かくれ里

木曜日, 7月 30, 2009

成人年齢

 
 成人年齢を20歳から18歳に引き下げてはと言う議論があるのは知っていた。この是非を検討してきた法制審議会の部会は国政選挙に投票できる18歳に下がることを条件にに妥当だとする最終報告をまとめたようだ。

 現在の成人年齢が定められたのは明治時代であり、国の諮問を受けた法制審議会は専門の部会を設置して検討を続けていたが、世界中の大多数の国では成人年齢と選挙権の年齢が一致している。特段の理由がないかぎり一致していることが望ましい。社会的にも経済的にも独立した存在となって有意義だとしている。但し、引き下げの時期については「直ちに引き下げるのは適当ではない」として、国会の判断に委ねている。

 報告書では、成人年齢の引き下げを「若者の大人としての自覚を高めることが出来る」と指摘して、社会に対し大きな活力をもたらすと期待している。民法が改正されることになるので、諸々の法律の年齢要件を定めた条文に影響が及んで国民生活が大きく変わるだろう。

火曜日, 7月 28, 2009

放送時間の変更

 
  ドラマ「白洲次郎の最終回が8月に放送されることになっていたが、総選挙に伴う番組編成のために、9月にずれ込んだ。普通、連続ドラマは続けて放送されるのが一般的だが、このドラマは最終回が半年も後になった。ドラマの内容からして、終戦の日に合わせているのかと思っていたが、そうではなかった。

 当初は三話まとめて放送する予定だったようだが、収録中にキャストの一人が病気になったためだと分かった。放送局側では視聴者の期待にこたえて、完成した一話と二話だけを放送することになったようである。

 このドラマは録画して2回観た。DVDにもダビングしてある。最終回を楽しみにしていたが9月まで待たねばならない。放送時間は、デジタル総合放送が9月23日(水)午後10時から、BSハイビジョン放送は9月19日(土)午後1時30分から午後6時の間に、三話まとめて放送される。もちろん録画予約はする積りだが、再放送もあるようだ。


月曜日, 7月 27, 2009

完全デジタル化


 テレビ放送の完全デジタル化まで2年をきった。総務省はアナログ停波において想定される様々な影響への対応をするために、次のような予算措置をしている。

 ① 地域に密着した受信相談や説明会の実施と高齢者・障害者等へのサポート。 ② 経済的に困窮度の高い世帯に対してアナログテレビでデジタル放送が視聴できる機器を無償で給付する。 ③ 辺地における共聴施設や都市部の受信障害対策共聴施設等の改修や新設については費用の一部を補助する。 ④ デジタル中継局の整備と他の電波の混信による受信障害の解消のための支援措置。 ⑤ ケーブルテレビ施設の整備者に対しては支援拡充を行う。 ⑥ 完全デジタル化の事前・事後において想定される様々な事態を実証するため地域限定のリハーサルを行う。

 
調査会社によると、2009年6月時点の薄型テレビの普及率は、67.6%で7割近い人が薄型テレビを持っている。現在薄型テレビを持っていない3割余りの人の80.8%が購入予定ありと回答しているそうだ。

 政府エコポイント付与の効果もあって、薄型テレビは良く売れている。購入するテレビの画面サイズもアップして購入金額も若干上昇しているようだ。我々にとっては、これから2年間が勝負どころである。

土曜日, 7月 25, 2009

生根神社の夏祭り


 西成区玉出の生根神社は我が家の氏神さんだ。七月は大阪天満宮の天神祭りと同じ日に夏祭りで賑わう。毎年孫たちと神社に行く事にしているが、今年は24日の宵宮に出かけた。

 境内に近づくと、ラジオで聞きなれた声が耳に飛び込んでくる。パーソナリティーの浜村淳の声だ。彼は毎年祭りの応援に来て「だいがく」の説明などをしているが、実際に接するのは今日が初めてだ。

 生根神社の「だいがく」は、やぐらの上に沢山の提灯を付けて担ぎ、太鼓を打ち鳴らして雨乞いをしたのが起源と聞く。昔は大阪の各地で「だいがく」の行事が行われたいたが、戦災で殆どが消失したそうだ。疎開していて戦火を逃れた一基だけがこの神社に現存していて、大阪府の有形文化財に指定されている。

 天気が良かったので大勢の人で賑わっていた。孫たちは、縁日の金魚すくいやスマートボールなどをするのが楽しみなのだ。約1時間、神社界隈を一回りして退散することにした。帰り道、近くの回転すし店で家族団らんのひと時を過ごした。

金曜日, 7月 24, 2009

結婚披露宴


 先日、従兄弟の長男の結婚式に招待された。30年前に新郎の両親の媒酌をさせてもらったこともあり、彼の成長をずっと見守っていたので、ひとしお感慨深くうれしい結婚式と披露宴だった。

 両親の結婚式のときは、神社での神前式だったが、最近はチャペルでのキリスト教式が多くなった。今度の場合も例外ではなかった。心斎橋近くにある、豪華な結婚式場に設えられた大聖堂での荘厳なセレモニーだったが、少し演出過剰のように覚えたのは僕だけかも知れない。   
                                                
 披露宴のことを Wedding Receptionと呼ぶそうだ。両家の親族、会社の上司や同僚、新郎新婦の友人たち、参列者100人近くの人が二人を祝福した。女性司会者は手際よく進行していたし、若いスタッフたちもよく行き届いていた。料理はフランス風のコースで、普段滅多に口にすることのないものばかりだった。 

 すべてのシーンは、式場専属のカメラマンや、参列者がムービーやデジカメで記録しているので、僕は、ICレコーダーを持参して音声を記録した。無編集のままだが、CD数枚にコピーして従兄弟宅に届けたたら大層喜んでくれた。彼にはもう一人適齢期の娘が居る。近い将来、再度の大仕事が待っている。

水曜日, 7月 22, 2009

1Q84


 Amazonより宅配便で分厚い二冊の本が届いた。話題の長編小説、村上春樹著「1Q84」である。書籍は殆どAmazonで買っているが、小説は少ない。もちろん、村上作品もこれが初めてである。

 僕は、自慢ではないが本を読むのが遅い。最後まで読まずに積み上げてある本も数知れない。そのくせ話題になった本は手元に置いておきたいのだ。本棚にはそんな本がずらっと並んでいる。雑誌などは定期的に処分しているが、単行本は増える一方だ。

 さて、この「1Q84」だが、発売から2週間で100万部以上を売り上げたそうだ。その勢いは衰えていないと言う。それだけ売れているのには何かあるのだろう。出版社側が事前に内容を一切明かさなかった事が読者の興味をあおったのかも知れない。いずれにしても「1Q84現象」と言うべき社会現象になっているようだ。

 目の前にこの本二冊を置いてブログを書いている。パラパラとめくって見ると挿絵は全然なく文章のみである。BOOK1とBOOK2 二冊合わせて1000頁以上ある文字通りの長編小説だ。早速読み始めようと思っているが、果たして何日かかって読み終えるだろうか。

日曜日, 7月 19, 2009

大雪山系遭難事故


 北海道の山での登山ツアーパーティーの遭難事故で、10人が死亡というニュースに心を痛める。ツアーを企画した会社としては、大雪山系の山々がこれほどまでに危険とは想定していなかったのだろう。

 ツァーに参加した人たちは、山が大好きで、一度は北海道の山々を歩いてみたいとの思いから、決して安くはない費用を出して、全国各地から集まった人たちだと思う。装備などもマニュアル通りに準備万端整えての参加だっただろう。しかし、北海道の山々は夏でも防寒対策を万全にする必要があったようでマニュアル通りにはいかなかったのであろう。

 ガイドの判断にも問題があったのかも知れない。企画した会社への責任の追及は免れないと思うが、この会社の経営者もスタッフも、山を愛する人たちのように思われる。山を愛する者に悪人はいない。本当に残念な事故であった。

 天候に恵まれてさえおれば快適な山歩きが出来たのだろうが、命を失われた方たちは「運が悪かった」の一言につきる。僕もチャンスがあれば大雪山系の山へ一度は登ってみたいと思っていたが、今回の事故を知って、この歳と体力ではとても無理のように思えてきた。

木曜日, 7月 16, 2009

UMPC


 NTTドコモが多機能携帯電話(スマートフォン)を発売した。これは「グーグル携帯」と呼ばれるもので、OSには、グーグルが携帯電話向けに無償で提供している「アンドロイド」を搭載してあるので、グーグルマップやユーチューブなどのパソコンで人気のサービースが利用できる。本体にはタッチパネル式の液晶が採用してある。

 僕は、以前にも書いたことがあるが、携帯が苦手だ。電話だけは絶対に必要なので使っているが、メールは受信のみで送信はパソコンでしている。インターネットも携帯では開いたことがない。デジカメを携帯するのでカメラの機能もいらない。

 そのくせ移動中にネット検索はやりたいのだ。近頃、「UMPC」の話題を聞くことがよくある。Ultra Mobile PCの略称で、モバイル利用に適した超小型のノートパソコンのことで、一般のノートパソコンより小型で、携帯電話やスマートフォンより少し大きく、パソコンと同等の働きをする。携帯電話のように持ち運びが簡単になれば、双方のいいとこ取りをしたマシンになる。

 UMPCが、無線ネットワークを活用した超小型パソコンと言う意味合いが強くなるにつれて、普及にもっと拍車がかかるだろう。今後は、OSに「アンドロイド」が搭載されたUMPCも出てくるだろう。グーグールカレンダー等が使えるようになればかなり便利になると思う。他にもこれまで考えられなかった新しい使い方も開発されるだろう。これから面白くなる。興味津々だ。

水曜日, 7月 15, 2009

皆既日食



 46年ぶりの皆既日食が22日に観察できる。完全な皆既が見られるのはトカラ列島の悪石島で10時56分前後。全国各地では午前中から正午過ぎにかけて部分日食が観察できる。大阪は11時5分に82%まで欠ける。

 日食は、太陽と月と地球が一直線上に位置したときに起きる。月の影が時間と共に移動して、影に入ったところで太陽が欠けて見える現象である。地球と太陽の距離は月との距離の約400倍ある。太陽の直径が月の直径の約400倍あって、見かけの大きさがほぼ同じになって、月が太陽をすっぽりと隠してしまうのだそうだ。今度の皆既日食の始まりから終わりまでの時間は6分44秒で今世紀中では一番長いらしい。

 太陽の表面温度は6000度ある。中心にあるコロナは100万度以上ある。普段はまぶしくて肉眼では見ることが出来ないが、皆既日食では太陽表面近くから遠くのコロナまで一度に観測できる唯一のチャンスで、太陽コロナの謎を解く貴重なデーターを得ることができると専門家は言う。

 子供の頃、黒い下敷きや、すすのついたすりガラスなどで太陽を見たような記憶があるが、この方法は危険らしい。国立天文台は有害光線をカットする日食メガネの使用を勧めている。「日食ハンター」と呼ばれて、世界中を駆け回っている人もいるようだが、僕も22日の午前中はスケジュールを空けておこうと考えている。

日曜日, 7月 12, 2009

総選挙


 東京都議選が本日行われ、開票が始まった。最新のニュースによると民主党が票を伸ばし、第一党の座をほぼ確実にしたようだ。公明党も善戦しているが、自民党は苦戦を強いられ、自公合わせて過半数の確保は微妙な情勢のようだ。

 衆議院選挙の前哨戦としての都議選だったが、麻生内閣にとっては厳しい状況になった。報道では、麻生首相は都議選後の解散総選挙を考えていたようだが、「8月下旬にずれ込む公算が強くなったようだ」と解説していた。

 大阪在住の僕は、東京都議選にはさほど関心は示していないが、この結果が国政選挙に影響が及んで、もし、政権交代があるようなら、政治は今以上に混沌となって、景気の回復も遅れるのではないかと考える。もっとも、今の自民党政権に満足しているわけではないが、民主党政権よりは少しはましではないかと思っている。

 衆議院選は、昨年暮れの麻生内閣誕生の頃からのびのびになっている。立候補予定者は気が気でないだろう。それでも総選挙は近日中に必ず行われる。選挙の結果がどうあれ、商売をするものにとっては、景気が良くなってくれることを一番に望んでいる。

水曜日, 7月 08, 2009

ブログで町おこし



 朝日放送の日曜日の朝の放送に「発見!人間力」という全国ネットの30分番組がある。7月5日には「日々ほぼ好日~パワフル銀行マンのブログ町おこし」というタイトルの放送だった。http://www.tv-asahi.co.jp/ningenryoku/

 放送に取り上げられたブログのタイトルは「日々ほぼ好日」で、奈良県在住で南都銀行にお勤めの鉄田さんが、「奈良検定合格に役立つブログ」と銘打って、奈良の魅力を丁寧に紹介している。僕がこのブログを知ったのは昨年の12月、かくれ里=白洲正子がらみでネットサーフィンしているときだった。その後も勉強になる話題が満載なので毎日覗くようになった。鉄田さんの出身地は和歌山県九度山町で、高野山町石道でお知り合いになった森下先生も九度山にお住まいなので余計近親間がもてるのだ。

 このブログには一日600件以上のアクセスがあると書かれていたが、テレビ放送の後は倍増しているようだ。コメント数もかなり増えている。やはりテレビの威力は大したものである。大勢の人に見てもらえることはうれしいが、責任も重くなる。「ブログが私の生活サイクルに完全に組み込まれている」とおっしゃる鉄田さんの事だから、今後も良い情報を書き続けてくれるだろう。大いに期待している。

火曜日, 7月 07, 2009

血圧計


 かなり以前から朝と夜の血圧を計っている。最近、血圧計の調子が思わしくなくなったので、今日新しいものと買い換えた。毎日の測定値をメモしてパソコンでデーターを記録している。過去10数年分のデーターが残っているが、毎日の数値はバラバラでも、一年の平均で見てみると殆ど変わっていない。

 血圧の正常値は、WHOのガイドラインによると、収縮期血圧が130mmhg未満、拡張期血圧が85mmhg未満となっているようだが、この数値は診察室血圧(病院などで測定した数値)のようだ。家庭で計る場合はもう少し低い数値が正常と言われている。僕の年間の平均血圧は146/88 mmhgだから、少し高めのようだ。健康診断でも高血圧だと言われているがあまり気にしないことにしている。

 血圧計には上腕部で測るものや、手首や指先で測るもの等、いろんな種類の物が発売されているが、上腕式の方が正確に計れるようだ。測る時刻はなるべく同じにしたほうが良い。測定の姿勢は、「心臓の高さにある上腕の血圧の値が基準」なので、椅子に座って測った方が良いそうだ。

 今回買ったのはオムロン製で、上腕式のごく一般的なタイプだが、以前のものより改良されて使いやすくなっている。今夜からこの血圧計の数値を記録することにしよう。

日曜日, 7月 05, 2009

たじひの里で


 「和太鼓の演奏を聞きにいけへんか」とTさんに誘われて、松原市文化会館での催しを鑑賞してきた。Tさんのお客さんが和太鼓の演奏で出演されるとのことだった。開演は午後1時だが、少し早めに会場に着いたので良い席に座ることが出来た。4時間近く和太鼓のほか、民話劇や河内音頭などを堪能させてもらった。

 今日の催しは、土田杳乎創作活動50周年記念「たじひの里で」と言うもので、河内のふるさとで芸能文化の創作活動を続けておられる、土田杳乎さんの50年に及ぶ活動をたたえた催しだった。

 河内地区は古くは丹治比(たじひ)の里と呼ばれ、数々の民話が伝えられているが、彼女の活動は、民話の掘りおこしや河内音頭の作詞、和太鼓の会の立ち上げなど、数え切れないものがある。特に、子供たちのために読書会を開いたり、学校や公民館などに積極的に出向いて、ふるさとを愛する心を育てようとしている。

 僕は、かなりの年月大阪に住んでいながら、河内方面のことは殆ど知らない。今日このような催しに接することが出来て本当によかったと思う。大阪を摂津、河内、泉州と分けて呼ぶことがあるが、それぞれの地区にはそれぞれの歴史があるのだなあと考えさせられた一日だった。

金曜日, 7月 03, 2009

敬老優待乗車証


 数日前、大阪市より封書が届いた。開封すると表題の交付申請書があった。大阪市では、市内在住の70歳以上の人に、市バス、地下鉄などの無料パスを配布していることは知っていたが、まさか自分がもらえるようになるとは・・・・・・ まだまだ若いと思っていたのに、もうそんな歳になっていたのか。うれしいような悲しいような、複雑な気持ちである。
 

 7月15日までに手続きを済ますように書かれていたので、昨日、区役所保健福祉センターの窓口へ申請書を提出してきた。9月5日の誕生日までにはICカードが届くようである。この優待乗車証では私鉄やJRは無料にはならないが、カードに現金をチャージしておけば利用できる。切符を買う手間が省けて便利だ。
 

 これまではスルット関西のプリペイドカードを買っていたが、このカードはJRには使えなかった。これからは優待乗車証のカード1枚で事が足りるのだ。ありがたいことである。

 しかし、大阪市交通局は大赤字を抱えている。特に市バスが足を引っ張っている。ワンコインの100円赤バスはいずれ廃止になるだろうとうわさしている。この敬老優待乗車証の配布もいつまで続くか分からない。

水曜日, 7月 01, 2009

エコポイントのこと


 省エネ家電の購入を促すことが目的の政府エコポイントの交換受付が始まった。申請の方法は所定の申請用紙に、購入商品の型番、製造番号、購入店名、付与されるポイント数などを記入して、保証書のコピーと領収書の原本を添付する。同時に交換商品を申請することも出来る。

 交換商品は、商品券やプリペイドカード、地域の産品などが書かれたカタログから選んで、申請書にコード番号を書くようになってある。カタログを見ても迷ってしまうだけだ。付与ポイントの交換期間は2012年3月まであるので、とりあえずためておくことも出来る。

 いずれにしても申請をしておかなければ権利が発生しない。申請書の記入は、原則的には本人がすることになっているが、邪魔くさがって申請しない人もいるのではなかろうか。そこで、サポート店制度が出来た。サポート店として登録済みの販売店は申請の代行をすることが出来る。そして、電球型蛍光ランプなどの省エネ商品とエコポイントとの交換が出来る。地デジアンテナ関連の工事代金の決済にも使える。

 サポート店制度をうまく利用すれば、省エネ家電を買ってもらったお客さまは、付与されたエコポイントを自店の売り上げアップに結びつけることが出来そうだ。何かと理解に苦しんだエコポイントだったが面白くなってきた。これからが正念場のようだ。