水曜日, 6月 30, 2010
ノスタルジーあふれた童画で有名な、日本画家の中島潔氏が、「生涯で最高の仕事」として取り組んできた46枚のふすま絵が完成し、京都・清水寺の成就院に奉納。一般公開された。
ふすま絵は、「かぐや姫」、「風の故郷」、「大漁」の3つのテーマで構成されている。命の無常と輝きを表現するために、詩人金子みすずの代表作の「大漁」をモチーフにして、イワシの大群の絵を五年間かけて書き続けた。
中島画伯は、「弱い命ほど一番輝く、それを表現した」「ふすま絵には、生きる姿を描いており、悲しいことがあっても苦しいことがあっても、絵を見て一瞬でも忘れてもらえれば」と語っている。
この展示会のことは、NHKテレビの「クローズアップ現代」で紹介された。反響が大きく、再展示の希望が殺到しているようだ。そこで、8月6日(金)~8月16日(月)まで、清水寺の成就院で再度展示されるようである。
火曜日, 6月 29, 2010
パソコンでラジオを聴く
ラジオ放送を、インターネットでサイマル配信するサービスの試験配信が始まった。大阪地区での試験配信は、ABC、MBS、ラジオ大阪、FMcocoro765、FM802、FMOSAKAの、IPサイマルラジオ協議会会員の6局のみである。
近年、都市部での受信環境の悪化や、若年層のラジオ離れなど、ラジオ業界が抱える諸問題の対応策として実施されたようで、2010年3月15日から8月31日まで試験的に配信され、2010年秋を目途に実用化を検討しているようだ。
試験サイマル配信の対象機器は、パソコンのみである。配信を受けるには、専用サイト「radiko.jp」から、「radikoのガジェット」などの対応ソフトを利用する。ユーザー登録は不要である。
試しに受信してみたが、音質は非常に良い。AM放送のABCとMBSは、ステレオで配信している。パソコンからの出力音声は、アナログ出力、USBオーディオ、光デジタル出力で聴くことが出来る。私的録音も可能だ。
土曜日, 6月 26, 2010
国際連合
国際連合は第二次世界大戦時の戦勝国が中心となって、1945年10月24日に発足した。現在の加盟国数は192ヶ国で、国連本部はアメリカ合衆国ニューヨーク市マンハッタン島にある。
日本が国際連合に加盟したのは、1956年12月で、80番目の加盟国となった。以降、安全保障理事会の非常任理事国に10回選出されている。
日本は国際連合を財政面から大きく支えている。国連の通常予算のうち20%近くを負担している。この負担に対し、日本国内では費用対効果の検証が必要だという意見も多い。
安全保障理事会の常任理事国は、アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランス、の五カ国だが、国際社会での発言力強化の為、日本はかねてから常任理事国になることを望んでおり、国際社会に強く働きかけているが、実現の見込みは極めて難しいようだ。
木曜日, 6月 24, 2010
参議院選挙
第22回参議院選挙が24日に公示された。投票日は7月11日である。政権交代後初めての本格的な国政選挙で、与党が過半数を維持できるかが焦点になる。
今回は、改選数の122人に対し440人ほどが立候補を予定しているようだ。この選挙は、米軍普天間飛行場の移設問題と、消費税を10%にする問題が大きな争点になるだろう。自民党など野党は、民主党の政権運営の混乱や昨年のマニフェスト違反を追及する構えだ。
しかし、我々にとっては、やはり景気が良くなることを一番望むところだ。その為にも、消費税の増税は当面行わず経済を活性化しなければならないと思う。
国民新党が言っているように、今後3年間で総額100兆円規模の経済対策を実現し、名目5%以上のGDPの達成目標を目安に、経済成長による財政健全化を図る必要があるのではなかろうか。
月曜日, 6月 21, 2010
夏至
今日は二十四節季の中の夏至。一年中で一番昼が長くて夜が短い日だ。日本中が梅雨のさなかである。夏至とはこの日を過ぎると本格的な夏が始まるという意味でもある。
日本各地では、太陽の生命力を得るために、夏至の日を祝う祭りが開催される。三重県の二見ヶ浦では夏至の時期にだけ夫婦岩の間から朝日が昇る。毎年ここでは「夏至祭」が行われて、白装束の善男善女が、天照大神を迎えるために祝詞を唱えながら海に入り、夫婦岩に向けて歩いていきます。
尼崎市では、ろうそくをともして環境について考えるイベント「百万人のキャンドルナイトinあまがさき2010」があった。主催者側のコメントは「このイベントが家庭で環境のことを話すきっかけになればうれしい」と語った。
ところで、冬至にはカボチャを食べる習慣があるが、夏至に食べる食べ物はあるのだろうか。京都では水無月という和菓子をたべるそうだが、他にはあまり聞かない。
水曜日, 6月 16, 2010
コンビニ弁当
コンビニ弁当の売り上げが低迷しているそうだ。弁当はコンビニの主力商品の一つでもあり、飲み物などが一緒に売れる相乗効果もあって、コンビニ全体の売上げを左右している。
原因はいろいろあるようだが、ファストフード店などとの価格競争。これまで上得意だった独身男性が、節約ブームに乗って手作り弁当を持参するようになったのも大きく響いているそうだ。
その他にも、景気の低迷が原因で、残業する社員が少なくなり、夜間の売り上げがダウンしているなどの理由もあるようだ。コンビニ各社は巻き返しに躍起となっている。
ローソンは、弁当や惣菜の調理を店内で行う新サービスを行うらしい。発表会によると、店内に約4坪ほどのキッチンスペースを設け、弁当・惣菜を調理し、消費者に出来たてを提供する。来店客数・時間帯に応じて調理回数を調整して廃棄ロスの削減も狙っているようだが、はたして期待通りに行くのだろうか。
月曜日, 6月 14, 2010
はやぶさ
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、快挙を成し遂げた。7年前に打ち上げた小惑星探査機の「はやぶさ」は、2005年の夏に小惑星のイトカワに到達し、離着陸に成功した。観測データーとサンプルを積んで2007年4月に地球に向けて針路をとった。
その間、数々のアクシデントに見舞われたが、自動復旧の出来る設計になっていて復旧に成功した。しかし当初の計画より3年延びて、2010年6月13日夜、はやぶさに搭載されていたカプセルが無事帰還したという。
着地地点はオーストラリア南部の砂漠だが、ほぼ予定通りの場所へパラシュートを開いて落下。大きな損傷もなく金属の光沢を保っている。ヘリコプターから写したその写真が公開された。
回収作業が順調にいくと、専用コンテナに収納し、18日には相模原市の分析施設に運び込まれてカプセルの内部を調べる。もし、砂が入っていて、小惑星イトカワのものと確定されたならば、素晴らしいことである。
土曜日, 6月 12, 2010
ワールドカップ
4年ごとに開かれるFIFAワールドカップは、2010年6月11日から7月11日にかけて、南アフリカで開催される。今回が19回目だがアフリカ大陸で開かれるのは初めてである。
日本は4回連続の出場を果たして日本国中で大そう盛り上がっている。しかし、僕はサッカーの熱狂的なファンではない。Jリーグの試合も、テレビ観戦はほとんどしない。
ワールドカップには、世界中から選抜された32チームが、AからHの8グループに分かれて戦った結果によって、優勝チームが決まる。日本はEグループに属し、オランダ・デンマーク・カメルーンと総当たりで戦って、上位2チームが1次リーグを通過できる。
最初の試合は、6月14日 21:00 よりカメルーンと戦う。相手は強豪チームらしいので結果が楽しみだ。テレビの生中継があるがおそらく観れないだろう。いずれにしてもよい成績を上げて1次リーグ突破を目指してほしいと願う。
水曜日, 6月 09, 2010
月曜日, 6月 07, 2010
アシウテンナンショウ
快晴の6月6日の日曜日は、コースを淀川から芦生に変えてのハイキングだった。この季節の芦生は数回訪れている。紅葉の頃の芦生にも何度も行っている。芦生は何回行っても飽きないところである。
メンバーは8家族11人である。9時過ぎに須後の研究林事務所近くの駐車場に到着。ここから、廃道となったトロッコ道に沿って歩く。途中、何か所もスリル満点の場所をヒヤヒヤ、ドキドキしながら歩く。折り返し地点の河原で昼食とコーヒータイム。
帰りのコースも同じだが、小よもぎ谷の作業場のあったあたりで 芦生天南星(アシウテンナンショウ)を発見。京都府の絶滅危惧種に指定されているこの花は、草丈が15~50Cmのさといも科の多年草で仏炎苞が紫色である。
よく見るとあちこちに咲いている。すこし興奮気味でカメラのシャッターを押しまくる。 芦生天南星との出会いもこの日の目的の一つだったので、タイミングがよくて大変ラッキーだった。
朝の出発点へは予定より早く戻れたので、帰路は「美山の里」へも立ち寄った。
金曜日, 6月 04, 2010
チームN川
幼なじみのN川君は無二の親友だ。仕事が違うのでしょっちゅうは会えないが、最近も一緒に山歩きをしたりする。
独身の頃にも山へはよく一緒に行ったが、休日の少ない僕はせいぜい日帰りの軽登山しか行けなかった。彼は本格的な登山をやっていて、ロッククライミングも本格的にやっていたようだ。
その彼が、先日、仕事関係の山愛好家の夫婦にたのまれて、ロッククライミングの手ほどきをしたそうだ。場所は兵庫県の百丈岩。若いころ僕も何度か行ったことのあるロッククライミングの練習場だ。
山愛好家の奥さんのHP「アルイタキオク」に、その顛末が描かれていたので、このブログにも貼り付けてみよう。
木曜日, 6月 03, 2010
ダブル辞任
昨年夏の総選挙で、政権交代を果たした民主党鳩山政権はもろくも崩れ去った。鳩山氏が総理大臣としての資質に欠けているといわれるが、彼は彼なりに一生懸命やっていた。しかし、どこか歯車のかみ合わせが悪く、国民の支持がどんどん遠のいていったのであろう。
鳩山氏は辞任表明に先立ち、小沢一郎幹事長にも辞任を求め了承をとりつけた。それにしても、参議院選を目前して二人が辞めねばならなくなった理由は、今度改選になる参議院議員たちの悲痛な叫びからだった。彼らにとつては民主党や国の問題ではなく、自分たちの問題になっていた。
鳩山内閣の支持率が20%を切って、下降に歯止めがかからない。このままでは当選がままならない。改選組を中心に「鳩山辞めろ」の声が高まった。危機感を抱いた小沢氏は鳩山氏に辞任を求めた。首相の地位にあまり執着のない鳩山氏は、「私は辞めますが、幹事長も身を引いていただきたい」と迫ったようである。
一夜明けた鳩山氏は、晴れやかとも言えるような表情だった。これに対し、小沢氏の態度は非常に硬く対照的である。いずれにしても、これからの政局がどのように展開するのか、注目しなければなるまい。