H3」ロケット6号機の燃焼試験を行った。その模様を YouTube の動画で見た。 

衛星をより安価に軌道へ導入するため、「H3」ロケット6号機は、1段目のエンジンを2基から3基に増やす代わりに、固体ロケットブースターを搭載しない形態「H3-30S」の試験機という位置づけだ。 

この燃焼試験はロケット機体を発射台に固定した状態で行う大規模なもので、全系の打ち上げまでの一連の作業を通じて機能確認を行う事を目的としている。 

安全にロケットを打ち上げる為には、沢山の人々がかかわっているが、打ち上げ成功のためには一筋縄ではないのだと感じた。

月曜日, 7月 21, 2025

選挙結果

 

参議院選挙の結果が判明した。予想通り与党の過半数割れとなったが、石破内閣は今後も続投するようだ。 

今回の選挙での注目は参政党の大躍進だ.そして、日本保守党が国政政党になったことだ。日本保守党々首の百田尚樹氏は、2023年10月に日本保守党を立ち上げた。百田氏は結党前から国民的知名度を有していた。言動活動を通じて保守層から圧倒的な支持を得ていた。 

一方参政党は、地方議員出身の神谷宗幣氏が、YouTubeやオンライン講座などを駆使して地道に支持層を広げた。参政党にはリベラルな人もおり、参政党はイデオロギーにとらわれない、保守も含めた大衆政党を目指すようだ。 

両党は、既成政党に見切りをつけた有権者の受け皿となりながら、それぞれ異なる道筋で台頭してきた。今後、この二つの新勢力の動きを見て行こう思っている。

日曜日, 7月 20, 2025

帰化者数


  昨年外国人が日本国籍を取得した帰化者数は約8800人で、中国人が一番多かったようだ。これまでは韓国・朝鮮籍の帰化者数が多かったのが50年ぶりに変わった。 

帰化は、外国人からの申請に基づき、法務大臣が日本国籍を与える制度だ。帰化の条件は、18歳以上で日本に5年以上居住。二重国籍は認めない。 

さらに、素行が善良。生計が営める。憲法遵守。を挙げ、日常生活に支障のない程度の会話と読み書きの能力を求めている。 

 一方、外国籍のまま日本に居続けるには「永住権」が必要だ。これには原則として10年間の在留が必要だ。そんな訳で、「永住ビザより帰化の方が簡単」という逆転現象もあるようだ。

土曜日, 7月 19, 2025

台湾海峡

 

中国海軍の空母2隻(遼寧と山東)が、日本周辺の太平洋上などで、米空母打撃群の迎撃を想定した演習の実施をしていたことがわかった。 

空母迎撃を想定した演習が実施されたのは6月中旬で、中国空母「遼寧」は、日本の排他的経済水域内を西にかけて出発。同じころ「山東」は沖縄本島の南方から南に向かい、「遼寧」を迎え撃つ動きをしていたようだ。 

中国は「一つの中国」の原則のもとに台湾周辺で軍事演習を続けている。これに対してアメリカ海軍は台湾海峡に空母を展開する。 

米空母は、中国空母と遭遇した際、偶発的衝突が起きないように一定の距離を保って航行する運用規則を持っているとされる。

金曜日, 7月 18, 2025

義務教育学校

 

少子化に伴う学校の統廃合が進んでいるが、義務教育を一貫して行う新たなカタチの学校の制度が2016年から始まったらしい。 

義務教育学校は、小学校課程から中学校課程までの9年間の義務教育を一貫して行う学校で、これまでの「小中一貫校」とは別のようだ。 

義務教育学校では、一人の校長と教員組織からなっていて、一つの組織で9年間の学校教育目標を立てることが出来る。又教育課程を柔軟に変更することもできる。 

三世帯同居の減少や、共稼ぎ世帯やひとり親家庭の増加などの社会的背景により、学校を社会性育成の場として、機能させることへの期待が込められているようだ。

木曜日, 7月 17, 2025

安青錦

 

大相撲二日目に横綱豊昇龍が平幕筆頭の若元春に金星を与えたと書いたが、三日目の一昨日も平幕の安青錦に敗れて金星を与えてしまった。 

ところで、ウクライナ出身の安青錦だが、初土俵から所要7場所での関取昇進は珍しい。そして、今回の金星取得は大相撲が6場所制になって以来、史上最速だそうだ。 

安青錦は、ウクライナにおいて7歳から相撲を始めている。2019年の世界ジュニア大会では3位になった。彼は、8歳のころからレスリングも始めている。 

2022年2月、ロシアのウクライナ侵攻が始まった為来日した。同年12月に安治川部屋の研修生となり、2023年7月場所前に新弟子検査を受検、同年9月場所で初土俵を踏んでいる。

水曜日, 7月 16, 2025

ウクライナへのパトリオット供与

 

ロシアがウクライナとの停戦に応じず連日攻撃を続ける中、トランプ大統領は、NATOとともに、防空システムの「パトリオット」を追加で供与すると明らかにした。 

この費用は、ヨーロッパの国々がすべて負担するとしている。トランプ大統領はかねてより、「同盟国にも応分の責任を取らせるべきだ」と繰り返し述べていた。 

今回の供与によって、米国の防衛産業はパトリオット製造ラインに受注が増えて雇用が生まれ国内経済が回る。

ウクライナをめぐる戦局の今後は不透明だが、トランプ大統領の掲げる「ビジネスとしての戦争支援」が、アメリカの政治と経済を動かしているのではないか。

月曜日, 7月 14, 2025

大相撲始まる

 

 大相撲名古屋場所は昨日より始まった。新横綱の大の里は初日白星でタートを切った。本日も横綱相撲で相手力士を押し出した。 一方、東横綱の豊昇龍は平幕筆頭、若元春に寄り切られ金星を与えてしまった。 

ところで、若元春だが、兄の若隆元、弟の若隆景とともに、荒汐部屋に所属する。大相撲の歴史の中で、3兄弟が現役力士というのは、過去には井筒3兄弟があったが非常に珍しい。 

3人のしこ名は、戦国大名の毛利元就の三本の矢の逸話のからとったそうだ。すなわち、毛利隆元、吉川元春、小早川隆景だ。 

3兄弟の祖父は、元小結の若葉山だ。父も幕下力士だった。相撲一家の三兄弟の今後の活躍を見てみたいと思う。

土曜日, 7月 12, 2025

フルーインパレス 展示飛行

 

本日午後3時ごろ、航空自衛隊の曲芸飛行隊「ブルーインパレス」が、万博会場上空で展示飛行を披露した。大屋根リング上では大勢の来場者が完成をあげてみていた。 

大阪府でのブルーインパレスの展示飛行は35年前の「花博」以来だ。今回は明日も同時刻に披露されるようだ。 

この展示飛行は、開幕日の4月13日に予定されていたが、悪天候で中止となった。しかし、地元側の要望を受けて防衛省が再飛行を決めたのだ。 

吉村大阪府知事は、説明とあいさつで、「夢洲周辺では混雑が予想されるので、万博来場者と関係者以外の来訪は控えてほしい」と訴えていた。

金曜日, 7月 11, 2025

地域包括支援センター

 

国は人口2~3万人の生活圏域(一般的に中学校区域)に、一つの「地域包括支援センター」を設置している。このセンターは、対象地域に住んでいる65歳以上の高齢者が利用できる。 

地域包括支援センターでは、専門知識を持った職員が、高齢者が住み慣れた地域で生活できるように、介護予防サービスや日常生活支援などの相談に応じてくれる。また、介護保険の申請窓口も担っている。 

センターの運営は、各自治体が直接運営しているケースと、自治体から委託されて医療法人などが運営しているケースもある。その割合は2 : 8 のようだ。 

当家は夫婦とも80歳を超えたが、今のところ自立できている。出来ることなら、現在の状態を続けたいと思っているが、今後のためにも「地域包括支援センター」と知り合いになっておきたいと思っているのだが。

木曜日, 7月 10, 2025

アイスランド

 

米海軍の原子力潜水艦がアイスランドの岸壁に初めて寄港したというニューだ。北極海の安全保障の強化と、米国とNATOの結束を示す動きのようだ。 

アイスランドは共和制国家の島国で、人口は40万人弱。面積は日本の北海道と四国を合わせたぐらいだ。 

国土の大部分が火山性の土壌で、大地は肥沃とは言えない。かって乱伐がおこなわれたことがあって、現在の森林面積は0.3%しかない。 

第二次大戦後、マーシャルプランの援助が繁栄をもたらし、世界で最も裕福な国の一つとなった。2008年に一時債務不履行になったが、その後回復している。最近は来島する旅行者が増えて観光業が成長している。

水曜日, 7月 09, 2025

日韓基本条約

 

1965年に日本と大韓民国との間で日韓基本条約が結ばれて、ソウルで批准書が交換され、日韓両国の国交が正常化した。それから60年になる。 

当条約において、日本は韓国に対し、10年間で無償3億ドル、有償2億ドルの資金提供を行い、相互に請求権を放棄することで合意した。 

また、日本が朝鮮半島に残した、インフラ、資産、権利を放棄し、日韓国交を樹立、両国間の請求権の最終的な解決と、それに基づく日韓関係正常化が取り決められた。 

韓国は日本からの資金援助やベトナム戦争特需などにより最貧国から一転して経済発展を遂げた。

月曜日, 7月 07, 2025

ラジオ文芸館

 

ラジオ深夜便の日曜日の深夜(月曜日1時台)に放送されている『ラジオ文芸館』は、よく聞いている。 

この番組は、1993年頃から始まっているNHKラジオの番組で、全国各地のNHKアナウンサーが演出効果を担当し、日本を代表する文芸作家の作品を紹介する。 

2018年頃から放送時間が変更になり、ラジオ深夜便日曜深夜の放送になったのだ。最近は20時ころには床にはっているので、ひと寝入りしてからラジオ深夜便をイヤホンで聞いている。 

月曜日1時台は『ラジオ文芸館』だが、他の週には各種演芸などが放送されている。この時間帯後半には「深夜便の歌が毎日流れている。

土曜日, 7月 05, 2025

政府備蓄米が届いた

 

kg2000円の政府備蓄米、10㎏が昨日届いた。先日インターネットで申し込んでおいたものが抽選で当たったようだ。 

ここ数回は、いつも行くスーパーで、2キログラム入り、2千数百円のを買っていたので半額以下だ。古古米とは言っても、米には変わらないだろう。 

スーパーの棚にも、5キロ入り、10キロ入りの袋が沢山出回ってきた。しかし、値段は5キロ入りで4千円ほどしている。 

当家では、1㎏の米をおよそ5日間で食べているので、10kgあると当分の間買わなくて済む。それにしても最近、二人とも食べる量が少なくなった。

金曜日, 7月 04, 2025

参議院選公示

 

第27回参議院選挙が昨日公示された。今回選挙は与党側が非改選の議員を合わせて過半数を維持できるか、野党側がそれを阻止することが出来るかが焦点だ。 

自民党の石破総裁は物価上昇が賃金上昇を上回り生活が苦しい方々にお金をいきわたるようにするとして、給付金をお支払いする。消費税は必要な財源であることを誠心誠意訴えるとした。 

これに対して立憲民主党の野田代表は、日本の食糧安全保障を確保するために農業人口が増えるように予算を増やしたい。食料品にかかる消費税は0パセントにしようと訴えている。 

他の各党首たちも、それぞれ自党の主義主張を訴えているが、20日の投開票日の結果が果たしてどうなるか注目していよう。

木曜日, 7月 03, 2025

立体音楽堂

 

今年はラジオ放送が始まって100年になる。僕は1955年頃から叔父の経営するラジオ店に就職し、ラジオに関わっているので70年になる。 

当時のラジオは真空管式で、5級スーパーが普及し始めたころだった。そんなころNHKは、ラジオ第一を左チャンネルで、ラジオ第二を右チャンネルでする形のステレオ放送を開始した。 

これが日本初のステレオによるレギュラーラジオ番組で、これを定時番組化したのが「立体音楽堂」だった。 

その後、高音質で一波によるFMステレオ放送が始まった為、「立体音楽堂」は1966年で終了することになった。

水曜日, 7月 02, 2025

方丈記

 

      方丈記』は鴨長明による鎌倉時代の随筆。日本中世文学の代表的な随筆とされ、『徒然草』『枕草子』とならぶ古典日本三大随筆に数えられる。 

   『方丈記』の書き出しの部分は知っていた。すなわち、「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にはあらず、よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとどまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し」とある。 

 晩年に鴨長明は、京の郊外・日野に、一丈四方の小庵をむすび隠棲した。庵に住みつつ当時の世間を観察し書き記した。

『方丈記』の中で鴨長明は、都で発生した大火、竜巻、大地震などの天変地異に関する記述を書き連ねており、歴史資料としても利用されている。

火曜日, 7月 01, 2025

半夏生

 

早くも7月になって、一年の半分が過ぎた。今年は6月中に梅雨が明けた。雨の少ない年である。関西地方の天気予報は、ずっと晴マークが続いている。 

今日は“雑節”の「半夏生」だ。夏至から数えて11日目ごろとされている。この日は農家にとっては大切な節目の日で、この日までに農作業を終え、この日から5日間を休みとする地方もあるようだ。 

関西地方の一部の地域では、半夏生の日にタコを食べる風習がある。農作物がタコの吸盤のように大地にはいつき、しっかりと根付くようにとの願いのようである。 

半夏生という植物があって、この植物の葉が名前通り半分白くなって化粧をしている様子からこの名前が付けられた。別名カタシログサと呼ばれることもある。高さ50~100cmほどに成長し、夏季を過ぎたころに長さ10~15cmの穂状の花を付ける。開花期にはドクダミに似た匂いを出す。