国際連合(国連)は国際平和の維持や経済などに関する実現の目的の為に、1945年に設立された国際組織である。日本は敗戦後、サンフランシスコ講和条約調印の後1956年に加盟した。
現在の加盟国数は193か国で、総会は毎年9月に開かれる。各国が1票の表議権を有し多数決制がとられている。その他にも各種理事会があって、安全保障理事会は,15か国で構成される。
15か国のうち、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国は常任理事国で、それ以外の10か国は総会において2年の任期で選ばれる非常任理事国である。日本はこれまで非常任理事国に10回選ばれている。
国連の運営予算は各国の支払い能力を考慮した分担金が決められる。2013年の分担率はアメリカが22%でトップ、2位が日本で10.8%、3位がドイツで7.1%などだが、加盟国のうち滞納している国が50か国以上ある。
国連で働いている人の数は約8万人で、秘書などの間接的な人をのぞいた専門職は3万人強。この内日本人は764人で全体の2.4%です。分担金は260億円支出しているが、分担率10.8%に見合うだけの職員がいないのだ。もっとも2000年ごろの分担率は20%を越えていたが、職員は500人未満だったそうです。