シャープが元気
噂では聞いていたが、シャープが堺に液晶パネルの新工場を建設すると正式発表した。新工場は、現在主力の亀山工場を上回り、世界最大の規模になる模様である。投資額は3800億円で、ソーラーなどの関連産業を含めると1兆円規模に達すると言う。今年11月に着工し、2010年3月までに生産を開始する。
新工場では「第10世代」といわれる、3m×3mの液晶基板を投入し、40型から60型クラスの大型テレビの生産を強化するそうだ。シャープの他にも関係先の部材メーカーも一緒に進出するから、堺は液晶関連産業の一大集積地となる。
大阪府は以前から誘致に積極的だったので、太田知事は大歓迎の意向を示している。シャープにとっても本社地であり、関空も近いことなので好都合であろう。
それにしてもシャープは元気だ。松下も元気だが、ここに来てメーカー間の格差は歴然としてきた。近い将来、この業界にも再編の動きが始まるのではなかろうか。