かくれ里

金曜日, 8月 31, 2018

平成最後の8月


長かった今年の8月が終わった。今年の夏は異常気象で日本中猛暑日が続いた。集中豪雨による水の被害も各地に発生し、大勢の犠牲者が出た。台風の発生件数も例年より多かった。
 
 当店の商売はそれなりに忙しかったが、自分の体調が芳しくなくお客様には迷惑のかけ通しだった。仕事の面でも大勢の方にお世話になった。おかげでほとんど完結することが出来た。
 
 体調不良というのは、腰部脊柱管狭窄症が悪化して歩行困難になった。愈々本格的な治療をしなければならなくなったようだ。今日は、かかりつけの先生に府立病院への紹介状を書いてもらった。
 
 来週月曜日に府立病院で診察を受けるが、その結果によっては手術になる可能性が高い。従って、しばらくこのブログの投稿も休むことになるだろう。体調が良くなった時点で再開しようと考えている。

木曜日, 8月 30, 2018

グラミン銀行



グラミン銀行は貧しい人のための銀行と説明されているが、これはバングラディシュの農村部で始まった取り組みである。担保を持たない人たちにお金を貸すが、あくまでも生活資金以外のお金だ。
 
 この銀行の創設者は、経済学者のムハマド・ユヌス博士だ。1940年生まれの78歳。グラミン銀行と共に2006年にノーベル平和賞を受賞している
 
 無担保で少額の資金を貸し出すマイクロクレジットは、貧困対策の新方策として国際的に注目され主に第三世界へ広がった。グラミン銀行はアメリカにも進出していて貸付金は殆どチャンと返済されている。そのためには色々な工夫がされているようだ。
 
 この銀行の日本版が来月開業することになった。日本では生活保護を受けている人が210万人いる。だが、保護は受けていないが保護の水準以下の人はその何倍といる。しかしチャンとした融資をする仕組みがない。途上国生まれの仕組みがそこを担おうとしているのでは。

水曜日, 8月 29, 2018

大 漁


大衆魚のサンマが不漁で7月に国際会議が開かれ、国ごとの漁獲量の割り当ての提案がされていた。ところが、今年のサンマ漁は活況のようだ。先週から本格化したサンマ漁だが、北海道根室の花咲港では久しぶりの豊漁に港は活気づいている。
 
 花咲港では、28日朝凡そ1300トンが水揚げされた。一日で1000トンを超える水揚げは久しぶりで、競りでは1kgあたり210円と先週の3分の1に値下がりした。
 
 昨年は大不漁で価格も高騰しが、今年は安くておいしいサンマが堪能できそうだ。根室市内の小売店では一匹100円を切る価格で販売されていたようだ。
 
 秋の味覚を代表する魚であるサンマはこれからが旬だ。細い柳葉型で銀色に輝く体形が刀を連想させるところから「秋刀魚」と表記される。塩焼きが絶品だが、刺身用としても流通している。今年はおいしいサンマが食卓に上がるのが増えそうだ。

火曜日, 8月 28, 2018

民送テレビの開局


日本のテレビ放送が始まったのは戦後間もない昭和28年だ。この年の月1日、NHKが東京で本放送を開始した。続く8月28日に民間放送の第1号の日本テレビ網が開局した。
 
 テレビ受像機のチャンネル数は6つしかなく、大阪ではNHKが第4チャンネル、民間局が第6チャンネルに割り当てられていた。その後チャンネル数が12に増えて、テレビチューナーの取替をしたこともある。
 
 当時の一日の放送時間は4時間程度でほとんどが生放送だった。野球、大相撲、プロレスなどのスポーツ中継が人気で、駅前などに設置された街頭テレビには人だかりができた。
 
 民間放送の開局と同時にテレビコマーシャルも始まった。やがて高度成長時代を迎え家電メーカーのテレビコマーシャルが盛んに流れ、それにつれて我々の商売は大繁盛したが、現在は夢の又夢だ。

月曜日, 8月 27, 2018

石破VS安倍


自民党総裁選は、石破、安倍の一騎打ちとなった。世論調査では安倍氏が優位に立っているが、巻き返しを図る石破陣営も党員の支持拡大に向けて動いている。
 
 自民党が結党してから何度も総裁選が行われているが一騎打ちは5回ある。このほとんどの場合現職が勝利している。しかし一騎打ちに敗れた候補も、その後は党内又は内閣に於いて重要なポストに就いている。
 
 衆議院議員石破茂氏は1957年生まれの61歳。28歳で初当選し衆議院議員を11期務めている。これまで、防衛大臣、農水大臣や自民党幹事長や政調会長などの重責を歴任している。
 
 石破氏の言動は分かりやすく説得力がある。だがこれまでには所属政党を転々としたが、1997年に自民党に復党している。今回の自民党総裁選挙は9月7日告示、9月20日投開票が行われる。おそらく安倍氏が勝利するだろうが、今後の石破氏への処遇についても注目していよう。

日曜日, 8月 26, 2018

ケイトウ


8月26日の誕生日の花は「ケイトウ」。漢字では「鶏頭」と書く。赤色の花が鶏のトサカに似ていることからそのように呼ばれているようだ。原産地はアジア、アフリカの熱帯地方で、日本には奈良時代に中国を経由して渡来した。
 
 夏から秋にかけて、赤や黄色などの花穂ができる。園芸種として橙・紫・ピンクなど様々な色の花も栽培されている。アルカリ性の土壌を好んで移植は好まない。種を直蒔きするのだが、日光の当たる場所では発芽しない。
 
 栽培はそんなに難しくなく、庭植えの場合、肥料はほとんどいらない。但したっぷりな水分が必要なので、根がしっかり張るまでは水やりを忘れないことだ。

 東南アジアの一部では、花と葉は食用にされているらしい。日本でも一時期食用として栽培されたこともあると書かれてあった。又、根や茎は干してからいぶして、ネズミ除けに用いられることもあるようだ。

金曜日, 8月 24, 2018

インターネット投票


インターネットによって世界が狭くなったように感じるが、海外には凡そ10万人の有権者が暮らしている。総務省の有識者研究会は,日本国内で行われる選挙にもインターネットで投票ができるとの報告書をまとめた。
 
 これを受けて政府は、来年度予算案の概算要求で必要な経費を求めて、インターネット投票の導入が可能かどうかの実験を行う計画のようだ。これには在外投票の投票率を上げたいという狙いがあるのだろう。
 
 海外の有権者は大使館などで投票しているが、遠方では無理だろうし投票用紙を日本に送る日数も考慮すると投票期間も短くなる。これまでの結果では全体の投票率に比べ著しく低い。
 
 具体的には、マイナンバーカードで本人確認した上での投票が想定されるが、投票の秘密を守るために、投票データーを暗号化して処理する積りの様だ。有識者研究会では、インターネットでの在外投票が可能なら、国内の投票にも応用できるとしている。

水曜日, 8月 22, 2018

喜劇王チャップリンのこと


チャップリンの名前だけは知っているがその人物のことは何も知らなかった。先日チャップリン研究家の大野裕之氏の話を聞く機会があってチャップリンについて色々知ることが出来た。
 
 大野氏は大阪府生まれで、京都大学と同大学院でチャップリンについての学士論文を書いたそうだ。劇団とっても便利で脚本・演出・作曲を手掛けている。2006年に大野氏が発起人となって日本チャップリン協会が設立された。
 
 チャールズ・チャップリンは1889年生まれのイギリス出身のエンターテナーである。映画の黎明期から数々のコメディー映画を作り「喜劇王」の異名を取った。
 
 チャップリンはドイツ・ナチ党の指導者、ヒトラーに強い反感を持ち、1940年発表の『独裁者』ではヒトラーを痛烈に批判している。大野氏はこの作品の制作時における裏話を興味深く話したが、ここでは割愛する。

火曜日, 8月 21, 2018

決勝戦


甲子園で連日熱戦が繰り広げられた第100回記念の高校野球大会は、大阪桐蔭が優勝した。史上初の2度目の春夏連覇だ。準優勝の金足農校も頑張ったが、東北初のVにはなれなかった。
 
 閉会式で両チームの選手にメダルを渡された。この大会では56チームの選手たちそれぞれが精いっぱい闘ったが、その代表となった両チームの選手たちは誇らしげだった。
 
 今大会の観客数は100万人を突破したそうだ。今年は猛暑の日が続いて、超満員の応援席の人たちも大変だっただろう。それでも各学校の応援の生徒たちはよく訓練がなされていて素晴らしかった。
 
 僕は野球にはあまり興味がないと書いたが、今年の高校野球は結構テレビ観戦した。各チームで注目を集めた少年たちの中から将来のプロ選手も生まれるのだろう。しかし、この世界で成功するのには運もあると思うが相当努力をしなければなるまい。

月曜日, 8月 20, 2018

93歳



マレーシアでは今年5月の選挙で93歳のマハティール氏が勝利し首相に返り咲いた。世界でこれまでに90代の人物が国家指導者に就任した例はほとんどない。
 
 NHKのきょうの料理に時々出演される ばぁばの愛称で呼ばれている 鈴木登紀子さんも93歳。現役の料理研究家だ。
 
 実は今日のテーマで93歳にこだわるのは、20数年前の話だが「山の辺の道」をTさんと二人で歩いた時のことだ。途中で元気なおじいさんと知り合いになってしばらく一緒に歩いた。お年を伺うと93歳とのことだった。「山の辺の道は大好きなコースで友人とよく歩いたが、みんな死んでしもた」と言っておられた。
 
 当時50歳後半だったが、おじいさんから大いに元気をもらった。添付した写真はパソコンファイルに残してある。おじいさんにあやかって僕も93歳現役でありたいと思っているのだが、マハティール首相や鈴木登紀子さんを拝見して心強くなっているところだ。

日曜日, 8月 19, 2018

アジア競技大会


第18回アジア競技大会は、8月18日より9月2日までの期間、インドネシアのジャカルタで開催される。昨夜開会式が行われた。年後に東京オリンピックを控えているだけに、いつもより注目を集めそうだ。
 
 実は、1962年にもジャカルタでアジア大会が開かれた。その2年後には前回の東京オリンピックが開催された。日本選手はこの時のアジア大会ではアジア№1の実力を見せ付けて、その勢いに乗って東京五輪大会を迎えたのだ。
 
 過去のアジア大会でも活躍し、2年後のオリンピックで大活躍した選手が沢山いる。今回の大会でも、2年後のメダル候補者が続々と名乗りを上げている。
 
 アジア大会で注目したいのは、1998年から始まった最優秀選手MVPだ。これまでに日本選手は3人選ばれている。最優秀選手MVPはマスコミ関係者の投票で選ばれるが、今回も投票が行われるのかはまだ決まっていないようだ。

金曜日, 8月 17, 2018

幻の甲子園



100回全国高校野球選手権記念大会は、821日の決勝戦に向けて連日熱戦が行われている。ところで、戦時中の1942年夏に行われた大会は、大会史上には記録が残っていない。このため幻の甲子園とも呼ばれている。開催までの経緯は、次の通りだ。
 
 1941年(昭和16年)に開催することになっていた第27回全国中等学校野球大会は、戦争の影響で、軍隊動員を図るため中止になった。
 
 翌1942年、「戦意高揚」を目的に文部省とその外郭団体が甲子園球場で野球大会を開催することになった。開催に当たって朝日新聞社が、大会の回数継承と優勝旗の使用を申し入れたが却下された。従って、全国高等学校野球選手権大会には記録されていない。
 
 試合は16チームで争われたが、軍事色のかなり強い大会になった。試合時にサイレンは鳴らさず、進軍ラッパで代用されたそうだ。8月29日の決勝戦では、徳島商が平安中(京都)を下して優勝した。

木曜日, 8月 16, 2018

遺骨収集事業


終戦から73年になる今も凡そ112万人の遺骨が戦地に残されままだ。厚生労働省は海外諸国に放置されたままになっている第二次世界大戦における戦没者の遺体を捜索し収容して日本に送還する事業を行っている。
 
 厚生労働省の調査によれば、2009年3月現在日本に送還された遺体は約125万柱になっている。2009年か始まった民間団体「空延隊」の活動に対しては、遺族側から収集方法が不適切である旨の指摘があった。
 
 2016年には新たな法律が施行され、国の責任で終戦から80年となる2025年まで集中的に遺骨の収集を行うとしている。遺骨の帰りを待つ遺族が高齢化する中で、収集を急がねばならないが、戦地から帰ってきた人たちの聞き取りだけでは限界があるとして、海外からの情報収集も重点的に調べ、資料の分析をしているようだ。
 
 今後の課題は、収集を行う担い手の確保だ。学生ボランティアもなかなか集まらないそうだ。学生が短期間でも参加できる仕組みを作ったり、退職後のシニア層に働きかけることも必要ではないかと言われている。国は責任を持って、遺骨収集の担い手を確保する必要があるだろう。

水曜日, 8月 15, 2018

この世界の片隅に


今日は73回目の終戦記念日だ。全国戦没者追悼式では、黙とうの後、天皇皇后両陛下からお言葉を賜った。続いて衆参両議院議長と最高裁判所長官が追悼の言葉を述べられた。
 
 先の戦争では、多くの命が失われた。戦時中の時代を実際に経験した人は少なくなったが、映画やドラマではその時代を克明に伝えているので、戦争を知らない人たちにも伝わっていると思うが、それぞれ、感じ方は違うだろう。
 
 一昨日、このブログに書いた『この世界の片隅に』の評判が良いので、AmazonでDVDを注文したら本日届いたので早速観た。物語の舞台は広島県呉市である。主人公「すず」の生きざまを通して戦時中の生活の様子を表現している。
 
 昭和20年の4月に僕たち家族は呉に疎開した。原爆投下の折のキノコ雲の描写のシーンは僕の記憶と同じだった。観終わって、戦争は絶対すべきものではないと思ったが、今も世界のどこかで戦争は行われているのだ。

火曜日, 8月 14, 2018

宇宙軍


アメリカのトランプ大統領は宇宙軍の創設を指示した。米政府の計画では、前段階として空軍の宇宙分野を独立させ宇宙軍を設置するとともに、国防総省に次官補を置くとしている。
 
 ペンス副大統領は9日の演説で、2020年までの創設を目指すと表明した。陸・海・空・海兵隊・沿岸警備隊に続く6番目の軍となるが、議会の同意が必要だ。
 
 ペンス氏は宇宙での安全保障システム整備に向け、今後5年間で総額80億ドルの追加支出を求めた。しかし、議会や米軍内には難色を示す向きもあって、構想実現には曲折も予想される。
 
 米議会予算局によると、米国の財政赤字は2020年度までに1兆ドルを超える見通しだ。宇宙軍創設のヒマはあってもカネはない。そうなると考えられるのは、「同盟国」を理由に日本に負担を求めてくるのではという、うがった見方もあるようだ。

月曜日, 8月 13, 2018

コトリンゴ


「コトリンゴ」こと本名三吉里絵子は、1978年生まれの40歳。アメリカのバークリー音楽大学で学位を取得。卒業後、J-POPの音楽家として活躍している。
 
 「コトリンゴ」という名前は、大好きな小鳥と毎日食べていたリンゴを合わせてできた名前だそうだ。2016年に映画『この世界の片隅に』の音楽を担当し、様々な賞を受けている。
 
 僕が「コトリンゴ」を知ったのは、ラジオ深夜便で「悲しくてやりきれない」を聞いてからだ。この曲はサトウハチローの詩に、ザ・フォーク・クルセダーズの加藤和彦が曲を付けたものだ。彼女の独特な歌い方が気になって「コトリンゴ」で検索してみたのだ。
 
 悲しくてやりきれない tps://youtu.be/E0PPGu28jHU

  ところで、映画『この世界の片隅に』は   こうの史代 の漫画を映画化した長編アニメーション映画だが、上映が600日以上続くロングランになっている。累計動員数は209万人、興行収入は27億円を突破し、世界60以上の国と地域で上映されている。製作の資金をクラウドファンディングで一般から調達したことでも良く知られているようだ。  

日曜日, 8月 12, 2018

日米通商協議


日米の通商協議(FFR)が9日、ワシントンで行われ、日本側の茂木経済再生相と米側からライトハイザー通商代表との間で議論した。日本側はTPPへの復帰を求めたが、米側は日米二国間の通商協定を求めた。初日は双方が立場を確認し会って終了した。
 
 アメリカはいま自動車の輸入に20%の高額の関税をかけることを検討している。日本からアメリカへは年間170万台規模の輸出をしている。20%の関税がかかれば車一台66万円の負担が増えることになるので、何としても抑えたいところだ。
 
 茂木経済再生相は二日目の会合の後、日米双方が貿易をさらに拡大させる重要性を認識していると指摘。ライトハイザー代表とは幅広い分野について意見を交換し、その上で双方の共通認識に基づき協力分野を拡大することで一致したと述べた。
 
 茂木経済再生相はさらに、9月をめどに次回の会合を開催することを明らかにした。

土曜日, 8月 11, 2018

日本型リーダーシップ


鴻海グループ副総裁からシャープの社長に就任した戴正呉氏が率いるシャープの、2017年度の決算は4年ぶりに黒字決算に転換した。
 
 戴社長は、シャープの本社機能を堺工場内に移転する際に、創業者の早川徳治氏の銅像も旧本社から移設し、出勤時には一礼を欠かさない。それほどに早川徳治氏を尊敬し、経営信条を継承しようとしている。
 
 8月3日の社長メッセージで、八尾工場での冷蔵庫生産を来年9月までとし、白物家電の国内生産から撤退する。栃木工場での液晶テレビ生産も年内に打ち切って海外生産に切り替え合理化を図ると説明した。
 
 戴正呉社長の「経費節減」は徹底している。社長の住まいはシャープの社員寮だ。「清貧」に徹する姿勢がシャープ社員から信頼を寄せられる源泉になっている。戴社長のリーダーシップは,鴻海流で有言実行する「日本型リーダーシップ」のようだ。

金曜日, 8月 10, 2018

キャッシュレス化


現金のやり取りなしで決済する「キャッシュレス化」が世界的に進んでおり、民間消費に占めるクレジットカードとデビットカードの割合は世界では40%に上っている。日本では17%程度だ。現金決済を好む文化が根強く、ATMなど金融インフラも整備されており現金決済が便利だからだ。その上、治安も良い。
 
 しかし、2020年の東京オリンピックなど、外国人観光客向けにキャッシュレス環境を整える目的もあり、経済産業省は今年4月に、2027年までに民間消費のキャッシュレス決済を40%程度にする目標を定めたようだ。
 
 ソフトバンクとヤフーは日本国内でキャッシュレス決済の普及を促進することを目的に合弁会社PayPay(ペイペイ)を設立し、バーコードやQRコードを使って決済ができる『スマホ決済サービス』を開始することになった。
 
 キャッシュレス化には、現金を持ち運ばなくて良いだけでなく、取引記録のデーター化でお金の管理が容易なるなどのメリットがあるが、個人情報漏洩のリスクもある。セキュリティー対策のことも併せて考える必要があるのでは。

木曜日, 8月 09, 2018

日銀の動向


日銀は2013年4月に、新たな金融緩和の枠組みとして「量的・質的金融緩和」を導入した。この時の黒田総裁の説明では、2%の物価上率の目標達成時期を2年程度の期間を念頭に出来るだけ早期に実現するとしていた。
 
 しかし5年経った今も物価上昇率2%は達成できていない。物価目標の達成は2021年以降になる見込みで厳しい戦いが続くようだ。
 
 これまでの異次元緩和によって長期金利はすでにゼロ%程度で追加緩和の余地はなく、緩和の長期化による副作用が積もっている。金融機関からは「この金利水準では儲からないから何とかしてくれ」と常日頃愚痴を聞かされている。
 
 黒田総裁は7月30・31日の金融決定政策会合で「金融政策を柔軟化する」「緩和長期化が金融機関に与える副作用の対策を検討する」などと報じられた。だが副作用の対策と言っても具体的なことは何も出てこないのがほとんどだ。

水曜日, 8月 08, 2018

自民党総裁選挙


9月に開催予定の自民党の総裁選挙は、党員と党所属の国会議員の投票で決まる。これは党の総裁を決める自民党内の選挙だが、今回は、事実上、日本の総理大臣を決める選挙だ。
 
 この選挙には、3選を目指す安倍総理と石破元幹事長、それに野田総務大臣が立候補を考えているようだ。3人とも今のところ正式に立候補を表明していないが、自民党所属の国会議員の間では安倍3選支持でまとまっているようだ。
 
 今月の世論調査によると安倍内閣の支持率は、「支持する」と「支持しないが」共に41%で拮抗している。国民は自民党内の内向きの選挙ではなく広く関心の持てる政治を望んでいる。
 
 選挙の結果は、おそらく安倍総理が3選を果たすことになると思うが、国内外共に課題の山積する現代だが、僕は、日本のかじ取りは安倍氏に任せることが最善だと思う。

火曜日, 8月 07, 2018

全国高等学校野球選手権大会


毎年8月に開催される高校球児による野球の全国大会は今年第100回を迎えた。大会の出場校は6月から7月にかけての地方大会で決まる。今回は史上最多の56校が選ばれた。
 
 正直なところ僕は野球競技にはあまり関心がないのだ。プロ野球の選手の名前も殆ど知らない。高校野球もテレビ観戦はあまりしない。特に夏の大会は仕事が忙しくて野球観戦どころではなかった。
 
 ところが今年は事情が違った。7月末から8月初めにかけてエアコン工事などで身体に負担をかけた。結果、持病の脊柱管狭窄症が悪化したようだ。歩行不能となって高校野球のテレビ観戦で気を紛らせた。
 
 選手たちの活躍も見ごたえがあったが、応援席の生徒たちの応援風景も素晴らしかった。今年の優勝校はどのチームになるのかはわからないが決勝戦まで注目していよう。しかし、いつまでもテレビ観戦している訳にはいかないのだ。明日からは仕事に復帰しようと思っている。

金曜日, 8月 03, 2018

時価総額


米国の株式市場でアップルの時価総額が初めて1兆ドル(約110兆円)を突破したとのニュースが報道されている。これは、日本企業で時価総額最大のトヨタ自動車(約23兆円)の凡そ5倍に匹敵する。
 
 米市場で時価総額が初の1兆ドル達成を巡っては、アマゾン・ドットコムが達成間近と思われていたが、利益水準や株主還元で上回るアップルに軍配が上がったと伝えていた。
 
 アップルは、主力のスマートフォンの高価格路線や関連サービスで稼ぐ戦略で成果を上げ、市場予想の成長期待が一段と高まったようだ。
 
 アップルやアマゾン、グーグルなどのハイテク大手による「1兆ドル達成レース」に注目が集まっていたようだが、こんな場合には必ず聞かれていた、マイクロソフトとビルゲイツの名前を久しく聞いていない。

木曜日, 8月 02, 2018

介護保険制度について


介護に必要な高齢者は600万人を超え、かかる費用も10兆円にせまっているとのことだ。そこで、たとえ高齢者であっても経済的に余裕がある人には費用を多く負担してもらい、介護保険制度を将来にわたって継続させる目的で負担額の見直しが行われることになった。
 
 介護保険制度では、サービスを利用した際の自己負担はかかった費用の1割が原則だ。それが3年前に年収が280万円以上ある人は2割に引き上げられた。今回年収が340万円以上の人は3割に引き上げられることになった。
 
 しかし、自己負担にも上限が設けられていて一ヵ月で最大4万4千円である。それでも、年金で生活している人にとっては少なくない額だ。中にはサービスの利用を控える人もあって、様々な影響が考えられている。
 
 長寿社会になった現在、介護保険制度のおかげで家族の負担は軽くなった面はあるかもしれないが、医療と共に莫大な国家予算を必要としているのだ。長生きするならできる限り健康でありたいものだ。

水曜日, 8月 01, 2018

終活


終活という言葉が2010年頃から世間に広まり出して、2012年の新語流行語大賞のトップテン入りをしている。終活とは、「人生の終わりの為の活動」の略で、人生の最期を迎えるにあたっての様々な準備や人生の総括を意味する言葉である。
 
 日本社会は急速に高齢化が進み、高齢者の間では、周囲に迷惑を掛けずに人生を終わるための準備をする必要性が増してきた。現代のように、少子の家庭や未婚者が珍しくない時代では、次世代への大きな負担はかけられない。
 
 地域社会での人間関係も希薄になっており、終活は社会現象となりつつある。終活には個人が自発的に行うだけでなく、行政が支援や助言する例もある。横須賀市では、身寄りのない市民から、遺言の保管場所や墓所などを生前に聞いておき、没後に対応する「終活情報登録事業」を行っているそうだ。
 
 僕達夫婦も後期高齢者になった。一人娘は20年前に嫁がせた。そろそろ終活のことを考えねばならなくなったようだ。数か月前より過去の写真や文書の整理を始めている。パソコン内に自分の誕生から100歳までの年別のホルダーをつくり、過去のデーターをデジタル化して歳別に保管し始めているところだ。